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http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050606k0000e040040000c.html
99年9月に臨界事故を起こした茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」は6日午前、事故現場となった転換試験棟内にある主要機器類の撤去を始めた。作業は年度内に終了予定で、機器類は200リットルドラム缶に入る大きさに切断され、低レベル放射性廃棄物として同社敷地内で管理される。
白の防じん服を着た作業員ら13人は午前8時半に試験棟に入室。今もごく微量の放射線を出し続けている沈殿槽(高さ約80センチ、直径約50センチ)を架台から取り外す作業に取りかかった。撤去予定の主な機器類は計11個。排風機など試験棟の維持管理に必要な設備はそのまま残される。
機器類撤去を巡っては、「事故の教訓を後世に伝えるべきだ」と現場保存を主張する村上達也村長に、「原子力と共存してきた村のイメージを損なう」と村議会が反発。約1年の議論を経て、村は昨年9月に「復元可能な状態での保管」を条件に受け入れを決めた。国が代替案として提案した主要機器類の模型(レプリカ)は、今年度内に同村村松の「原子力科学館」に設置される予定。製作費5000万円は経済産業省が支出する。
事故は99年9月30日、沈殿槽に制限量をはるかに上回るウラン溶液が入れられたため発生。作業員2人が死亡し、業務上過失致死罪などで当時の事業所長ら6人の有罪判決が確定している。【須田桃子】
▽JCOの宮内宏和・総務グループ長は「事故で多くの方にご迷惑をおかけしたことを改めておわび申し上げたい。安全に作業を進めることを第一に、環境にも配慮しながら作業を終えたい」と話した。
毎日新聞 2005年6月6日 11時06分
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