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http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050610k0000m040098000c.html
中国電力は9日、松江市鹿島町の島根原発2号機(沸騰水型、82万キロワット)で、プルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を燃やすプルサーマル計画を2010年度までに実施する方針を明らかにした。月内にも地元の島根県と松江市に事前同意を求める。
プルサーマルは国の核燃料サイクルの一環で、電気事業連合会は10年度までに全国16〜18原発で実施する計画。東京電力と関西電力が先行して進め、東電福島第一原発3号機と柏崎刈羽3号機が国の安全審査を終え、関電高浜3、4号機も審査に入ったが、東電のトラブル隠し発覚(02年8月)や美浜3号機蒸気漏れ事故(04年8月)で地元の反対が高まり、いずれも計画は中断。後発の九州電力玄海3号機と四国電力伊方3号機で国が安全審査を行っている。
この日、島根県の澄田信義知事を訪ねた中国電力の高東進副社長は「安全を最優先し、地元のご理解を得られるよう努力したい」と述べ、澄田知事は「二酸化炭素削減などのエネルギー対策は大切。県民の信頼を損なわないよう安全に配慮してほしい」と話した。【酒造唯】
毎日新聞 2005年6月9日 21時22分
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