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(回答先: それは人間がどの時代〜支配されてきたのか、そして現在に至っているのか。 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 23 日 17:30:38)
縄文ビトさん、こんにちは。
昨日、貴方の投稿に気がついていたのですが、投稿可能数を超えておりましたのでレスできませんでした。
さて、人間がどの時代から支配されてきたのか?
なのですが、記録が始まった段階では既にリーダー的存在とそれに従う群衆というものがあったと考えますので、「いつから」始まったのかについての記録は無く、どこまでいっても推測でしか無いと思います。
しかし、どのようにして人間が人間を支配する事が始まったのかについては多くの人の意見が一致するのでは無いでしょうか?
それは、集団で狩猟が始まった時点で狩が上手い人がリーダーになった時点だと思います。
それ以前の個人個人が自由に狩猟をしていた段階では人は全て平等でしかあり得なかったと思います。
その意味では、集団による狩猟が始まった時点からという事が「いつから」に対する答えになるかも知れませんが。
ところで、このような誰もが認めるリーダーを選んだという事が果たして「支配と被支配の関係」と言えるのか?という問いがあるだろうと思います。
これは、直接民主主義の原型であって、誰もがそのリーダーの指示通りに狩りを行い、その事に不満を持つ事は無かったのではないか?と考えると思います。
むしろ、リーダーの指示を待つ人々は支配されているのでは無いのでは無いか?
と思うのでは無いでしょうか?
しかし、私にはこれも、人が人に命令をするという支配の原初的形態であり、権威や権力の萌芽であると考えます。
つまり、支配や権力というものを通常は悪いイメージで捉えられるのですが、集団を作って生活をするという生存形態を持つ人類にとって、支配や権力は集団秩序維持の為に不可欠なものではないかと思われるのです。
必要悪という悪の意味合いすらも付けるのは言い過ぎだという評価です。
従って、「資本主義の権力」は打倒しなければならないが「権力一般」の打倒というスローガンは誤りであると私は考えます。
>それは人間がどの時代〜支配されてきたのか、そして現在に至っているのか。
人間に対する支配の形態は当初は暴力でした。
しかし、貨幣が誕生して、暴力から貨幣へと支配形態がシフトしてきたと考えます。
また、貨幣経済の発生から今日に至るまで、貨幣が人類に対する支配を強化してきた経過であると考えます。
貨幣は人類が発明しましたが、自分の発明品によって人類は逆に支配されてきたのです。
もちろん、この貨幣権力を最も多く持つ者が人類を支配しているワケですが。
暴力によってでは無く、貨幣によって支配しているのです。
従って、私の革命論はこの貨幣の個人による所有の集中を無くし最低所得者層を中心に世界規模で分配するという事から始めていこうという事です。
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/383.html
>投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 23 日 17:30:38: egUyw5BLxswRI
>http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/832.html
>縄文ビトさん、貴方のご質問の意味が分かりません。貴方が正しいという証明をして>下さい。
>J 私が上記件名で聞いているのです。
了解しました。
>J それは人間がどの時代から支配されてきたのか、そして現在に至っているのか。
>>支配の起源を探る事も大事ですが、
>J これが一番大切なことなのです。皆さんこれを知るたがっているからです。
そうですかね?
私には現在の支配のありようを把握する事が肝心のように思えますが。
でも、確かに歴史的に考える方が分かり易いのかも知れません。
>>現在どのような支配が行われているかを分析する事も大事ですよね。
>天皇制は明らかに支配の1手段です。
>だから、その廃止を私は求めます。
>それだけです。
>J そんなことは自明の理で解りすぎるぐらい解っています。
はい。
>J ワヤクチャさん支配云々を言う以上解っていたら説明してみてはいかがですか
支配のあり方を私は解明したいと思っておりますが、その為に「いつから始まったのか?」を解明する事にそれほど比重があるのでしょうか?
>>何の説明が必要だとおっしゃるのでしょうか?
>天皇制が我々を支配する手段であるという事の説明でしょうか?
>その説明を貴方は必要だとおっしゃるワケでしょうか?
>私には自明の事だと思うのですが。
>つまり、天皇を国民統合の象徴とし、国益を害するような事態が生じた場合に
>国民一丸となってその国難に対処する為に天皇が国民に励ましの言葉を与える可能性>が
>あるという事ですよ。
>これは、今のままでは何も問題が無いように多くの国民が捉えるような事です。
>しかし、国益というものが国民一人一人の利益とどう関係があるかを説明される事無>く
>国民が国益なるものの防衛の為に犠牲を強いられる可能性があるという事です。
>つまり、国家単位の動きの中に欺瞞があっても天皇制によってその欺瞞が隠されてし>まうという危険性を私は訴えたいのです。
>J K >>この呪文が効かないようですと、k+縄文ビトには打つ手がありません。
>縄文ビトさん、この図式は、貴方は正しく、私の考えが間違っているとおっしゃりた>いワケですね。それを証明して下さい。
>J ワヤクチャさん支配は天皇制から始まったのでしょうか。それを聞いているので>すが?
上記のように天皇制の前からあったと思います。
天皇制は支配の正統性を補強する為のイデオロギー攻撃であったと考えます。
現在に至るまでそれは貫徹しております。
天皇制反対を言う人間など変人扱いされるというように。
つまり、暴力・貨幣・思想によって支配されてきたのです。
>あなたが書いていることは既に自明の理だからです。そこに新しさが無いということ>です。
別に新しい事を書いているつもりはありません。
ご質問されたのかと思い、回答しただけです。
>まず、100パーセント、私の考えとは違います。
何がですか?
「天皇制から支配が始まったのでは無い。」という事ですか?
それなら同じ考えです。
>私は権力志向ではありませんから。
私も別に自分が権力を持とうとして言っているのでは無いのですよ。
資本の権力に対抗する権力が必要だと思っているだけです。
資本の集中を制御し分散させる為の権力です。
これは強制しなければ実行できない事だからです。
権力の概念が貴方とは違うと思います。
貴方は権力一般について否定されているワケですが、
私は権力にはそれぞれ目的があると思っているのです。
行政権力に対して監視するオンブズマンの権力が必要だし、
悪政を批判する為のメディアの権力も必要だと思っております。
私の権力概念の方が広範な概念なのです。
あらゆる命令が権力の1形態なのです。
市民による行政の批判も権力の行使なのです。
批判する自由を市民は持っており、その自由を行使する権力を闘争によって確保してきたのです。
政府批判が死刑になるような国ではそのような市民の権力が育っていないという事です。
対抗的権力の概念をお分かりいただけないでしょうか?
絶対服従だけが権力の形態では無いのです。
>議論は議論板でやりましょう。
了解いたしました。
雑談板でたまたま対話があっただけです。
別に私がワザと雑談板を選んだワケではありません。
>あなたが書き込んだ文章からどんどん質問をしていきます。
それはありがたい事です。
私の考えをもっと詳細に述べる事ができますので。
共通認識を増やしていきましょう。
100%意見が違うなどとおっしゃらずに。
私は貴方と対決しているつもりは毛頭ありません。
貴方の目的と私の目的は同じものです。
その目的を実現する為の方法論が違うだけです。
「労働力の売買の禁止」を今スローガンとして掲げる事が解決になるとは思っておりません。
また、人類の歴史についての認識が共有できたからといって問題が解決するとは思いません。
後、具体的にどのようにして問題を解決するのかについての方法論の考察が必要です。
貴方のお話は認識が得られればおのずと解決するというような楽観論があるように思えます。
それは間違いだと思います。
目的は同じなのですから、方法論についての議論をした方が生産的だと思っております。
それと、少し気になるのは、貴方が私に対して何か憤りを感じていらっしゃるような気がする事です。
私は貴方に対して何も憤っておりません。
その事は是非ご理解いただきたいです。
で、何故貴方が私に対して憤りを感じるのかを知りたいです。
「誰からも相手にされなくなりますよ。」は少し言い過ぎであったと思います。
また、貴方の本を読まなくても大方想像ができますという言い方も根拠はあまり無いかと思いますので撤回させていただきます。
正直な気持ちではあったのですが。
貴方と私のやり取りを見て如往さんがされたコメントなどにもご立腹なのかも知れません。しかし、その事は私にはどうする事もできません。そのコメントが間違っているとも思いませんし。
貴方に対して意見をする私が気に入らないというお気持ちも分からないではありません。しかし、それはこういう掲示板の性格上やむを得ない事だと思っております。
お互いに感情的にならずによりよき社会のための対話ができればと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。