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(回答先: 訂正します 我々は洗脳されているのかも知れません、でしたら解く努力を 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 15 日 09:24:40)
縄文ビトさん、対抗的権力の形成は必ずしも連合赤軍事件のような帰結に至るワケではありません。
連合赤軍事件が起こった原因は「純粋なる革命戦士」という形而上学に彼等が陥った為であると私は考えております。
「純粋なる革命戦士」にとっては恋愛やセックスは許されない行為であったでしょう。
しかし、生身の人間が他ならない「革命戦士」が恋愛やセックスをする事は自然な事なのです。
この事も否定するような権力を連合赤軍指導部は正当化するという誤りを犯したのです。
私が形成しようとしている国際金融資本に対抗する権力はもちろん恋愛やセックスなどの人間の自然的行為を禁止するものではありません。
また、個人に対して「革命戦士かくあるべし」という資質を命令するものではありません。
個人では無く組織が目指すものを堅持するという事が大事であり、個人は耐えられなくなってやめる人が出てきてもやむを得ません。
となると、脱退する人が組織の秘密を官憲に漏らすのでは無いかという事があるのですが、これは防ぎような無い事でありその為に組織は多重の構造を持たなければならないと思います。
そして、合法的な闘争形態で公開的に行う必要があります。
この権力は国際金融資本に対する課税などの限定された目的の為の権力であり、この権力形成に寄与する人々の人間的行為を束縛するものではありません。
このような内部的束縛はかえって権力基盤を損なうものでしょう。
全共闘時代にセクトが内部的な権力の行使(上部に対する絶対服従)及び大衆運動に対する引き回しを行ったという問題から、ノンセクト・ラディカルという革命セクトの権力否定という論理が登場したと考えます。
しかし、それはこれらのセクトの個々の問題であり、対抗的権力形成運動の全てに普遍的に存在する問題では無いのです。
例えば行政を監視するオンブズマン運動が盛んに行われておりますが、これなども行政を監視する市民の権力と言っていいのです。
行政が保有する情報の公開を要求し開示させる事、この事自体が市民の権力によって行われるのです。
資本家階級の権力と労働者階級の権力はあらゆる所でせめぎあいを行っているのです。
それは法をめぐる争いにおいて顕著です。
各セクトの実態に嫌気がさして我々は極端な「反権力(=権力一般の否定)」という誤ったスローガンに意識を支配されてきたのです。
先日亡くなられた倉橋由美子氏の小説「パルタイ」にもそのような党(権力)一般の否定の考えが表れていると思います。
>我々は洗脳されているのかも知れません、でしたら解く努力を
やっていきましょう。
これは非常に重要な問題であり、この事を乗り越えなくては日本革命は不可能でしょう。
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/338.html
>投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 15 日 09:22:16: egUyw5BLxswRI
>(回答先: 何も支持を得ていない権力は存立し得ない。 投稿者 ワヤクチャ 日時 >2005 年 6 月 14 日 15:29:16)
>ワヤクチャさんスパルタコスポノさんAmaさんお早うございます。
>ただ私自体はいまだに権力という言葉に引っかかっております。
>ワヤクチャさん >それは、「権力=悪」というイデオロギーの成せる技ですね。
>国際金融資本は自らに何らかの足枷をはめるような対抗的権力を作らせない為に
>「権力一般=悪」というイデオロギーを宣伝したのだろうと思います。
>全共闘運動を利用したでしょう。
>あなたもまんまとその洗脳にやられてしまったと考えます。
>それとも意識的かのいずれかです。
>ここでは私が意識的ということは決してありません。
だと思います。
>まず四者の方に通じることは権力側ではないということは一致していることだと自分>では文章から感じております。
私もそうは思っております。
>ワヤクチャさんが言った「権力=悪」少なくとも私はそう考えています。
まずは権力と言っても色々な権力があるという事を知っていただきたいです。
犯罪者を取り締まるのも権力であるし、金持ちの利益の為に法律を作るのも権力であるし、金持ちの暴走に歯止めをかけるのも権力であるという事を。
我々が求める権力は何か?という風に問題を立てないと現在の権力に対抗できないのです。
>>あなたもまんまとその洗脳にやられてしまったと考えます。
>またこのことに対して私を含め多くの人が洗脳されているのではないでしょうか。
と思います。
>出来ればワヤクチャさんがその洗脳を解いてくれればと思いますが。
では、やっていきましょう。
>全共闘という言葉が出てきましたので、その当時のリンチ殺人事件は衝撃でした。今>でもどこにいてそのニュースを聞いたのかを思い出せます。
権力がリンチ殺人事件にストレートに結び付くワケですね。
それは、権力の作用の中の極限定された条件下における現象にしか過ぎないのです。
権力(権威から派生した力)の極端な一例に過ぎません。
この世では無数の強制(命令)が行われており、そのただ中にあって我々はどのような命令(強制)によって社会を変革していくかを考えねばなりません。