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http://www.asahi.com/international/update/0617/003.html
イラン、核報告に誤り IAEAに認める
2005年06月17日03時02分
イランが、これまで国際原子力機関(IAEA)に報告していたよりも5年遅い98年まで、プルトニウムの抽出実験を行っていたことがわかった。IAEA保障措置局長のイラン報告草案で明らかになった。意図的に隠していたとすれば虚偽報告となり、保障措置(核査察)協定上の新たな違反行為となる。
イランはこれまで、88年から93年にかけて、実験室レベルのプルトニウム抽出実験を行ったとしていた。だがIAEAが抽出されたプルトニウムを化学的に分析した結果、実験が93年以降に行われたことが判明。イラン側を問いただしたところ、これ以降にも95年に再処理作業を行い、98年に抽出作業を行ったことを認めた。抽出量については少量で、核兵器製造につながるような量ではない。
報告はさらに、イランが「核の闇市場」を通じて行った、ウラン濃縮用の遠心分離器調達計画についても、イラン側の証言が、発注時期と実際の納入時期の前後関係が矛盾するなど、真実を述べているとの確証が得られないと指摘。イラン側が調査に誠実に対応せず、事実関係の隠蔽(いんぺい)を図っている疑いがぬぐえないことを示唆している。
2005年06月23日17時51分
イラン原子力庁は22日、ロシアの協力でイラン南西部の都市ブシェールに建設中の原発施設を一部の外国メディアに公開した。会見したアサドラ・サブリ同庁副長官は、来年末までに稼働するとの見通しを述べ「核燃料は数カ月以内に搬入される」と話した。
施設は84%が完成。原子炉格納容器の中に原子炉があった。直径56メートルの原子炉ドーム内では、多数のロシアとイランの技術者が働く。燃料が搬入されると、ドームへの立ち入りはできなくなる。隣にある発電用施設の建屋でも、巨大なタービンが置かれ、溶接作業が進んでいた。
この原発は74年に当時王政のイランとドイツ企業が契約して着工したが、79年のイスラム革命で中断。イラン・イラク戦争で87年にイラクの爆撃を受け、95年にロシアが再建を受注した。今年2月末、ロシアとイランは核燃料供給協定に調印。米国の反対を受けながらも、使用済み核燃料をロシアに返還させることを条件に建設していた。
原発の公開は、大統領選で国際的に注目されるなか、外国メディアに「核の平和利用」をアピールする狙いがある。
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