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<Vol.212 :緊急号:郵政民有化解散> 8月9日 吉田繁治
http://blog.mag2.com/m/log/0000048497
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▼郵貯・簡保の機能は「国債買い」だった
「安定的に国債・地方債を買う郵貯・簡保」があったからこそ、国
や地方は800兆円余の公債を発行する(=借金をする)ことがで
きたと言うことができます。
公共投資や特殊法人への貸付に回った「財投(約350兆円)」も
同じです。郵貯・簡保資金は、財投の原資でした。
小泉首相の持論である「郵貯・簡保の民営化によって、公債買いや
特殊法人への財投を減らす」という政策は、郵貯・簡保が増えてい
る時期、つまり90年代までは、まだ、意味がありました。
郵貯・簡保が減少に入り、しかも十分すぎる304兆円も国家が使
ってしまった後(2000年以降)は、意味が薄くなっています。
郵貯・簡保の資金を利用するには、国家から回収しなければならな
いからです。
ところが国家は、一般会計で40兆円規模の赤字予算です。過去は
黒字だった厚生年金(特別会計に属します)も、年5兆円の赤字で
す。
郵貯・簡保が資金を回収すれば、国家は返済原資を得るために、ま
すます国債を増やして発行しなければならない。
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