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亀井静香氏の進むべき道:小泉氏の選挙区である神奈川11区から立候補するのみ
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/653.html
投稿者 あっしら 日時 2005 年 8 月 18 日 15:32:36: Mo7ApAlflbQ6s
 


昨日、亀井氏や綿貫氏を中心とした新政党「国民新党」が結成された。

自民党執行部の対応策や現在の選挙制度に照らして彼らが新政党を立ち上げることは理解できるし、無所属でばらばらに選挙戦を戦うよりその主張を国民(有権者)により多く伝えることができるものとして評価する。

しかし、昨日の記者会見を見聞きしている限り、「国民新党」の政治目標は曖昧に過ぎると判断せざるを得ない。
総選挙の公示日まであと12日となった今、「国民新党」のメンバーはその存在意義をかけた政治闘争に積極的能動的に打って出なければならないのに、受動的な戦いで終わってしまうという危惧の念を抱いている。

「国民新党」主要メンバーや自民党反小泉派は、泣き言や恨み節を語っている限り、小泉氏の術中にはまることになる。
これまで自民党のために貢献してきたのに「郵政民営化法案」というたった一つの法案に反対票を投じたからといって公認をしないばかりか“刺客”を送り込むような強権・横暴で血も涙もない小泉執行部ということをテレビや新聞記者の前であれこれ言っているようでは今回の政治決戦に勝つことはできないと断言する。
(たとえ小泉派が過半数割れしても、政治的主導権や政治的地歩を手に入れることはできず、員数合わせ的意味しかもたなくなるだろう)

以前から亀井氏には“決起”を呼びかけていたが、“決起”の理由が自分たちの政治生命を絶とうとする専横や横暴に対するものならば、国民(有権者)の共感や支持は高まらないだろう。
自分たちの尻に火が付いたから焦りもがいて新党に打って出た、政治家としての自己の身を守るための動きでしかないと思われたら、政策云々を超えて断末魔を迎えた政治家の醜い自己保身と冷ややかに受け止められてしまうだろう。
末尾に添付している投稿やこれまでの投稿で、小泉氏の内閣総理大臣としての不適格性は書いてきたが、公認しなかった前職代議士の選挙区に公認候補を立てる小泉氏の対応に異論はない。(「国民新党」旧自民党メンバーがそれを問題視するなら、在籍時に自民党内で決着を付けなければならない課題である)

「国民新党」主要メンバーは、自民党再生の起爆剤であることを宣言し、小泉的政治手法は議員内閣制を基礎とした立憲政治を崩壊させ、小泉的「構造改革」路線は日本を破壊させるという主張を基に、小泉氏が総理大臣を辞する政治条件を達成するするために新党を結成したと訴えなければならない。


「国民新党」主要メンバーは、自民党こそが日本の政治を担う主体であるべきと考えていながら、現執行部との角逐を通じて心ならずも自民党を離れたはずである。

そうであるならば、9・11総選挙の政治目標は明確である。
政治目標は、小泉氏を「総理・総裁」の地位から放逐するというただ一点に絞られなければならない。

小泉氏は、自民・公明の公認候補で過半数を獲得できないときは辞任すると明言している。
亀井氏は「我々を非公認にしたまま、自民・公明で過半数をとることはできない」と語っているが、希望的観測を期待値にしてしまうのは政治的誤りである。
自らが能動的に、小泉派自民党+公明党の過半数割れを引き起こす政治闘争を展開しなければならない。そうして達成した過半数割れという政治状況こそが、亀井氏らの政治勢力の存在意義を高めるのである。


亀井氏に言いたい。
あなたは、小泉政治は日本を滅ぼすと言ってきた。「国民新党」も、小泉式独裁政治とか小泉式破壊政治といったスローガンを掲げている。(小泉式という形容句は取り下げたようだが..)
それならば、愛する日本のために自らの政治生命を捧げることに異論はないであろう。
小泉氏を内閣総理大臣の地位から放逐するためなら、刺し違えも厭わないはずである。


【亀井氏の進むべき道】


● 小泉氏の選挙区である神奈川11区から立候補する。


小泉氏と同じ選挙区で立候補することは、小泉氏と公開の場で論戦を展開する絶好の機会である。
“敵”が小泉氏だと考えているのなら、その地盤に乗り込んで正々堂々と一騎打ちをするのが最善の手である。

地盤もなく相手が現職総理大臣という選挙はとてつもなく苦しいものになるであろう。

しかし、メディアはこぞって「小泉 Vs 亀井」の戦いを取り上げるはずだから、亀井氏の政治的主張はそれなりに全国に伝わり、「国民新党」の認知度を飛躍的に高めることになる。

亀井氏は危機感がバネになって広島6区では当選する可能性が高いと思っている。
それを捨て、神奈川11区で落選することを恐れてはならない。
選挙の結果はわからないが、広島6区は次の総選挙まで身内のものに預ければいい。
今回の政治闘争は、小泉氏を「総理・総裁」の地位から放逐することであり、そのような新たな政治状況から自らが信じる政策を国策とする機会を掴むことである。


亀井氏が神奈川11区で立候補すれば、小泉氏は一気に攻撃から防御に転じざるを得なくなる。

亀井氏が立候補しても小泉氏が当選する可能性を否定はしないが、小泉氏も亀井氏も落選する可能性も十分にある。
総理大臣は国会議員であることが要件だから、小泉氏は、自民党+公明党がいかに大勝しようとも「総理・総裁」を辞することになる、


亀井氏が最大4年間の浪人を恐れている限り、今回の政治闘争に勝利することはできない。
自分の全政治生命を賭けた戦いを挑むことによってのみ、新たな政治的地平を切り拓くことができる、

細々と代議士を続け遠吠えに終始するような政治生命を選択するのなら、亀井氏の存在意義はないと言える。

● 公明党が候補者を立てる9選挙区に対立候補を立てる。


小泉氏を「総理・総裁」から降ろすためには自民・公明の当選者が過半数を割り込む結果にしなければならない。

小泉氏の選挙区に立候補する戦術と並んで、公明党が候補者を立てる小選挙区に対立候補を立てる戦術を採るべきである。

沖縄1区は自民党と競合する可能性もあるので、残り8選挙区に「国民新党」の候補者をもれなく立てなければならない。

自民党支持者が公明党候補者に投票するのは自民党主体政権を維持するために民主党候補者を当選させたくないからであり、創価学会=公明党の候補者に投票することを忸怩たる思いで実行している人も少なくない。

公明党公認候補者にぶつける選挙区では、保守や自民党の本流がどのようなものであるべきかを堂々と訴えればいい。

公明党公認候補者の選挙区に対立候補を立てることで、公明党も攻めから守りの選挙戦を強いられることになるだろう。
自民党候補者を応援したり反小泉派を攻撃する余力は減少し、主要な力を自党候補者がいる小選挙区に注ぎ込むことになる。


公明党候補者の小選挙区でその半分でも落選させることができれば、小泉派の過半数割れに一歩近づくことになる。

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★ 参考投稿

『政策以前に手法や身構えで不適格の小泉首相を辞職させる絶好機』
http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/360.html

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