★阿修羅♪ > 議論21 > 320.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 政治は足し算しかないのでしょうか 投稿者 ジャン 日時 2005 年 6 月 12 日 08:21:29)
ジャンさん、今の課題は、反靖国政権を作り、小泉や安倍などを政権から排除する事です。その為の共闘を吸収される事を恐れてできず小泉政権を長引かせ次期安倍政権を許してしまうようであればそこで既に敗北しているのです。
また、組む相手が強過ぎて巻き込まれてしまうというのであればそれだけの理論と姿勢しか持っていなかったという事は明らかです。
一緒にならなくても既に敗北しているのです。
形の上だけで別組織であったとしても中身は何も無いし、小泉や安倍によって戦争へと向かわせてしまうのです。
一番大きな目的が戦争の回避であるのであれば反靖国政権を作ることこそその目的に適っております。
古賀とも靖国参拝反対の1点で組むべきだと考えます。
>政治は足し算しかないのでしょうか
権力闘争の最終局面は足し算です。
それしか無いとは言いませんが最終的には決定的になります。
日本はそういうシステムで政治が行われているのです。
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/316.html
>投稿者 ジャン 日時 2005 年 6 月 12 日 08:21:29: tV9DFzLB7Zpg6
> 政治に対する不満が高まっているときには、自分の票にとりこみたくてリップサー>ビスで改良や平和を唱える議員がいくらでもいると思いますが・・、彼らと共闘です>か?
リップサービスをしているのは反靖国勢力の実力の結果です。
彼等は中国や韓国のみならず日本国民の間に反靖国気運が生まれているのでそうしているのです。
ならば、その果実を反靖国勢力は収穫すべきなのです。
彼等がどのような本質を持つのかは別にあります。
しかし、反靖国の為に彼等を利用すべきなのです。
> 改良目的のための政治の足し算というのもいいですが、企業の吸収合併のように、>もともとの組織の強いところが勢力を拡大するだけでしょう。
そうとは限りません。
それこそ反靖国派勝利の後の党派闘争によります。
まずは、反靖国政権誕生を目指すべきです。
これが政治の弁証法です。
> 仮に、協定を目的達成前に解除したとしてさえ、もともと組織の強かったところに>自然発生的な改良運動がとりこまれていく。
そうとは限りません。
理論的にしっかりした所に人々は集まるでしょう。
ちくま新書で「靖国問題 高橋哲也」という本が出ております。
これなどは靖国神社の本質をよく捉えた本だと思います。
> 少数政党が大政党と共闘して、なおかつ勢力が伸ばせるのは、組織がしっかりして>いるからであって、公明党・創価学会の勢力拡大がその例でしょう。
組織がしっかりする原因は何ですか?
それは理論でしょう。
だから理論形成をちゃんとやった党派が勝利するのです。
>逆に、解党的に作用したのが社会党。
社会党は理論が弱かったのです。
労働組合の上に胡坐をかいてしまい理論研鑽を怠ったのです。
> まず、足し算を考える前に、組織力をつけなければ、足し算よりも引き算になると>いう現実があるのではないか。
理論が弱ければば何をやろうと負けです。
統一戦線をしようがしまいが消滅するだけです。
だから、このチャンスに大胆に統一戦線戦術を取る事を躊躇するのです。
やる前から負けているのです。
> 少数勢力が掛け算的に伸びるとすれば、共闘よりも、社会情勢の最大限の利用と理>論武装が必要。
おっしゃる通りであり、今の反靖国気運を利用できないのであればもう見込みはありません。理論も無いに等しい。
>拉致問題、靖国問題を表面化させて徐々に国内世論を国家主義の側に引き寄せていっ>た、小泉の手腕もなかなかのものだが、イラク問題などの国外の問題にせよ電車事>>故、教育問題などの国内問題にせよ、国家主義の側からのプロパガンダは今やマスコ>ミやインターネットで迅速・広範になされていて、それが、不満分子をとりこんで、>国家主義の側の掛け算的な拡大勢力になっているとすれば、現有の議会勢力の足し算>でもって、それに対抗するのは、表面的にはいくらかの均衡をもたらすとしても、最>終的には、組織力の違いがものをいうでしょう。
それではあなたはどうやって勝とうとするのでしょうか?
あなたの言い方は敗北主義にしか聞こえません。
闘う前から負けているのです。
敵は強く思えるものです。
権力を握っている方なのですから。
その権力が分裂している時にマシな権力側に肩入れして最悪の権力を打倒できないのであれば永遠に我々に勝ち目は無いでしょう。
万年負け犬の遠吠えをしているだけです。
「組織を守って革命を逃す。」とはこういう事です。
肝心なのは理論であって組織は理論の為の手段であるという認識が必要です。
理論なき組織は消滅するしか無い。
自民党や公明党の方がよほど理論化できているという事です。
機を見るに敏という事です。
彼等の方が。
革命勢力は理論を構築し、政界を左派の側から再編すべきだ。
弁証法的多重戦略を左派は持たなければならない。
最悪の政治潮流を排除する為に敵内部の分裂を最大限利用すべきだという事です。