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(回答先: セラフィールドは放射能漏れを関知できず、プルトニウム廃液溜りが床に9ヶ月放置[Independent] 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 5 月 29 日 20:18:50)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200505260033.html
中学生向け英再処理施設見学 事故説明せず募集 日本原電
2005年05月26日
日本原子力発電の原発がある福井県敦賀市と茨城県東海村の中学生計10人に今夏、英国の核燃料再処理工場などを訪問してもらうツアーを、同原電が計画している。ところが、目的地の再処理工場では4月に使用済み核燃料の溶液が大量に漏れる事故が起きたばかりで、操業停止の状態。同社や系列の財団が5月16日から市と村の教育委員会を通じて募集を始めたが、事故についての説明は一切なく、両市村教委は「事故のことは知らなかった。状況を聞いて対応を決めたい」と困惑している。
日本原電と系列の財団法人は、敦賀市と東海村の中学生を対象に、英国に約10日間派遣する事業を03年から2年に1度実施し、今年で2回目。旅費は1人30万円以上かかるとみられ、10万円は参加者が負担し、残りを日本原電が補助する。
今年は7月29日から8月7日の9泊10日の日程で、再処理工場のあるセラフィールド周辺に4日間滞在し、うち1日はセラフィールド事業所を訪れる。後半はロンドンなどを観光する。
両市村の教員2人と日本原電社員2人が引率する計画で、両市村教委を通じて5月16日から月末まで募集しており、すでに計4人の応募を受け付けたという。
ところが、セラフィールドにある「ソープ」と呼ばれる再処理工場で、プルトニウムにウランを混合した酸化物(MOX)燃料の原料製造の前工程の配管が破損し、使用済み核燃料の硝酸溶液が約83立方メートル漏れているのが4月中旬に見つかり、同工場は操業を停止している。
英紙タイムズによると、漏れた溶液にはプルトニウムとウラン計20トンが含まれ、このうちプルトニウムは約200キロ。無人作業区域内のため、従業員への被曝(ひばく)や外部への放射能漏れはないが、漏れた部屋は強い放射能で汚染されている。
回収には数カ月かかるとみられ、操業再開のめどは立っていないという。地元メディアは工場がこのまま閉鎖される可能性もあると指摘している。
IAEA(国際原子力機関)などが策定した事故の国際評価尺度ではレベル3(重大な異常事象)と発表されている。日本国内の原子力施設の事故では、99年のJCOウラン加工工場の臨界事故のレベル4が最高で、95年の高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故はレベル1だった。
この事故について日本原電は両市村教委に一切説明していなかった。両市村教委は「事故が事実かどうかなどを確認したうえで今後の対応を検討したい」と話している。日本原電は「外部への放射能漏れはないと聞いているので問題はないと考えている。市村教委には今後説明したい」としている。
NPO法人「原子力資料情報室」の沢井正子さんは「放射能汚染が強く事故発生から1カ月以上たっているのにいまだに溶液が回収されていない。そんなところに見学に行くのは、とても理解できない」と話した。
2005年05月30日18時58分
29日付の英インディペンデント紙日曜版は、英中部セラフィールドのソープ核燃料再処理工場で4月中旬に発見された高レベルの放射能溶液漏れ(発見後操業停止中)について、パイプの破損が昨年8月に始まっていたのに、工場側が最長9カ月間事故を見過ごしていた可能性があると報じた。
工場を管理する特殊法人・原子力廃止措置機関(NDA)は工場閉鎖の決定を視野に入れ、政府側と協議している。
英国原子力グループ(BNG)によると、放射能溶液漏れは4月19日に発見された。配管の破断で、使用済み核燃料のプールから83立方メートルの硝酸溶液が工場内に漏れだした。
英紙などによると、BNGの事故報告書では、金属疲労により配管から溶液が漏れだしたことを示す指標が04年8月に出ていたという。
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