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(回答先: 民主党に票を集中しようとは考えないが、護憲派の援護は必要 投稿者 有島実篤 日時 2005 年 9 月 07 日 16:21:44)
私は、原則として現行憲法は改正されるべきものだと考えているが、現在の政治状況で憲法を改正することには反対である。
その意味で、「数少ない護憲派の議員・候補を援護し、民主党内に橋頭堡を築くことは戦略的にも意味がある」という説明には同意する。
社民党や共産党の主張を聞いていて異様に感じるのは、気持ちはわかるとしても、今回の総選挙で「護憲」を精力的に訴えていることである。
憲法の改正方法は憲法自身に規定されているが、一筋縄では改正できないものになっている。
改憲勢力が国会で2/3を占めているだけではダメで、同じ内容(規定文言)での改正に賛同する政治勢力が2/3を占めていなければならない。
そして、最終的には国民投票で過半数の同意を得なければならない。
護憲勢力が第9条を中心とした改憲を嫌うことに現状では同意するが、憲法改正は国民投票という関門をくぐるのだから、「郵政をめぐる国民投票的選挙」というウソとは違って、改正されたとしてもそれが民意なのである。
今回の総選挙に臨む共産党や社民党には、護憲を訴える時間と精力を、憲法違反を行ったり首相としての資質に欠ける小泉氏への批判に振り向けて欲しかったと思っている。
文字で書かれたものでしかなく憲法を護ることよりも、現実の政治が憲法に反して進められていることをきちんと批判するほうがずっと重要で緊要な政治課題だと考えるからである。