★阿修羅♪ > 議論21 > 328.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
権力は支持によって形成される。
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/325.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 6 月 13 日 13:51:53: YdRawkln5F9XQ
(回答先: Re: 強制する内容を明らかにした権力 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 13 日 11:56:29)
ワヤクチャさん昨日は時間がありませんでしたので中途半端な文章になってしまいましたが、今は少し時間が取れますので書き込みを入れます。また所在がどこか分からなくなりますので新しいスレッドを立てます。
昨日時間がなく入れました文章いくばくか修正して再度出します。
権力は相手の服従を要求するものです 縄文ビト 2005/6/13 20:38:44 (0)
こんばんは、だいぶ長い文章を頂き、恐れ入ります。これから家に帰るところですので簡単にメールを入れさせていただきます。
ワヤクチャさんの考え方の中では、権利と義務、そして権力がごっちゃになっているのではないかと感じますが。
権力とは何か?この問題では私の本で定義づけをしているのですが、そこには権利と義務の関係から入らなくてはならないのです、ここに書き込んで差し支えないのかなという気がいたします。つまり出版契約の話になりますが、後で出版社から違反だといわれるのが怖いのです、もし講演を頼まれた時(そんなことは絶対に無い)それさえも許可をもらわなくてはならないという決まりがあります。
大学教授でしたら本を読めと突っぱねるでしょうが。
その中で全体的に話すことは出来ませんが、権利と義務の関係は両者を離して論じることは出来ません。
また権力に対しては相手の義務を引き出すのではなく服従を要求するものです。
ワヤクチャさんは何か混同しているような気がいたしますが。
>課税というのは明確に権力の行使です。
これも権利と義務の関係になるのではないかと考えます、なぜそのように考えるかといいますと、人間社会は何十万年か前、いやもっと以前かもしれませんが現在に至るまで、人間社会を形成していくには人間の労働を切り離すことは出来ません、その労働の中から一部分が社会的使用分として社会に提供しなくてはならない部分です。
ただそれが権利と義務という関係か、それとも権力に対する服従かという問題になります。後者の権力に対する服従としては端的に言えば江戸時代とそれ以前の年貢という制度、これは完全な権力に対する服従を要求しているものです。そして封建社会以後の税金という制度、これは曲がりなりにも民主主義の中での合意を得ているものと言うことが出来ます。両者を比較して時。
年貢=権力に対する服従 税金=権利と義務との関係において徴収されるもの。両者共通のものは、社会的使用分ということが出来ます。 そして権利と義務の関係において義務者として税金を払いますが、では権利者とは誰なのかということになります。税金関係の権利者は役人ではなく、彼らは単に預かっているだけのものであり、本来の権利者はその社会を構成する人達が権利者となります、それはその社会を維持するための費用であり、それを負担するのが個人としての義務となります。
権利と義務・権力と服従。両者を混同しているとそれらは見えてこないかと思いますが。
どのような社会においても社会的使用分の負担は人間である以上免れないものと考えます。
その負担に対し負担者の意志が通じるかどうかの問題だといえますが。負担者の意志が通じなければ強制的に取られているという感覚だけが残ります。
>縄文ビトさん、レスありがとうございます。
>「多くの人々に支持された政策」が権力であると私は言いたいのです。
靖国参拝を支持する人が戦争政策を遂行する権力を形成していると言いたいのです。
これは単なる支持であり権力ではありません。支持を得たとしても、自分が支持を得た、だから権利があるのだ、また支持をしてくれた人達にも義務を課されるものではないといえます。ましては権力などとんでもない話です。
>権力と民主主義というものを縄文ビトさんは対立的なものと捉えられていらっしゃるのかも知れません。
あくまでも権力は服従を要求するものです。
>私にはいかに民主主義的手続きを経たものであろうとも国是とされた政策は権力になっていると考えているのです。
我々がそのことで完全なる服従を要求されればの話ですが。国是とされたものが基本的人権にかかわるものであれば、裁判という形で争うことが出来ます。
>民主主義的手続きを経て作られた法律が権力であるという事です。
例えば基本的人権を否定され服従を強制されるものであれば権力とみなしますが。
>そういうものも権力の構成要素と見なければ権力の一部しか見ていない事になると思います。
で、簡単に言えば現在の権力は資本家の利益を擁護・助長する為の権力であり、それに対して万人が最低限の生活をする為の権力(即ち、資本家には不利益をもたらす権力」を私は形成しようとしているのです。
ワヤクチャさん、まず人間としての 権利を主張すべきです。私は人間とは何か、人間は如何に生きるべきかということの中で人間としての権利を主張しているわけです。決して権力を主張しているわけではありません。
>>個人の権力なんて権力でも何でもありません。
>>私の投稿を読むことは強制できないワケです。
>>だから現時点で私は権力であるハズがありません。
当たり前の話です。
>>しかし、もし私の意見が賛同者を得て同じ考えで投稿する人が増えてきたら?
>それは徐々に権力を形成するものと言えるのです。
そのように考えているとしたら、誰もあなたを支持しないのではないですか。なぜならやがてあなたが支持イコール権力者だとしたら、指示した人は服従を求められるわけです。
あまり長くなりますと読む人も疲れますのでこのぐらいにしておきます。後の分は次回ということにしてください。読みたければの話ですが。