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(回答先: 水を燃やすことは可能だろうか 投稿者 フランクリン 日時 2005 年 6 月 24 日 12:07:34)
>永久機関と同じで水をも燃やすことは不可能だというのが常識だが、「日本の常識は世界の非常識」というし「世界の常識は日本の非常識」ともいう中で、日本も世界も非常識だと考えてきた常識が、いったい新しい常識を生むのだろうか。
常識は相対的なもので、それが自然科学的真理であるか否かの「拠り所」になる保障なんて、金輪際ないです。その社会集団がより考証的かつ論理的であれば常識は真理に近づき、逆ならそれまでの事。
科学の方法論は、「客観化」(別の人がやっても出来る方法が公開されている)
繰り返しになるが 不健康版で書いた事の一部を再録します。(***で挟まれた部分)
http://www.asyura2.com/0505/health10/msg/216.html
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科学の成果は、学会発表や論文の形で「こういう方法で、ここを調べたところ、こういうことが判った。皆さんもやってみてくれ。」という形でおこなわれ、急速にすべての人に共有化されてゆく。
実際には臨床の現場に普及させる必要がある。 しかし、追試に必要なPCR-RFLP法自体は簡単な手技で、どこをどのように調べるかさえ判っていれば (これが学会で発表される)、中学生でも出来る。(この手技を中学生に対する体験学習で実施している大学もある。)費用については、まっさらから立ち上げても100万円、既に何らかの遺伝子診断をしている施設なら数千円のプライマーオリゴDNAを用意するだけで、追試可能です。
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もし、真理だと認められたいのなら、理論の帰結が他人に検証できる形で公開されればよいのです。「特許」などと姑息な隠蔽をせず、さっさと水を燃やす方法を「その辺のアマチュアサイエンティストでも再現できる方法」で公開する事です。「ニュートリノ振動の理解が必要」などと人を煙に巻くようことばかり主張しているようでは、似非科学、詐欺の一種と思ったほうが無難でしょう
高温超伝導は高校の化学クラブのレベルで再現できた。市販の試薬(数千円)を混合して陶芸の電気炉で焼き固めたものを液体窒素(リットル数百円で入手可能)で冷やしたら、磁石に反発するようになることが確かめられた。(科学 真理)
常温核融合は、機械自体は数千円で組み立てられる。検出器を入れても数十万円。高校レベルから研究所までいろんなレベルで追試されたが、実験誤差以上の有意なエネルギー産生がコンスタントに再現されない。(未科学 判断保留)
永久機関(非科学 多分正しくない)
今回のケースの「水の燃焼」は非科学でもない、似非科学です。あくまで個人的な見解と限定した上で表明いたしますが、悪質な意図を感じます。(悪質な意図については後述)
>水を燃やすということは人類の夢であるし、エネルギー問題や環境問題に対してきわめて重要だと思うので積極的な討論を期待する。
討論は、多分不毛です。本当に出来る事ならば普及させる事です。われわれは量子力学が判らなくてもコンピューターを使っていますよ。 特許などといわずに、小規模プラントを本当の意味で公開することです。(それが出来ない旨の彼らの常套の言い訳も、もう見当が付いていますがね。)
本当の科学の普及のさせ方
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厚労省の認可をとって保険適用になるまでは検査費用は病院の持ち出し状態で、いくつもハードルを越えていかねばならんのですが、まともな医者ならばたぶん、ゲフィニチブを使う前に「持ち出しでも」検査をしようとするでしょうね。たとえ、特許の網がかけられていても、お金を取らないで(この検査については非営利だからといいわけをしつつ)、検査をしてからゲフィニチブを使うでしょう。
薬剤メーカー(とその子飼いの研究者)に任せっぱなしにすると開発費用の回収のために漫然と適用拡大をしたり、ネガティブなデータを出来るだけ無視しようとする。 私は、こういうところにも医療自体を営利と切り離す必要性があるのだ、と考えております。
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悪質な意図 :公共の利益を追求することをキャッチとして、(自覚をもって)他人を欺き、自己の利益を図ろうとする意図。 非自覚ならば、幾分罪は軽いでしょうが、功なり、名を遂げた学者先生が加担しているのは、軽率のそしりをまぬかれないでしょう。