★阿修羅♪ > 議論21 > 398.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
>Re: 民主主義の問題点
>http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/998.html
>投稿者 ジャン 日時 2005 年 5 月 02 日 22:35:24: tV9DFzLB7Zpg6
>(回答先: 民主主義の問題点 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 5 月 01 日 19:02:44)
>ワヤクチャさん こんばんは
>このところ、少し議論が低調なのは連休のせいですかね。
>それでは、なにがしかの返答を試みてみます。
>>民主主義の問題点とは「みんなで多数決で決めたことだから従うべきだ。」という>ところに端的に現れています。
>少数意見の尊重といったってそれは個人の姿勢にまかされていてなんらシステム的に>は機能しておりません。
議論がどこまで保障されているかですね。
弱小党派などで質問の権利すら奪われていてはどうしようもありません。
日本もネットを使った国民の意見集約(あくまで参考程度ですが)を模索しないといけないと思います。結果がアクセスした国民全員に分かる形でね。
> ○かって、住民投票と議会の意義についての討論をしたとき、議会の意義というの>は、例え少数意見であっても、できるかぎり議論をつくすことで、少数意見の持つ視>点もとりいれて、よりよい結果が得られる可能性があるということ。それは、単なる>多数決ではないのだという話になったことがあります。そして、私も理想はそうある>べきだと思います。しかし、現実には政党政治であらかじめきまってしまう。あるい>は国会で討論される前に自民党の中でミニ国会が開かれたり、内閣とのやりとりでき>まってしまい、野党側は、他の政治課題との取引的な立場でそれこそ多数決という形>でしか議会が運営されない、議会の形骸化という事態であるように思います。
形骸化しておりますね。
数で勝っておれば質疑応答を形式的に行って結果ははじめから決まっているという形になっております。党内で意見が分かれていても国家の場では一致した意見表明になってしまうというところが問題ですね。政策が違うのだったら党を分裂させるべきだと思うのに権力にしがみつきたい為に野合してしまう。
>>例えば「子供を生む権利」は多くの人が賛成するでしょうが、人口問題を考える時>に人口削減しなければならないという事が明白であり「子供を生む権利」は一人っ子>政策などで制限せざるを得ないという事があるのです。
>民衆の即自的要求を実現するのが民主主義と捉えられた時にその民主主義の結果は大>変な問題を生む可能性があるのです。
何をなすべきかの議論をいい加減にして、即自的要求をどうするかだけに議論を費やしてしまったら全体としての政策体系の整合性が無くなってしまうのですね。
だから、各党は整合性を持った政策体系を提出し、国民はその中でそれが一番いいのかを選択するという風にしないといけないと思います。
その政策体系はネットで常に公開し議論も公開し更新するという事でやっていけばいいと思います。
> ○優先順位の問題と思います。人口問題は食糧や資源の問題とリンクします。仮に>食糧が飛躍的に増産するか、あらかじめ新規の難病により人口減が予測されるような>状態であれば、即自的要求を否とばかりはできない。
おすですね。
>反対に優秀な民族を残すというのが理性的合理的であると受け止められるような議論>の中では、即自的要求の圧殺こそ非難されるべき場合もありです。
優秀な民族という概念も危険ではあります。
ナチスのゲルマン民族の概念と同じ事ですからね。
畢竟、他民族抑圧になる可能性があるからです。
>>民主主義がいい結果をもたらす為には民衆一人一人が世界の様々な問題を把握しそ>れらの問題解決の為の政策を選択する能力を身に着けなければなりません。
> ○情報収集、選択、立案の能力もほしいですね。
それは必要です。ネットでそれはできていくでしょうが。
>もっと議会が身近になる必要があるでしょうね。
議会の議事録は全部ネットで公開すべきでしょう。
どの議員がどんな発言をしたかも含めて。
裁判の内容の公開も必要だと思います。
>そして、今、議員提案なども出てきて、ネットもあるし、かなり前進はしていると思>います。ただ、その結果が庶民の利益になるのかどうかはわかりません。何がイデオ>ロギーで、何が真実かは別の機会にゆずるとしても、庶民自身がだまされていれば仕>方ないですよね。
それはそうです。
だから、自分の頭でちゃんと考えるという習慣を庶民は身に付けなければなりません。
>>我々はこれまで衆愚政治か独裁政治しか実現してこなかったのではないでしょう>>か?
>>この2つの極端なブレの中で我々は翻弄されているだけの存在に見えます。
> ○衆愚政治の愚の字は余分ですよ。
ですかね。
>民主政治か独裁政治かです。民主政治にも愚の選択があるように独裁政治にも賢人政>治と愚人政治があるのです。
確かにそうですね。
>要は、権力集中の独裁状況で誤った判断がなされたとき、その修正はきわめて困難で>悲惨な結末となること。民主政治では、逆に思い切った方向に舵がとりにくく、機会>を逸してしまう等々、ということでしょう。
>>民衆の世界把握の不充分さを一番問題にしております。
>現在の政治制度に対する対案立案をあきらめたような無気力を問題にしております。
> ○無気力なのでしょうか。生きるのに忙しく直接関係する問題以外には携われない>だけかもしれませんよ。
それは一番の問題ですね。
時間が無いという。
しかし、時間があっても遊ぶ事ばかりに夢中という事があるかも知れません。
働いて、憂さ晴らしをしてという部分がほとんどを占めてしまっているような。
世の中についてもっと知るとかのモチベーションが少な過ぎるようにも感じます。
>>民衆の現実把握の進歩が伴った民衆の政治参加を追求しております。
>>これは民衆の政策立案能力の向上という形で進められるべき事です。
> ○現実は一方向だけから見ていてもみえにくいものですから、それこそ、いい意味>での議論をしながらということでしょうね。
>>優れれいるかどうかは誰が判断するのですか?
>民主主義では民衆自体が最上を判断します。
>民衆の認識が間違っていれば判断を誤ります。
>でも、それでもいいというのが民主主義です。
> ○どの政策が優れているかは、議論の過程であきらかになっていくといいんです>が・・
>>民主主義とはある意味、個人の責任を問わない事です。
>>みんなで決めた事なのだから1人1人の責任は軽減されます。
>>「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」です。
>>結果について誰も責任を取る必要はありません。
> ○法律も改正できます。一度決めたことで覆せないのは、戦争の決断による多数の>死者が生き返らないことと、多額な経費でつくられた無駄な公共事業などですよね。
>>生産力の発展が労働者階級の利益になるためには労働者階級がいかに生産手段を所>>有するか生産手段を共有する組織に属することができるかが課題になるでしょう。
>>民主主義と言えば何かいいことのように思われるでしょうが、反日教育によって>>「日本を打倒すべきだ。」と考える中国人が多数になり民主主義的手続きで対日本戦>>争を始めたとしたら問題ありますでしょ?
> ○それは、民主主義が悪いのではなく、反日教育やイデオロギーの問題かもしれま>せんね。
> (ここでいっているイデオロギーとは、意識が現実の反映であるとする唯物論にお>いて、現実を覆い隠すものとしてのイデオロギーのことです)
>・・・などということを、つらつらと書いてみましたが、さてこれらのこともワヤク>チャさんも先刻、ご承知のことかと思います。あまり、考えすぎになられませんよう>に。
また、よろしくお願いします。