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http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200506230188.html
2005年06月23日11時42分
北海道電力泊原発や九州電力川内原発などの点検作業に関連する内部情報が、インターネット上に大量に流出していたことが23日、明らかになった。点検を請け負う三菱電機子会社の社員のパソコンが、ファイル交換ソフト「ウィニー」をねらったウイルスに感染したのが原因と見られる。経済産業省原子力安全・保安院の原子力防災課は「電力会社を通じ、情報収集を続けたい」としている。
三菱電機によると、流出したのは子会社「三菱電機プラントエンジニアリング」(MPE)が担当した定期検査の工事報告書などで、いずれも外部には公表していない。データは数年分にわたり、約40メガバイト(フロッピーディスク約30枚分)になるという。中には点検時に原発内部を撮影した画像や作業員の名簿、担当技術者の宿泊先など悪用のおそれのある情報も大量に含まれていたとみられる。
関係者によれば、流出データには、北海道電力、九州電力同様、関西電力の情報が含まれていた可能性もあるという。
三菱電機によると、流出元はMPE神戸回転機事業所(神戸市)に勤務する発電機周辺機器の整備の担当技術者(30)の個人パソコンで業務にも使用していた。MPEでは、個人パソコンの業務への使用を禁じてはいなかった。
三菱電機は22日、ネット上に流出した情報の一部と技術者のパソコン内に残されていたデータが一致することを確認。「情報が流出したことは誠に遺憾。全容確認を急いだ上で真摯(しんし)に対応し、再発防止策を講じたい」(広報部)としている。
ただ、三菱電機は原子炉やタービンは手がけていないため、今回の流出分に放射能に直接関係のある情報が含まれている可能性は少ないという。
原子力施設では、01年の米同時多発テロ以降、核物質防護の重要性から警備が強化されている。国内でも、燃料の保管場所や警備体制の情報などが内部から漏れた場合を想定し、原子炉等規制法を改正した12月1日から施行される。
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〈キーワード・ウィニー〉 パソコンの使用者同士がインターネットを通じて音楽や映像などを自由に交換できるようにする「ファイル交換ソフト」の一つ。ソフトはネット上で手に入れることができるが、著作権の侵害が指摘されているほか、同ソフトを経由して感染するウイルスによって、利用者自身のパソコンから情報が漏れる危険性がある。これまでに京都府警や大学病院などで捜査関係書類や患者の個人情報が流出した。開発者は著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われ、京都地裁で争っている。
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