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(回答先: 防衛戦争というトリック 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 6 月 03 日 12:36:52)
横レス、失礼します。
古今東西、どこの国でも戦争を始める時の大義名分は、「自国の防衛のため」であり、侵略するという言葉は使っていません。
国際政治と戦争を、低俗アニメのように「正義と悪」の単純2元論で割り切ろうとすること自体が間違っているとしか言えませんね。
それから、軍縮に関してですが、軍縮をマトモに論じ、かつその実効性を発揮するには、同等の軍備保有国だけであり、同等の軍備を持たない国には、軍縮を実行する資格も能力もありません。
このことは、かつて第2次大戦前に日本も参加したワシントン軍縮会議(戦艦の制限)、ロンドン軍縮会議(巡洋艦等の制限)、あるいは、米ソの核軍縮条約を見れば理解できると思います。
つまり、日本が世界の軍縮を推し進めるためのけん引役になるには、まず、核戦力を含む強力な軍拡を推し進めなければならないということです。
わたしもそんな事を理想だとは思っちゃいませんが。
具体的に、かつ客観的に軍縮に向かわせるだけの「力」と申しますか、そういうものの根拠は金銭では解決しません。
新たに核の保有を目指そうなんてのは最悪の方針でしょう。
もし、日本の民意で軍縮に向かうとすれば、「平和を目指す心」によるものだと思いますが、様々な国にはそれぞれの民意があり、それらの民意を「正義と悪」に分別できるものではありません。
軍事力イコール悪という認識のない国、そこにある民意も無視できません。
2原論の限界でしょうか。