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http://www.mainichi-msn.co.jp/science/news/20050906k0000e030034000c.html
【ウィーン会川晴之】1986年4月に旧ソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノルブイリ原発事故について、国際原子力機関(IAEA)や世界保健機関(WHO)の専門家グループは5日、放射線被ばくによる最終的な死者数は約4000人と推計する調査結果を発表した。史上最悪の原発事故による死者数については、数万人〜数十万人とするさまざまな推計があったが、これまでの数字を大幅に下回った。
専門家グループによると、同事故の被ばくが原因となったこれまでの死者数は、消火活動などで被爆した救急隊員や原発周辺に住む子供たち計56人。多くは事故後数カ月で死亡した。
今後は(1)86年〜87年に現場の復旧工事に当たった作業員約20万人(2)汚染地域から避難した住民約11万6000人(3)避難せずに居住を続けた住民約27万人−−の計約60万人のうち約4000人が、がんや白血病で死亡すると推計した。
従来の推計値より大幅に死者が下回ったことについて、WHOのレパチョリ部長は「喫煙や飲酒など他の要因に起因するがんなどで死亡する人が多い。住民の中には、ウオツカを飲むと被爆による悪影響を緩和できると思っている人も多い」と指摘。旧ソ連崩壊後の経済状況の悪化や生活習慣の変化が住民の平均寿命の低下をもたらしているとの考えを示し、従来の推計値の科学的根拠に疑問を投げかけた。
調査には8つの国際機関とウクライナ、ロシア、ベラルーシから100人を超す専門家が参加した。報告書は600ページで、6日からウィーンで開く専門家らの会議で報告する。
▽ベラルーシで医療支援活動をした小池健一・信州大医学部教授(血液腫瘍学)の話 事故時の大量被ばくだけで30人以上が死亡した。これまでの死者数が56人とは、ちょっと信じられない。がんや白血病の原因が被ばくかどうかを個別に判断するのは難しい。専門家グループが、そのあたりをどう判断したのかを見極める必要がある。
毎日新聞 2005年9月6日 10時33分 (最終更新時間 9月6日 12時05分)
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