★阿修羅♪ > 議論21 > 608.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 「小さな政府」・・・サッチャーイズムという流れをどう考えますか? 投稿者 ジャン 日時 2005 年 8 月 09 日 07:36:37)
忘れていましたが、官から民への改革の前提はどうなのでしょうか。
確かに、国・地方に莫大な借金があるのは事実であり、それを何とかしなければならないことは確かです。
しかし、それ以外にも、この考え方には前提があります。
一つは、経済の低迷であり、単純な税収の伸びはもはや期待できないという考え方です。
また、もう一つは趙高齢化社会の到来による社会保障経費の著しい増加が避けられないという認識。
最後に、総人口減少時代の到来が近く、それは経済規模そのものの収縮をもたらすしかなく、それゆえ財政規模も、それにみあったように収縮させる必要があるのに、莫大な借金がいよいよ桎梏となっているという考え方。
これらは、いずれも根本的には正しい認識であると思います。ただし経済・財政を一国の国内の問題としてみたならばですが・・。
日本経済のおかれている機会・脅威・強み・弱みについてどのような認識が正しいのかは私にはわかりませんが、もしかしたら別の見方ができるのかもしれません。
かって、世界にさきがけた技術革新が日本経済の繁栄をもたらしました。今は社会システムの変革が繁栄を準備するときかもしれません。ただ、以前もそうであったように、その変革は世界に先駆けたものであってこそ意味があり、世界の受け売りの改革では今後の繁栄をじゅんびするような期待できないのかもしれません。