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日本のマスメディアが、特にテレビで1億総白痴化を促したというが、視聴者の側にも問題があるのではないか。
特に、日本社会が、「サルでも分かる」とか、「漫才士や、プロレスラーなど」或いは、比喩の旨い評論家・漫画家」などから、「分かりやすく」説明されることで、本来は、複雑で込み入った事実を、「簡単」「単純」「安直」に、理解してしまうことで満足する傾向に問題があるように思う。
阿修羅掲示板にも、どなたかが、「複雑なものを複雑なまま理解する」ことが必要と言う意見があったが、その通りだと思う。
ODA ウォッチャーズは、親や教師から、必ず原書に当たれと言われて、可能な限り、現場・原書に接してきたが、高度な知性が、数百、数千、数万ページを要して説明している内容を、A4一枚で、解説されて、或いは、漫画や映像で、分かったつもりになることは、非常に危険だ。
郵政民営化についても、現実の「法案」やマニフェストの本体を読まずに、安直に、「自分が分かりやすいと思う解説に飛びつき、満足する」態度であれば、それは、「白痴」を対象に操縦を意図するマスコミの、格好の「餌食」となり易い。
むしろ、一回読んでも、良く分からない、内容が難しく感じる、とっつき難いものにも、興味を持ち、自己努力して、自分で発見する、自分固有の意見を持つことが重要だと思う。
人生に、マニュアルが在ると考えるのは、安直で、間違っているだろう。