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選挙戦最終日の9月10日、一人のホームレスから電話が入ります。すぐに、近くのアパートの空き室を借り、布団を運び込んで、その日から泊めます。食事は、私が経営する下宿屋に食べに来てもらいます。
自民党圧勝で終わった投票日翌日、件のホームレス氏、生活保護申請の相談に来ます。飲食店を経営していたが、客が減って閉店した。職安の紹介で、愛知県の工場に働きに行ったが、週3、4日しか仕事がなく、部屋代と食費を引かれるとほとんど残らない。帰る金もないので満期まで辛抱して、帰省旅費を貰って戻ってきた。路上で寝泊りしていたが、残っていたお金を使い果たした。
生活保護を申請に行ったら、住むところが定まっていないと申請を受けられないと言われ、ここは敷金も保証人もなくても入れてくれるから相談してみなさいといわれた。そんなうまい話があるはずがないと思い、他の手立てを探したが、どこもなくて、思い切って電話してみた。57歳、男性。親子妻なし、妹一人、知的障害者施設。
家賃証明と、貸室契約書を持たせ、当社の担当者が同伴して保護申請に。
一人二人のホームレスを救ったからといって、世の中が変わるわけではありません。
しかし、これだけは言えます。一人のホームレスを救うことすらできずに、世の中を変えると言っても、大法螺にしか過ぎません。
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