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(回答先: 「ダ・ヴィンチ・コード」「ユダの福音書」は陰謀=カンタベリー大主教が批判|AFP=時事 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 17 日 10:11:07)
■■創造主と被造物は本質的に同一物
ヘルメス思想においては、人間と神は本質的に同一なのであるから、そのことを「認識(グノーシス)」しさえすれば、人間を神のレベルにまで高めることができると説く。「神化、これこそがグノーシスを有する人々のための善き終極である」のだ。
逆にいえば、本来は神的な存在である人間が物資界に下降し、また再び神のレベルに上昇するという「運動」自体に計り知れない価値があるとし、これを評価する。すなわち下降や堕落に積極的な意義を見出す。これは正統キリスト教にはありえない思想である。
キリスト教においては、教義の絶対性を強調するため、神はあらゆるものに隔絶して存在する絶対者として規定されている。したがって神は、自分自身とは無関係なところで、絶対無から宇宙を創造し、人間は本質的に死すべきものであり、生まれながらに原罪を背負い、死後は裁きにあうと説く。キリスト教は、神(創造主)と宇宙(被造物)は全く別物であり、人間と神は全く乖離した存在であると主張しているのだ。
ヘルメス思想においては、創造主と被造物は本質的に同一物であり、同じ一者の異なる現れにすぎない。「全は一であり、一は全である」のだ。そして、下のものと上のもの、小宇宙と大宇宙が本質的に同一であり、互いに照応し合っていると考える。
大宇宙(外界)は小宇宙(人間)を包んでいる。だが、この大宇宙はまた、光の世界に包まれてもいる。光の世界とは霊の世界、すなわち人間の内的世界であって、ここに、内なる世界が外なる世界を包み込む、という入れ子構造が見られるのである。
以上、簡単にヘルメス思想の全体像を紹介してみたが、なかなか面白い「宇宙思想」であることが分かるだろう。実際、このヘルメス思想は古くから多くの知識人を魅了してきた。特に、このヘルメス思想がヨーロッパの知識人によって“再発見”され、キリスト教社会に多大な影響を与えた時代があった。いわゆる「ルネサンス」の時代である。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA7F/_floorA7F_alchemy.html
ルネサンス・・・ダビンチ・・・ダビンチ・コード!
このサイト内で「グノーシス」を検索すると、イルミナティー他、(個人的に)興味ある事項が数多くでてくる。こりゃーいわゆるキリスト教とは相容れないわな!