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(回答先: Re: Re:赤字国債の大量追加発行の方がプライマリーバランスをとれる。 投稿者 GOKAI 日時 2005 年 8 月 21 日 23:37:55)
[GOKAIさん]
「利払い費は税収で賄うが、国債償還費は国債発行で賄えばよい。・・との考えであれば、累積国債発行総額の量は一定となります。私はこれをプライマリーバランスが取れていると変更して使用しました。
従って、3000兆円/60年=50兆円の償還費は税収から除外しました。ということは3000兆円が9000兆円でも同じだといえます。」
[あっしら]
主旨は理解しました。
大量発行後に国債残高を一定にし、国債の償還は政府にとって実質的にはなく借換債で済まし続けるか、英国のコンソル公債のような永久債(利払いのみを続けて元本の償還はしない約束の債券)に切り替えるといったお考えですね。
国債残高が増加している現状は既存国債を償還せず借換債で済ます一方で新規国債を発行し続けていると言えるものですから、国債残高を一定にするところが違うということになりますがそう理解してよろしいのでしょうか?
そうであるならば、国債残高を一定にしたあとは赤字財政支出ができなくなりますが(借り入れも国債とみなしてください)、それでも、税収規模を維持したり、国民経済及び国民生活を円滑に支えることができるとお考えですか?
抑制しながらの新規国債発行ではなく、膨大な金額の国債発行を一気に行ってその結果の債務残高に固定することのメリットないし意義はどのようなものですか?
ことさら膨大な額の国債を発行せず、赤字財政支出につながる債務残高は現状でフィックスし、毎年の利払い分のみを新規国債発行で賄いその分も償還しないという手も考えられます。
そうであれば、毎年の税収は国債費を考慮することなく財政支出として使うことができます。
利払いは9兆円ほどですから、一時に3千兆円の国債が消化できるのなら、それを300年間に分割することもできるでしょう。
ここまでくると、誰(ら)が膨大な額の国債や今後も引き続き現在規模の国債を引き受けるのかという問題や、赤字財政支出で流通するマネーが誰(ら)の“余剰マネー”になるのかといった問題さらにはそのようなとてつもない規模の赤字財政支出が及ぼす国民経済への影響が重要なテーマになります。