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日本原燃(青森県六ケ所村、児島伊佐美社長)は9日、使用済み核燃料再処理工場の貯蔵プールの一部で水漏れが発生したと発表した。同プールはかつて不良溶接が原因で漏水事故が起き、修理後の昨年1月に国の検査に合格しているが、原因究明や補修に手間取れば、試験や操業の日程に影響が出そうだ。
同社によると、漏水が発生したのは貯蔵プールの「バーナブルポイズン(BP)取り扱いピット」と呼ばれる部分。水は微量の放射性物質を含んでいるが、建物の外部には出ておらず環境には影響ないという。
昨年12月にこのピットの水を抜き一部装置の交換工事に着手した。工事が終了した今年5月末から再び水を張り始め今月2日に完了、8日になって巡視中の同社社員が漏水を発見した。このためこの工事が水漏れに影響した可能性もある。漏れた水は9日午前10時半現在で855cc。同社はピットをプールから遮断して水を抜き原因を調査する。 (20:52)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050609AT1G0902509062005.html
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