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公安調査庁という組織、今やオウムを監視する以外に何か本当に必要な職務あるいは存在意義というものがあるのでしょうか。はなはだ疑問である。1950年代と違って日本共産党を監視するなんてことを言ったら、アホか本気かと言う人の方が多いでしょう。だって日本共産党には今や秘密にするようなものなどほとんど何もなさそうですから。
自己の存在理由を大いにアピ−ルするためにも公安調査庁、奮闘しているんでしょうな。
[参考]
近畿公安調査局内部資料
http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/kouaucyo.htm
さあ、それでは本題の読売新聞の記事にうつりましょう。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060418it04.htm?from=top
東京・世田谷区のオウム真理教本部の立ち入り検査に入る公安調査庁の職員 公安調査庁は18日午前、団体規制法に基づき、オウム真理教関連施設計11か所で一斉に立ち入り検査を開始した。
東京高裁が3月27日に麻原彰晃こと松本智津夫被告(51)の控訴棄却を決定し、死刑確定の公算が大きくなったことを受けた初の検査。教団内で不穏な動きがないかどうかを調べるとみられる。
検査対象は、北海道、東京都、大阪府、宮城、神奈川、愛知、滋賀、徳島、福岡各県の計11施設。2004年2月の松本被告の1審判決前の検査に並ぶ過去最大規模で、調査官約160人が動員された。教団本部のある東京都世田谷区の「南烏山施設」では午前7時50分から検査が行われた。
公安庁によると、教団内部では、「脱麻原」路線を進める上祐史浩代表(43)派と、「麻原回帰」の傾向が強い反上祐派が対立しているという。
公安審査委員会は今年1月、松本被告の存在が教団に絶対的な影響力を持ち、再び教団が無差別大量殺人を起こす危険性があるとして、団体規制法に基づく観察処分の2度目の更新を決定している。
(2006年4月18日11時26分 読売新聞)