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### あまりマニフェスト形式になってませんが、読めば意図は分かると思います。
○ 小泉純一郎氏の本質
- 2005/5/20 日刊ゲンダイより -
偏執狂。
あることに異常に執着する、
かたよった見解を固執して他人の言説を受け付けない、
一つのことに異常な執着を持ち、常軌を逸した行動をする人。
- 2005/5/17 日刊ゲンダイより -
4年前、総理になる時に決めたこと
・消費税を上げた内閣は潰れるからオレはやらない。
・アメリカに逆らった内閣も潰れたからオレは逆らわない。
・マスコミと喧嘩した内閣も潰れたから喧嘩しない。
・遺族会に約束したから靖国へは毎年行く。
・誰も出来ないことだから郵政民営化はやる
小泉首相の頭にあるのは、基本的に上記のことだけ。
○ 戦後民主政治の危機
「小選挙区制」と「政党助成金」によって大政党だけが有利になり、
少数政党が成立しにくくなった。
政治家は、国民の意見を汲み取るより、
いかに選挙に有利になるかを優先させるかばかり考えるようになっている。
「小選挙区制」と「政党助成金」によって独裁者が現れやすくなる土壌になっている。
反対派は、力ずくで押さえ込まれがちになる。
○ 憲法改正について
マスコミはほどんど報じないが、自民党の草案には以下が含まれている。
(1) 国民は自身の自由を犠牲にしてでも国を守る義務がある。
(2) 結社の活動の自由を制限することができる。
(3) プライバシー保護のため報道の自由を制限することができる。
(1)は、徴兵制を復活させるための布石。
(2),(3)は、(1)を妨げる存在を排除し、大政翼賛会的体制を敷くための布石。
読売新聞、産経新聞は、自民党の味方。
「恒久平和」、「戦力保持の破棄」をうたった、憲法第9条は変えるべきでない。
(戦争への道を牽制する為)
○ 天皇制について
象徴天皇のままで、日本のシンボルとして、日本人が敬い尊敬する存在のままとすべき。
自民党の憲法草案では、天皇を国家元首にするという案があるが、絶対反対。
○ アジア外交について
日本は、急速に米国型大競争社会化し、
皆平等だったのが、貧富の差が拡大し、2極化が進んでいる。
広瀬隆氏が著書「日本のゆくえアジアのゆくえ」で次のように書いている。
「日本はアメリカを切り捨て、アジアとのゆっくりとした共生を。
競争するのはスポーツだけでよい。」
これに全面的に賛成するわけではないが、かなり的を得た指摘と感じている。
日本は、軍事世界制覇を目論んでいるアメリカとの付き合いは程ほどにし、
日本は、日本を、ゆっくりとした平和で安全で豊かな社会にし、
アジア各国ともっと友好を深めるべきと思う。
○ 北朝鮮について
北朝鮮脅威論は、アメリカの対日戦略。
アメリカは「日本が北朝鮮から攻撃されたらアメリカが日本を守る」と言っていて、
北朝鮮の核脅威論を影で煽って、日本に軍事兵器を買わせ、
さらに日本の自衛隊を米国軍の一部として使うことを狙っている。
今の日本は、そのアメリカの戦略にまんまと乗っている。
(日米安保条約の何処を見ても、
「日本が北朝鮮から攻撃されたらアメリカが日本を守る」という内容はない。
アメリカは、日本を利用できるうちは利用するだけ利用して、
利用価値がなくなったら、見捨てるつもりだろう。)
北朝鮮へは経済制裁すべきでない。
北朝鮮へ経済制裁するなら、その怒りを、日本の現政権や米国に向けるべきである。
○ 靖国神社について
東条英樹らA級戦犯は、軍国主義・帝国主義・国粋主義の権化のように思われているが、
私のイメージは若干異なる。
(1) 軍部官僚組織の共同体化のため、正確な情報が下から伝わらず、
的確な判断ができなかった。
(2) 個人で何とかしようと思っても、
本来の機能を失いかつ肥大化した組織の暴走を止められなかった。
(3) 誰も責任を取らないまま肥大化した問題の責任を
誰かが取らなければならなくなる決定的な時期に
たまたまトップだった。
このような意味でA級戦犯を解釈すると、
「組織の死にいたる病の被害者」のような印象さえ持つ。
事を治めるためには、今まで誰も責任を取らなかったことに対して、
誰かがその責任を取らなければならず、その責任を一手に担ったのがA級戦犯かも知れない。
このように考えれば、A級戦犯の魂を大東亜戦争(太平洋戦争)の犠牲者として
鎮めることは、間違っているとは言えない。
しかし中国・韓国・北朝鮮を初めとするアジア諸国にこれを言っても、現在は通じない。
今現在靖国神社を参拝することは、辛く悲しい戦争体験の傷痕を逆なでする以外の
何ものでもない。私は今靖国神社を参拝することなどとうていできない。
日本人が誰はばかることなく靖国神社をお参りすることができるようになるのは、
日本と諸外国の相互理解が深まり、戦争の不安もなくなったときである。
まだ、それとはほど遠い。誰はばかることなく靖国神社を
お参りすることができるようになるのは、早くても20年ぐらい先だろう。
○ 民主党について
所詮、自民党から割れて出来た政党。
頭の程度は知れている。
考える政策や内容自体は、自民党よりマシだが、
如何せん、国会対策、選挙対策が甘い。
これでは、政権交代できないのではないか?
○ 景気対策
以下を行う。
財政出動
弱者への減税
強者への増税
○ 中小企業対策
ここ数年で急速に製造業の空洞化が進んだが、
物流コストと仕上がりの具合(日本人の方が丁寧に仕上げる)を考えれば、
現在コストが安い国で現地生産するより、日本で生産した方が、
TOCは少なくなる。
これをもって、空洞化が進んだ製造業を復活させる。
○ 地域活性化対策
財源委譲、権限委譲を積極的に進める。
○ 少子化対策
少子化は悪いことではない。
工業製品の規格大量生産が正義だった時代は、少子化は悪だったが、
これから栄えるであろう「知識社会」においては、少子化は悪ではない。
少子化に適した文化を創造し、日本社会をそのように変える。
また、外国人を積極的に受け入れ、日本人の人口が減っても、
日本人と外国人合わせて、総人口1億2千万人を維持する。
○ 介護・年金対策
弱者への保護は手厚くする。
外国人にも居住権・選挙権・参政権・労働義務・納税義務・年金納付義務を与える。
農家には気の毒だが、FTAが進めば、物価が安くなる。
今より少ない生活費で生活出来るようになる。
○ 農業対策
退職後の団魂の世代を、農家の働き手として迎える。
機械化された近代農業や化学肥料を使った農業でなく
昔ながらの自然有機農業に携わってもらう。
ここで生産された農業製品は、外国から入ってくる農産物に比べ、
かなり割高になるが、健康志向の顧客に必ず売れる。
○ 医療保険対策
弱者への保護は手厚くする。
予防医学を発達させる。
診療報酬は減額する。
○ 官僚機構改革
普通の民間企業並の、公務員の大幅なリストラを行う。
公務員給与を、富裕層を除いた日本人の平均給与額にする。
天下りを禁止する。
不要特殊法人が看板を変えただけの独立行政法人は廃止する。
以上