★阿修羅♪ > 議論21 > 654.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
鷹眼乃見物さんの以下の投稿に触発されて書きます。
http://www.asyura2.com/0505/bd40/msg/673.html
ネオコン思想(新保守主義)の指導者シカゴ大学の故レオ=ストラウス(シュトラウス)教授(73年没)について紹介してくださっていますね。
「しかし、レオ・シュトラウスの出発点はハイデッガー、ヴィットゲンシュタイン、ホッブズ、中世イスラムとタルムード(ユダヤ典範)の研究であり、さらにソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの古代ギリシア哲学まで遡っており、極めて奥が深く、そのように単純なものとして捉えることは無理のようです。」
というより、ストラウス(シュトラウス)は基本的にはプラトンの専門家、プラトン屋です。
「強いて言えば、ネオコンは、深遠でエソテリック(esoteric/秘教的)な表現を好みラジカルで批判的な姿勢を貫いた難解な政治哲学者レオ・シュトラウスを、自分たちに都合が良いように解釈しているのだとも思われます。」
ストラウスは、プラトンのいわゆる哲人政治に傾倒していました。プラトンの政治哲学の骨格は以下です。
1哲人が政治指導者として一元的に大衆を導くのが当然だ。
2その際 大衆は徹底した一元的管理体制に置かれるべきだ。
ストラウスはエリート主義と管理思想にしびれていた人物です。
米国の伝統的保守主義の政治指導者観は、政治は一握りのエリートに権力を集中すべきだというものです。典型的なエリーティズムです。ただし、そのエリート指導者は、大衆に対して正直でなければならない、そして結果責任を追っている.つまり言葉と政治結果について、責任を負うと考えています。ノブレス=オブリージの観念を基礎とします。
対するストラウスのエリーティズムによる政治指導者観は、大衆に対して言葉においても、政治結果においても、一切責任を負わないとしているところに、真骨頂があります。もっと言えば、結果のためには、大衆に、いかなるウソをついてもかまわない、そして手段を一切選ぶ必要がない、また、結果について、一切責任を負わない。ここが最大のポイントです。プラトンはここまでは言っていませんでしたが、ストラウス一流の解釈がこの点なのです。結果のためにはいかなる手段も辞さない、ウソデタラメ大いに結構(、迷える子羊としての大衆に対し、結果は知ったことか!ここに彼の本領があります。ノブレス=オブリージなどクソくらえ!なのです。
基本的には西洋世界の、政治指導者観は伝統的にプラトンの哲人政治なのです。地下世界の住人たち、つまりどの秘密結社組織のそれも実はプラトンの哲人政治を基礎としています。この分脈でのプラトンの影響は非常に大きいのです。
ストラウスは、この点では、西洋政治指導者観の伝統に属してある意味特筆に値しませんが、彼の上記のような、ラディカルな解釈、エリーティズムを絶対化したところ、絶対的専制指導者観に彼の鮮明すぎる際立ちがあるのです。中世欧州の王は、哲人政治を気取りますが、一応、神から王権を神授されたということで、神に恥じない高貴さを持たなければならない、という制約がありました。しかし、ストラウスは、神を事実上振り切っています。と言うより、誠実さを基礎としない神が彼の神なのです。
この点,日本の政治学者でストラウスの核心部分にある超絶的政治指導者イデオロギーを現在の米国政権の振る舞い理解の分脈で正確に把握しているものは誰もいないといえましょう。
彼の文化的母体であり中東で最も危険な某国の指導者の伝統的な立場がこれなのです。
英米の真の支配者たちは、ストラウスのこの窮極のエリーティズムこそ心待ちにしていたもの、目を細めて歓迎したいものでした。彼らはだからストラウスを重用し、学派をなさせ、弟子を沢山生産させ、各分野に指導者を送り込ませることにしたわけです。
彼は戦後すぐシカゴ大学に学長直々に特別待遇で最初から教授職をあたえらています。
シカゴ大学は、ロックフェラー家の資金で創設されたものであり、彼らの学術分野への影響の牙城・センターのひとつです。米英指導層と彼らにマインドコントロールされたロボット犬=小泉の強制する新自由主義(市場原理主義・規制緩和・自由化・民営化の4点セット)経済学の牙城(シカゴ学派、サミュエルソン(現ハーバード学長に転じた例の経済閣僚サマーズ長官の叔父),フリードマンなど)がいわゆるシカゴ学派。政治学の主流派がシカゴ大学のストラウス学派。
はっきりいいますが、このレオ=ストラウス本人は、私から見れば実にくだらない、どうしようもない人物です。このゴミのような知識人から生まれたのがウォルホビッツやらネオコン人脈です(政権内の彼らはたいていアメリカとイスラエルの二重国籍のユダヤ人)。
現在の政権は、ストラウスの上記の政治指導観があまりにストレートにでているものなのです。国際政治での単独行動主義(この上記リーダー観を正確に体現した原理)もまさにこれですが、内政も同様。政権から出される情報は基本的に情報操作とみて、観測しなければなりません。
さて、スターウォーズ最新作,遅ればせながら数日前見に行きましたが、案の定でした.やはりこれは、国策映画以外の何物でもありません。現ネオコン政権のマウスピース以外の何物でもないのです。主人公アナキンに、彼の師匠に向かって、ルーカス監督はこういわせています(この映画の脚本もルーカス担当)。
" If you are not with me, then you are my enemy."
つまり、「あなたが私の味方でないなら、あなたは私の敵だ。」
ガーン!!これ、911直後のアフガン攻撃する際のブッシュ大統領のセリフそのものじゃないですか!
善良を絵に描いた性格アナキンが悪心に転じ、邪悪の帝国を主催する人物に変化して行く物語。
ルーカスは、日本での記者会見において、これじゃ、あなたのこれまでののりと違うじゃないかという記者の問いかけに、
「時代の要請だ。」と素っ気なく一言。
この一言から言っても、アメリカ政府の物語を正当化するための映画といわれてもしかたないだろう。
気をつけたいのは、ルーカスは今回初めて政府側の映画を作ったのかということだが、これは、間違っている.実は彼はスターウォーズ第一作目から,政府側の影響下にあるのだ。60年代70年代米国レコード業界ミュージシャンの間で最も尊敬された、レコーディングエンジニアの男性(ビートルズ,ストーンズ,ドアーズ,ヘンドリクス,ジョップリン,ビーチボーイズなど主流ほとんどに神格的に扱われた天才的技術者)が1992年に自伝を発表した。実はそこで、彼は、自分は、政府の,音楽による民衆のマインドコントロールのプロジェクトを担っていたことを暴露している。例えばスピーカーを4つ使って録音する技法など開発。音楽の波動を使って聞き手の非暗示性を高めるかの技術開発を担当し実行した。大学出に過ぎないが、博士号保持者と等しいほど音響物理や心理学に通じていた一種の天才だった。
彼は、映画の音響技術開発者としてルーカスのスターウォーズ第一作に強く請われて参加。このとき、彼を引っこ抜いた人間が実は、政府系の人間で、電話の向こうでこの二人がいっしょに彼に仕事を頼んで来たという。ちなみにこのときルーカスと生活をともにしながら仕事をしたが、彼は、良い結果がでたら自分のせい、悪い結果がでたら、部下のせいという監督で、とにかくその独裁者気質,権柄ずくな態度に辟易した、という。また、映画館ですべての映画の前にでてくる音響技術のブランドクレジット、THXはルーカスの会社のものだが、これを作って上げたのが、この天才音響技術者である。彼はのち、いわゆるモントーク=プロジェクトのディレクターも一時担当したほど政府のマインドコントロールの技術開発の渦の中心を占めてた人物だ.現在は政府側のこうしたプロジェクトの秘密を暴露する側に回って活動している。ロック界ドアーズのジム=モリソン(彼の大親友だった)は、70年麻薬で死んで神格化され今日に至っている。ところが75年ロードアイランドのモリソンの自宅で本人と会ったことをこのエンジニアは自伝に書いている。どういうことかというと、レコード会社が彼を麻薬で死んだことにして神格化することで、営業成績を上げるという策略だったという。75年段階で、プレスリーの末期のように太りまくっていたという。モリソンは、現在でもどうも生きているようだ。
また別のに譲りたいが私はこの夏休み映画3作、つまりバットマン最新作、スピルバーグ最新作ともに、大衆をマインドコントロールする目的の映画と見ている。これら3作は特に子供たちに見せては絶対ダメなのだ。子供のサイキがひどくやられてしまうのだ.これらは特に、子供のサイキ破壊のために作られた可能性が高い。インディゴ・チルドレンつぶしとして。
指導層はインディゴが将来パワーを持たないよう、その芽を摘みたいはずだ。彼らは、あまりに周波数が高い子供たちで、時代を根本的に刷新するために生まれて来ているからだ。
ハリウッドはユダや金融資本であることは常識だが、政治権力が、大衆をコントロールするための手段として機能している側面があることを政治学者も映画ファンも決して忘れてはいけない