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「将、吾が計を聴かざるときは、之(これ)を用うれば必ず敗る。之を去らん」(孫子)
将がトップの承認した戦略に従わなければ、必ず敗れるだろうから解任すべきである。
・・・・良くも悪くも、小泉首相の本気さを感じる選挙です。
「子の曰わく、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。」(論語)
君子は正義に明るく、小人は利益に明るい。
・・・・亀井氏の対抗馬はホリエモンじゃないほうがよかったかも。彼が小人というわけじゃないが、行政改革が目先の利益だけの問題にみえてしまいそう。
「正を以て国を治め、奇を以て兵を用い、無事を以て天下を取る。吾れ何を以て其の然るを知るや、此れを以てす。天下に忌諱(きい)多くして民弥(いよ)いよ貧しく、民に利器多くして国家滋(ます)ます昏(くら)し。人に伎巧多くして奇物滋ます起こり、法令滋ます彰(あきら)かにして盗賊多く有り。故に聖人は云う、我れ無為にして民自のずから化し、我れ静を好みて民自のずから正しく、我れ無事にして民自のずから富み、我れ無欲にして民自のずから樸(ぼく)なり、と。」(老子)
「正道」によって王国を統治する。戦場では意表をつく奇策をもって戦う。無為であることで世界を制覇する。なぜそのことを知るのか。それは,次のことでわかるのだ,すなわち禁止制約事項が多いほど,民の生活は貧しくなる。武器が鋭利になるほど,国内の混乱は大きくなる。技術が進むほど,狡知にたけた事件が頻発する。法令の数が多くなるほど,盗賊山賊の徒輩がはびこってくる。だから聖人は言う,私が無為なままにあれば,民は自ら進んで自己改革を成し遂げ,私が静謐(せいひつ)なままにあれば,民は自ら進んで襟を正し(正しいことを行い),私が業務をしないままにあれば,民は進んで自ら富んでいく。私が無欲のままにあれば,民はおのずから素朴で正直になっていく。
・・・・行政改革自体は、規制緩和や民営化を通じて民を活性化するもの。ただ、このような何でもありの選挙戦略や戦術で実現しようとするのは、かえって行政改革に変なイメージ=強権的な感じ=を与えてしまう。
さて、どうも世の中ギスギスしすぎ。隠遁しますか。