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小泉のインチキ政治がホリエモンの詐欺ビジネスと同根で、日本人は手品に喜んでいるという公認会計士の指摘は、さすがにプロだけあって核心を突いている。
以下は『山根ブロッグ』からの引用。
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ホリエモンと小泉純一郎 −32005-09-14 [印刷]
二人に共通する第4の点は、共にプロ顔負けの手品師であることです。
ホリエモンが数々の違法なトリックを駆使し、株式市場を騙して巨万の富を築き上げたのは、このブログで具体的な根拠を示して明らかにした通りです。
またこの人物は、自分自身をも手品のタネと思っているようですね。フジテレビとのドンパチの時など、数々の傲岸不遜な言辞を弄していながら、自分の立場が悪くなるとトタンに手のひらをかえすように、「従業員様」、「株主様」、「役員様」などと急にしおらしくなって臆面もなく言ってのける人物です。
このたびの総選挙への出馬にしても、「今まで投票になんか行ったことがない」とか「政治なんて頭の悪い連中がすることだ」などとさんざんに政治とか政治家をコケにしておいて、いざ自分が出馬するとなると、小泉親分のにわか子分となって、「改革、改革」と口走って日本の政治をなんとかしなければならないと、口裏を返しているのです。
まさにカメレオンですね。そう思ってホリエモンを改めて見てみますと、目つきから顔つきまでカメレオンに見えてくるから不思議です。ただ、カメレオンほどの愛嬌はないようですが。
小泉純一郎さんはといえば、これまたホリエモンをしのぐトリックの名手です。ホリエモンはたかだか日本の株式市場をゴマカシているだけなのに対して、小泉さんは日本全体をゴマカシているのですから。
首相在任の4年4ヶ月の間に国会の場で、舌鋒鋭くせまる野党の論客に対して、この人ならではの詭弁を弄しては、スルリスルリと身をかわしてきました。日本の政治の歴史において“変人マジシャン”として後世に名前が残ることは必至です。シレッとした顔をして論点をはぐらかすのは見事なもので、トリックの急所をつかれて、自分に都合が悪くなるとピント外れのことを大声で喚き出す総理大臣なんて前代未聞でしょうね。
小泉政権4年4ヶ月のトリックの集大成が、まさに郵政民営化法案でした。この法案に賛成か反対かと問いかけて、賛成する者は改革派の善で、反対するものは抵抗勢力の悪であるという具合に論点を巧みにすりかえていることです。詭弁そのものであり、国民を愚弄し、騙そうとしているのです。尚、詳しくは、「郵政民営化−2つのゴマカシ」をご覧下さい。
思い起せば、一国の首相がこんな子供だましのことを国会の場でよくヌケヌケと言うものだと思ったのは何回あったことでしょうか。
すでに述べたように、『フセインがいまだ見つからないからといってフセインが存在しないとは言えないように、また大量破壊兵器が見つかっていないからといって大量破壊兵器がイラクに存在しないとはいえない』と言い放って、イラク戦争の大義をゴマカしたのに加え、イラクのサマワ地域が法律でいっている「戦闘地域」に該当するかどうか質問されたのに対して、
「法律の上では、自衛隊は戦闘地域には派遣されないことになっている。しかるに、現在イランのサマワ地域に日本の自衛隊が派遣されている。故に、サマワ地域は戦闘地域ではない。」
と、およそ詭弁の見本のようなことを繰り返すのみで、テレビで一連の問答を見ていた私は、まさに唖然呆然といったところでした。
イラク戦争の大義としての大量破壊兵器の存在についての質問をゴマカシたことといい、サマワ地域が戦闘地域であるかどうかの質問をゴマカシたことといい、小泉さんには政治家としての良心とか誠意など存在しないのでしょう。
とにかく目くらましを投げつけて、その場その場をゴマカシ、一般大衆を錯覚に陥れるのですから、まさにマジシャンであり手品師です。
ただ一般の手品師が観客を楽しませることを目的としているのに対して、小泉さんの場合には、観客(国民全体のことです)を楽しませるどころか、場合によったら観客の生命と財産をも危うくしかねません。
しかもその小泉自民党を献身的に支えているのが、トップの号令一下、右にならえになる公明党なのですから危惧の念は更に大きくなっていくのです。
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ここで一句。
“公明党あんた自民のなんなのさ” −宮城、よねづ徹夜。
(毎日新聞:平成17年8月17日号より)