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(回答先: 多数派形成の方法とは何か? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 7 月 22 日 22:43:44)
ワヤクチャさん こんにちは。
レスをありがとうございます。
>多数派形成の方法とは主張する事しか無いんですよ。
>Kさんはありもしない方法を考えようとするから
>「長いものに巻かれろ」という結論にしか成らないんですよ。
>1人1人を説得するしか方法はありません。
>戦術なんて手練手管は無いのです。
>身をもって決起する事。
>これしか無い。
ではワヤクチャさんの主張を是としない人間はどうされるのですか?『説得に応じない』人間は切り捨てるだけですか?私はそのような方の見解も尊重した『議論を通じて』、自身の主張をより普遍的なものにしていくことが『多数派形成の手段の一つ』だと考えています。私には、ワヤクチャさんのように自身の見解が「これしかない」等のように『絶対的に正しい』という確信を持つことが出来ません。寧ろ、出来る方が不思議だと考えています。従いまして、『自身の主張を説得という手段を持って広めていく』ワヤクチャさんのスタンスには戸惑いがあります。
>例えば広瀬隆さんという方がいらっしゃいますね。
>彼は自ら努力して情報を集め情報自体に語らせるという方法で
>人々を組織しているのです。
>方法論をあれこれ言っても意味無いのです。
これは方法論そのものではありませんか??
>>曲解ではないでしょうか
>そうですか?
>そうは思いません。
そうですか。わかりました。
>>Kさんの論旨は、『間違った決定が下されるのは民主主義が正常に機能しない場合、>>もしくはあるべき多数派形成の戦術が誤っている場合であるから、我々がなすべきこ>>とは「好ましい意見が多数派になるという目的」を達成するための「戦術」を如何に立案・
>>実践するかであり、決定のプロセスに落ち度がないかを監視することである』のでは>>ないかと認識しております。
>民主主義とは何ですか?
>民主主義が正常に機能するとは?
>少数意見の尊重ですか?
私に問われるまでもないことだと思いますが。。。国民による権力行使(国民主権)・基本的人権の尊重・法治体系の確立・権力分立を主眼とした政治形態ですよね。日本は間接民主主義制ですから、正常に機能すること=国民の総意が政策決定に正しく反映するよう代議士が議論を尽くすことだと思います。この時にある民意が少数だからといって議論に値しないと切り捨てるのではなく、取り入れるべきところを十分考慮することも当然必要だというのが『あるべき姿』だと認識しています。
>しかし、Kさんは「少数だと分かっていながら主張するのは戦術的に間違いだ。」って
>おっしゃるのですよ。
>Kさん自身が民主主義を正常に機能させたく無いのではありませんか?
私にはそうは読み取れません。読み取れたのでしたらKさんにレスを付けます。
>「間違った決定だ。」と少数派が反発しても
>多数派は「多数の決定だから間違いであるハズが無い。」で終わりです。
>そこには議論の余地がありません。
そんなことはないでしょう。例えば郵政議論がそうですか?
仮に党議拘束を外せば確実に否決になりますよ。
『党議拘束』こそが『民意を軽視した多数派工作』の最たる手段であり、『間接民主主義』が正常に機能していない証ではないでしょうか?『政党』の執行部からすれば党の方針に従わない議員はけしからんということになるのでしょうが、『国民の立場に立って考えた末』の反対であるならば、そのスタンスを貫くことの方が代議士としてあるべき姿なのではないかと考えています。私は代議士立候補者全員がマニフェストを掲げる無所属制間接民主主義があってもよいのではないかと思っています。
>そしてKさんは「多数派に押し切られたのは少数派の戦術が間違っていたからだ。」とダケ批判して、
>「多数派が何も考えずにバカな決定をしたダケかも知れない。」とは考え無いのです。>どこが「考察者」なんでしょうか?
上述したことを恐らくKさんもお考えではないかと思うのですが。。。
>>従いまして、
>>>多数派になって何をするのかが脱落しているのです。
>>というご指摘は完全に間逆でしょう。「何をするか」がまずありきなのです。
>君が代を歌う多数派に合わせて「そうだよねえ。君が代はケジメなんだからちゃんと歌わなくちゃ。
>君が代をワザワザ歌わない赤のババアがいるが、自分が変人に思われてもいいっていうのでしょうかねえ?
>全く理解に苦しむよ。その挙句、1ヶ月間の停職処分かい?よくよくバカな事をしたもんんだ。」
>って鼻で笑って、何ができるのでしょうか?こんな事をやっていたら「何もできなくなる。」のです。
私は君が代唱歌反対については異議を唱えるつもりはありません。例え少数派でも、パフォーマンスの効果が期待できるのであれば実行に移します。
>>>自衛隊のイラク派兵は多数派の意見だったのですよ。
>>これは本当にそうでしょうか?あくまで代議士レベルの話でしょう。
>そうです。議員の多数派です。
>で議員の多数派は正しいのですか?
>そうでは無いと私は言っているのです。
上述も踏まえ、私もそう主張しています。
>>世論は反対意見が過半数を超えていたはずです。派兵決定は「我々が選出した代議士」>>の国民に対する裏切り行為ですが、政党制間接民主主義の限界=決定プロセスの妥当>>性に問題、ということがいえると考えております。
>しかし、その決定プロセス自体にどのような問題があったと言えるのでしょうか?
>国民は議員に決定を委託してしまっているのです。
代議士を選出するプロセスではなく『政策決定に至るまでのプロセス』です。『政府与党内決定』と『地元の民意』との乖離が生じた場合、『党議拘束』により反対意見が巻き取られるということが大きな問題なのです。
>こんなものは民主主義でも何でもありません。
それは極論でしょう。心情は近いものがありますが。
>代議制民主主義なんてゴマカシです。
>プロセスでは無く、代議制民主主義なるものが制度として間違いなのです。
これは誤読ということでご理解いただけたかと思いますが、
>小さな地域での直接民主主義しか民主主義の場はありません。
これが現実問題として不可能であることは自明でしょう。日常生活が営めなくなるだけです。
>>Kさんも主張されていましたが、重要法案決定は「国民投票」しかないと思っております。
>それもまた気休めです。
>国民は投票前にマスメディアによって洗脳されています。
>マスメディアに対する批判がなされなければ国民投票も間違った決定しか出しません。
そのように『断定的になられてしまうと』対話にならないのですが。。。
では直接民主主義にも同じことがいえますね。
>>無論、誤った情報等による世論誘導が起こらぬよう「妥当な多数派形成がより重要になりますが。
>「妥当な多数派形成」とは何ですか?
>その妥当性の判断は誰がするのですか?
>ある人は妥当だと考え別の人は妥当で無いと考えるダケです。
>そんな一般論に意味はありません。
ではあなたの主張は『一般論ではなく、誰もが妥当と判断出来得る』ものだということなのですね。あなたの主張のみが『意味があるもの』なわけですね。
私の唱える妥当な多数派形成とは、冒頭に述べた手段をもって紡ぎ出していくものです。
>>>多数派が正しいのですか?
>>仰る通り、正しいとは限りません。しかしながら、その原因は上述のように「民意」よ>>りも「政治的立場」「国益」を重視する代議士による政治決定プロセスにこそ問題がある>>と思っております。
>では「国益」批判をしましょう。
>これこそ少数意見です。
>中村敦夫なども「国益にとってもマイナスである。」などと言います。
>私もそういう主張をする事があります。
>相手の内部矛盾を明らかにする為ですが。
>しかし、国益批判こそが最もラディカルで重要な批判です。
仰ることは理解できますので、場を改めたいと思います。
>>国民に「解散総選挙の是非を問う国民投票」の権限でもあれば多少は違うのでしょうが、
>>それも現時点では不可能です。
>はい。
>>現行の政治制度そのものを完全否定するつもりはありませんが、重要審議における「政府決定」に
>反対しようとしても、それが実行力を伴うにはあまりにも課題が多いと考えております。
>それは支配者側の論理に負けていて対抗する論理を打ち出せていないからです。
論理もそうですが『意識レベル』が低すぎると考えています。政治的無関心・思考停止・自民党でいいや人間・仕方がないや人間だらけなのです。逆に言えば、こうした潜在多数派形成層をうまく取り込める可能性があることであり、その手段として阿修羅等の掲示板やブログが有効になるのではないでしょうか。
>>>国鉄民営化は多数によって強行された。
>>>正しかったですか?
>これについては間違っていたとも言い切れません。
>国鉄に寄生する官僚をどうにかする方法として民営化は正しい方法論だったでしょうか?
>現場の労働者が泣いたダケでしょう。
>民営化せずとも監査によって寄生官僚を始末できたハズです。
>それを政府ができない事の方が問題なのです。
構造的な問題があったことは事実ですが、民営化によりダイヤの利便性や運賃実質値下げ、施設の充実化等受益者としてのメリットがあったことも確かでしょう。
>>郵政もそうですが民営化によるメリットを甘受する立場の人間とデメリットを強いら>>れる立場の人間によって、主張は180度変わります。
>>>そういう間違った意見を多数派にしない為には?
>>「イラク派兵」の是非については、「国民感情」としては「自衛隊の戦闘地域への武装進出」が
>>「戦争国家」への足がかりになることを危惧し反対の思惑が多数派であったと考えて
>おります。しかしながら、政府は「親米路線による国益維持」をより重視したわけです。
>>その背後に更なる思惑があるかどうかについては断定できません。結果として、
>>国民は「自ら戦術を誤った」のです。次回の総選挙においてこの反省をどのように活かすかがポイントになるでしょう。
>国民は「北朝鮮から日本を守ってもらわねばならないからアメリカの言う事を聞くしか無い。」などと考えたのです。
私はそう捉えていませんしそのように記述してもいません。民意として『派兵反対』が多数派だったと記述しています。
>戦術を誤ったのでは無く、「正しい選択をした。」つもりなのでしょう。
『派兵決定』を下したのは『政府』です。アメリカの言うことを聞くしかないと考えたのも『政府』です。その『政府与党』を選出してしまったのは『国民』であり、その意味で『戦術を誤った』ということなのです。
>>国鉄民営化については、当時の国鉄に山積された課題を鑑みれば「間違っていた」とは>>言い切れないと思われます。
>どのような問題があって民営化によって何が解決されたのでしょうか?
巨額の赤字による経営破綻でしょう。雇用確保を要求するストライキも頻発しました。その結果膨大な人員を抱え込むことになったわけです。民営化により経営は改善され、経営破綻を招く根幹にあった国労(マルクス主義)の分散・影響力低下に繋がりましたよね。
>赤字路線の廃止はよかったのでしょうか?
出来れば維持が望ましいですが、血税が不採算路線に注ぎ込まれ、更には全体の運賃底上げに繋がることを鑑みれば難しいですね。そもそも論ですが、経営の合理化・効率化を国鉄時代に進めていれば不採算路線の存続も可能だったかもしれません。
>公共交通機関の使命をかなぐり捨て利潤追求の手段に走った事がよかったのでしょうか?
そのような意図ではないと認識しています。
>赤字の原因は何だったのでしょうか?
上述の通りです。
>貨物の料金は適正だったのでしょうか?
私には判断致しかねます。
>赤字の原因も曖昧なままに民営化したら健全経営をするだろうなんて雑駁な論議に多くの国民が騙されたダケでは?
曖昧ではないと思います。国民が理解していたかどうかはわかりませんが。
>どう正しかったのか言って下さい。
上述の通り、正しい側面を帯びていたことは確かです。無論、弊害として「間違っていた」と非難される側面も併せ持っていると思います。
>>「間違っていた」と思われるのはワヤクチャさんの自由ですが、それが『絶対的に』と>>いうことはあり得ないでしょう。
>「絶対」などと一般的に言ったりしません。
ワヤクチャさんの筆致は常に断定的です。ですから読み手はそのように受け止めるかと思っています。
>では、国鉄民営化で何がよかったのか教えて下さい。
>公務員じゃなくなって職員の客に対する態度がよくなった?
上述の通りです。
>国鉄では何故それができなかったのでしょう?
そういう体質だということだと推測しています。
>態度が悪い人間は処分するという恐怖によって実現しただけでは?
>それが「よかった事」でしょうか?
返答のしようがありません。
>>>反対意見を述べるしか無いでしょう。
>>仰ることはご尤もです。「意見ありき」の多数派形成であることは当然のことです。
>>>反対意見を述べてもそれが結果的に少数意見なら敗北であり主張する事に意味は無い
>>って貴方はおっしゃるのですか?
>>Kさんは主張することに意味がないとは言われていません。
>いや、彼は「負けるような主張をする事は自己満足であり、無意味だ。」と言っているのです。
そうではないと思うのですが。ワヤクチャさんがそのようにお受け止めのようでしたら私からは申し上げる言葉は見つかりません。
>>少数意見に終わるということは、「多数派形成にしくじっただけ」ということです。
>「多数派形成にしくじった。」原因は?
>どこまでいっても「戦術の誤り」ですか?
>多数派の連中がボケぞろいだから少数派の言う事が理解できなかったダケだという可能性は?
>ほとんど、コレですよ。多数派形成ができない原因は。
>「バカは中々直らない。」「バカの壁」とはこういう事です。
では常に『少数派』の方が正しい主張をしているということを仰りたいわけですね。
ならば尚更『理解できないバカ』を多数派である『政権与党』に選んでしまった『国民の戦術の誤り』ではないですか?
>>主張そのものが間違っているとか、敗北ということにはなりません。しかしながら少>>数派に止まるということは、「主張が独りよがり」或いは「独善的」であり支持を取り付>>けないという可能性も皆無ではありません。
>皆無では無いが、相手がアホである場合がほとんどです。
>「長いものに巻かれる戦術以外は間違いだ。」と主張する相手に何故それが間違いであるかを説得するのは至難のワザです。
Kさんのことを言われているようですのでコメントは控えます。
>>>憲法9条を守る意見が50%を切ったら、貴方は9条は削除すべきだって言うのですか?
>>50%を切らない工夫をすべきだということだと思いますが。
>どうやって?
>憲法9条の意義を語る事ですよね。
>決して、「憲法9条を支持する人を多数派にする巧妙な戦術」によってではありません。
語るだけで過半数の支持を取り付けることが出来ますか?私なら、例えばSNS・ブログ・メルマガ・掲示板を複合的に活用し、ネットワークを広げるという『戦術』をもって支持者を増やしていきます。Kさんが言われていることもほぼ同様のことを考えています。具体的なワヤクチャさんの政治活動をご提示いただければここまでKさんの主張を含め、噛み合わないこともないのではと思います。
>方法論を尋ねているのに「いい方法でやれば多数派になれるサ。」とだけ言って済みますか?
上記の方策については既に動き始めているレベルです。
>>最終的に9条改正(削除)が過半数の支持を取り付けてしまったということは、『合意形成
>>手段を誤った』ということでしかないと思います。
>どのような手段が誤りであったのでしょうか?
>手段の問題では無く、
>説得運動が足りなかったダケですよ。
>そんな都合がいい手段なんて無いのです。
上述の方策(手段)が不十分だということです。何が足りなかったのかを今後の活動にフィードバックすればいいだけです。
>>>【手段】(多数派形成)を【目的】にしてしまっているのですよ。
>>目的は上記の例で言えば『憲法9条改正(削除)反対意見過半数達成』であり、手段が
>>『過半数を切らないための支持の取り付けの方策』だと思います。
>>何故そのような認識になるのかが私には解りません。
>その方策自体が「多数派工作の方策」という堂々巡りの論理になっている事をお気づきではありませんか?
これまでの記述でそうではないことがお分かりいただければいいのですが。
>>平和という【目的】を守る為に9条を守る人間を多数【手段】にしなければならない>>のでは無いですか?
>>これはその通りだと思います。
>>もう一度、Kさんのレスをお読みいただければと思います。結果的にKさんに賛同した
>>形のレスになっておりますが、ワヤクチャさんを批判しているつもりは全くありません。
>>純粋に対話というつもりでおりますので。
>私も純粋に対話しました。
>批判にはなっていると思いますが。
>間違っている意見を批判しなかったらダメですよ。
>貴方は私の考えが「真逆」だと批判しているではありませんか?
>「批判をしているつもりは全くありません。」なんて何故言えるのでしょう?
私はワヤクチャさんの主張に対し『私見』を述べたに過ぎません。
『批判』とは全否定の上に成り立つものです。
『対話』や『議論』とは『私見』と『私見』キャッチボールだと捉えています。
例え間違っていると思っても、『批判』というスタンスではなく『指摘』『示唆』というスタンスでやり取りしたいと考えています。