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色々な国家論を読ませていただきました。
私には皆さんのように本の内容を覚えている力が年齢的に現在失われておりますので、今まで理解してきたものが現在の私の血肉になっているという面からの解釈として書いていきたいと考えます。
まず言えることは国家論が現在までの段階での国家論であり未来を志向した形での国家のあり方ではないような気がいたします。
そこからこれから先の時代、今までのような国家のあり方がこの先20年・30年と続いていけるのかということです。
話が変わりますが、外交機密文章というのをご存知だと思いますが。それは外交上取り交わされた物事は我々には秘密にされていると言うことにもなります。なぜこのようなことを書くのかというと最近の北朝鮮問題での六カ国のやり取りを見ていますと、北朝鮮が核実験をやるかどうかの問題がクローズアップされているからです。そして私どもが知ることの出来る情報はほんの少しだけという気がいたします。それは外交機密になることは私どもが窺い知ることが出来ないからです。
つまり北朝鮮が日本に対しどのようなことを言っているのかということです。
ここから私の推測が始まります。
北朝鮮が核を持ったらどうなるのか、地下核実験を行ったらどうなるのか。日米が共同して経済制裁をより強化する?だったら核実験行う前に阻止することが出来なかったのかということにもなります。
我々には知らされていないこと、それは過去にあった北朝鮮と韓国との戦争がまたおきるのではないかという恐れ。つまり韓国が火の海になるという恐れを、日米韓と恐れているのではないかということです。つまり韓国が北朝鮮の、悪い言葉で言うところの人質になっているということになります。
これは人質を取られているとき人間の心理は相手に譲歩をしていく。
北朝鮮の核問題を六カ国協議で進めていたなら、アメリカが現在のような譲歩をしなくても良かったのであり。また韓国が見返りも無く20万トンの肥料を北朝鮮に送るような譲歩もしなくてもすんだのではないでしょうか。
北朝鮮の核開発に対し六カ国が時間的猶予を与えすぎてしまった。なぜ六カ国協議が速やかに進まなかったのか。これはあくまでも私なりの推論ですが日本が拉致を問題にしないで五カ国が核問題で一本化できれば北朝鮮に時間稼ぎをさせなかったのではないでしょうか、日本が拉致問題を騒ぎ立てたことによって北朝鮮に時間稼ぎをさせた。日本の外交的失敗ではないでかと考えますが。
北朝鮮が地下核実験をやったなら、国連がまとまって制裁が出来るのか、世界がそれに同調するのか。それでしたら、インド・パキスタン・イスラエル・そして、もしかしたら南アも持っているかもしれないといわれている。それらの国々がなんら制裁も受けず核の持ち徳になっている現状。はたしてこのような状況下で北朝鮮に制裁が通じるのか。
また制裁した時韓国という国自体の人質が解消されない限り、次の要求は韓国から米軍の核および軍の撤退を取引材料にしてくる可能性もあります。そしてインド・パキスタン・イスラエルと違う点は北朝鮮をテロ国家と名指しをしている現在、北朝鮮発の核拡散が世界に向かうかもしれません。
過去に石器から、青銅製の剣に替わり、やがて鉄製品の武器が世界を覆い、それらが火薬の発明から銃火器へと進み、初めは発明した国だけのものであったのがやがて世界中が持つようになった歴史を見た時、核もやがてどのようにしたとしても世界中に散らばるのではないですか。その時核は抑止力としてではなく、テロ化した形で脅迫の材料となると考えられます。
上記あげた世界情勢を考えた時、国家としての日本のとる道はいかがいたしますか。日本も他国の侵略から国家を守るため、核の原料となる物質は大量に持っているわけですから、核を持つことは簡単だと思います、ただしアジア諸国を全部敵にするかもしれません。
これからの世界を考えた時、全ての国が核を持つようになった時、何らかの争いで核が使われた時、世界中が使わないという保障は無いはずです、その時には地球上の生物は滅亡するかもしれませんが。
核を地球から廃絶する力、それは国家を超えた力しかないと思いますが。