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週間日本新聞〜太田龍の時事寸評http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgiより
平成十八年(二〇〇六年)三月十五日(水)
(第一千六百十七回)
○マイケル・ホフマンの二〇〇六年二月九日付ニューズレター。
○ここには、重要なことが記されてある。
○マイケル・ホフマンは、今、
イスラムに敵対するネオコンのプロパガンダに取り込まれた米国とヨーロッパ
の「白人民族主義者」による、猛烈な攻撃にさらされて居る。
○それは何故か。
○何故なら、マイケル・ホフマンが、首尾一貫して、シオニスト・ユダヤ(シオ
ニスト・キリスト教徒)に対して、イスラム、とりわけパレスチナ人を支持し、
擁護して居るからである。
○この種の「白人民族主義者」は、オーストリア、ドイツで投獄されて居る、
ゲルマール・ルドルフ、デーヴィット・アーヴィング、エルネスト・ツンデル
を擁護しない。
○英国国民党の党首、ニック・グリフィンは、イスラムを邪悪な宗教であると
主張した。
○しかし、
ニック・グリフィンは、ユダヤ主義を邪悪な宗教として批判したことはない、と。
○フランスの民族主義者ル・ペンは、
イスラエル首相、アリエル・シャロンのパレスチナ人大量虐殺をほめたたえたと。
○しかし、このル・ペンの発言が問題にされたことはない、と。
○ちなみに、シオニスト・イスラエルによって迫害されて居るパレスチナ人には、
イスラムのみでない、キリスト教徒も含まれて居る。
○そしてこのパレスチナのキリスト教徒は、キリスト教の誕生以来、二千年近く、
パレスチナに住み続けて居る人々である。
○シオニスト・イスラエルは、この二千年来、否、その前からパレスチナに
住んで来たキリスト教徒をも、大量虐殺して居る。
○米国では、
白人種は、ブッシュのイラクに於ける大量虐殺を圧倒的に支持して居る。
○しかし、米国の黒人の七十パーセントは、イラク戦争に反対して居ると。
○「もしも、アルフレッド大王、エドワード一世が、現在のブリテンを見る
ことが出来たとすれば、彼らはイスラムのデモに参加するであろう」と。
○マイケル・ホフマンは「キリスト教徒」ではある。
しかし彼は、タルムード的、カバラ的ユダヤ主義を、
○邪悪な宗教として、激しく批判する。
○そして、シオニスト・ユダヤ=シオニスト・イスラエルによる、
パレスチナ人大虐殺を、批判し続けて居る。
○このような人物こそ、日本民族有志は、熱心に学び、消化しなければならない。
(了)
【参考文献】
(1)マイケル・ホフマンは、反シオニスト・ユダヤ人の著述家と共に、最近の
パレスチナ人に対する大虐殺の史実を克明に記録した著作を出版した。
この本は翻訳されて居る。
「パレスチナ大虐殺」(太田龍監訳、成甲書房)
(2)マイケル・ホフマン著、青弓社刊
「フリーメーソンの操心術」(英文原題は『秘密結社の心理戦争』)