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□占いビジネスのドロドロ最前線|ゲンダイ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/fraud.html?d=11gendainet05016813&cat=30&typ=t
占いビジネスのドロドロ最前線 (ゲンダイネット)
細木センセイの影響なのか、世の中はすっかり占いブーム。とくに主婦やOLたちがどっぷりハマっている。危ない依頼をする女がいるかと思えば、彼女たちを食い物にする悪徳占い師も暗躍。そんな占いビジネスのドロドロの裏側をベテラン占い師のA氏(48歳)に語ってもらった。
●電話占いはテレクラ気分で
A氏は電話を使った占いが専門。相談者の9割以上が女性だ。
「以前は街角に座った占い師の前に若い女たちが行列をなして順番を待っていましたが、いまはそうした光景を見ません。理由は女性たちが占い師に顔を見られずにすむ電話やメールでの占いに走るからです」
A氏によると、電話占いでは夜中に奇妙な相談が多いという。「バイブを挿入してオナニーしてたら、アソコが感じなくなった。これって不感症? いつ治りますか?」と聞く女や、「ハァハァ」とあえぎながら卑猥(ひわい)な話をしてくる女なんてのはまだかわいい方だとか。
「最近増えたのが呪いの依頼。“私を捨てたカレシが結婚するので、結婚相手の女を呪い殺してください”と依頼してくる。世の中には呪い専門の占い師もいて、彼らに依頼しても相手が死なないため、依頼主の女性は私みたいな普通の占い師にまで呪いを依頼してくるのです。もちろん私は引き受けません」
●“呪い屋”は元ホストのニュービジネス
呪い専門の占い師は「呪い屋」と呼ばれる。料金はターゲットを病気にするか、あるいは殺すかによって違い、殺す場合は手付金10万円、成功報酬50万円が相場という。
「ターゲットの毛髪を入れた藁(わら)人形に5寸釘を打って呪いますが、それで死ぬわけがありません。だけど依頼主の女性は必死で、“まだ死なないの!?”と呪い屋をヒステリックにせっつく。呪い屋は“いまやってます。もうすぐ死にます”と結果を引き延ばすのです」
最後は「相手のエネルギーが強くて殺せませんでした。だけど寿命は確実に10年は縮まりましたよ」と説得。これで依頼主が納得するというから笑ってしまう。呪い屋は成功報酬はもらえないが、すでに手付金の10万円は懐に入っている。十分オイシイ商売なのだ。
「こうした呪い屋の多くは元ホスト。ホスト業で芽が出なかったり酒で体を壊したため、ネットで読みかじった知識をもとに呪い屋に転身するのです。だから呪いの方法も藁人形くらいしか知りません」
●占い師志望の女を騙す講座商法も
呪い屋ぐらいで驚いてはいけない。世の中にはさらに悪いヤツがいる。占い狂いの女は自分も占い師になりたいという願望が強い。そんな彼女たちからカネを巻き上げる、悪徳占い師がいるのだ。
「ある占い師は自分の占い講座の生徒に自作のテキストやグッズを100万円以上で売りつけています。講座を終えた人は彼が運営する占いサイトで開業できますが、ギャラは電話占い1分あたり50〜60円。これは客が支払う料金の3分の1以下。電話待ちの間は無給なので、おそろしく薄給です」
しかもボスの占い師から「おまえは占いがヘタクソだ」などとののしられ、自分から退職するように仕向けられる。
「我慢して続けると、夜中の電話番ばかりさせられて体を壊してしまいます。占い師志望者はほっておいても次々とやってくるので、悪徳占い師たちはカモをひたすら使い捨てにするのです」
占い狂いの女を待っているのは巧妙な落とし穴というわけだ。
【2006年4月8日掲載記事】
[ 2006年4月11日10時0分 ]