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『盗聴教団』山崎正友著に出てくるホリエモンのヤメ検弁護団トップ (雑木帖)
2月14日の”疑惑のショッピングモール街・安倍晋三官房長官”というエントリーで、ホリエモンのヤメ検中心の「最強の弁護団」のトップの高井康行弁護士は創価学会エリートだったということが判明したと書いたが、この高井康行氏が、元創価学会員だった山崎正友氏(経歴=昭和34年4月、創価学会入会。昭和37年3月、京都大学法学部卒業。昭和38年12月、学生部法学委員長。昭和39年4月、東京弁護士会弁護士登録。昭和41年、創価学会理事、学生部副部長。昭和44年、創価学会副理事長、学生部主任部長、常任参謀。昭和49年、総務。…創価学会を組織・法律面で支えた人物)の創価学会を批判した書『盗聴教団』の中に登場する。
昭和45年1月中旬、私は、学生本部三階の仏間で、池田大作氏より直々に、『折伏教典』を手渡され、「この中に、強要罪や、宗教法人法違反の内容があるという人がいるんだ。学生部の法学委員会で検討してくれないか。共産党が国会で創価学会の体質問題をやるといっている。国立戒壇から何から、ひとつひとつ総点検して対策を立ててくれないか」と依頼された。私は、私のほかに長谷雄幸久、猪能重二(ともに弁護士)、桐ヶ谷章、吉村弘、高井康行(当時司法修習生)、神崎武法(検事)、亀本和彦(建設省)氏らでプロジェクトを作り、作業を開始した。(中略)
当時、創価学会本部では、北条浩副会長(当時)を中心に、毎夜、会議が開かれていた。そこに、竹入、矢野、竜氏ら公明党首脳、秋谷、森田一哉、和泉覚氏らの組織幹部、山崎尚見、芳賀昭人氏ら広報室関係者、それに、青木亨、福島源次郎、市川雄一氏ら機関紙ならびに青年部首脳が加わった。私も、プロジェクトの代表としてその末席に加わった。
事件の推移の中で、私のプロジェクトチームの作業内容がしだいに重きをなし、会議は、竹入、矢野氏ら、公明党の国会およびマスコミ対策と、私のプロジェクトの分析が軸となって展開されていくようになった。(『盗聴教団』山崎正友著 1980年刊 から)
高井康行氏は週刊現代(2006.02.25号)のインタビューで、創価学会のエリートだったということを否定し、次のように答えている。
「大学時代に法学委員会(創価学会員から弁護士や検事などを輩出するために作られた創価学会のエリート育成機関)に関わったのは事実ですが、検事任官以降、創価学会とは何の関係もないし、堀江さんの弁護人に就任したことも創価学会とは無関係です。引き受けたのは、ライブドアの顧問弁護士をしている後輩に頼まれたからです。これまでにも私が創価学会と関係があるかのような憶測を流され、無宗教・無宗派が信念である私はたいへん迷惑しました」
そして、
「堀江さんには『自分の記憶に忠実に。ウソはつかないように』とアドバイスしています」
とも言っている。
しかし、『盗聴教団』の上記の一節は、その高井康行氏の言い訳がウソだったことを示しているばかりか、創価学会の中枢に関わっていた人物だということを物語っている。
ライブドア事件では、これ以外にも、「創価学会」が奇妙にもやたらと登場する。
沖縄で「怪死」した野口英昭氏が副社長を務めていたエイチ・エス証券は、創価学会系企業のHISの子会社だし、民主党の永田議員に贋メールを掴ませた「札つき記者」の西澤考氏の代理人の山下幸夫弁護士は、創価大学卒で、日蓮正宗との裁判で創価学会の代理人を務めた筋金入りの創価学会員である。
高井康行氏はホリエモンの弁護人になったのはライブドアの顧問弁護士をしている後輩に頼まれたからと言っているが、これには関連するような奇妙な事態が検察で起こっている。次の記事は、「週刊新潮」2006.03.09号の”東京地検「ライブドア担当」副部長が「休職」のワケ”から。
北島孝久氏といえば一般には無名でも、1月16日のライブドアの強制捜査で、現場の陣頭指揮を執った東京地検特捜部副部長である。いわば泣く子も黙る切れ者。
なにしろ司法記者が、
「北島検事がいたからこそ、ライブドア事件をあそこまで詰めることができた」
「今後の検察捜査の要になる人物で、次の名古屋地検特捜部長に内定していた」
と、口を揃えるのだ。ところが、このエース検事が1月下旬以降、捜査の指揮を執っていないという。
実際、エースだった。カネボウの粉飾決算も、北島氏の鋭い帳簿の読みのおかげだといわれるし、西武鉄遺の証券取引法違反で、堤義明氏を取り調べて落とした本人でもある。その人が、この肝心要のライブドア捜査の指揮を、途中で放り投げるはずがない、と思って東京地検に聞くと、
「北島副部長は東京高検に異動したので、そちらで聞いてください」
高検に聞いてみれば、
「つい最近、東京高検総務部検事として移ってきましたが、現在、体の不調を訴えて休暇をとっています」
早々にライブドア捜査から外れたのは、事実だったのである。が、どうして?酒が原因じゃないか、と言う見方もあるが、ある司法ジャーナリストは、
「情報を漏洩した疑いが持たれているみたいですね」
と、こう続ける。
「1月16日、捜査開始前にNHKがフライング報道したのは、北島さんが親しい記者に話したからだと囁かれている。一方、北島さんは特捜部長出身の弁護士の秘蔵っ子だが、この弁護士はホリエモンの弁護人に近い。人がいい北島さんは先輩に頼まれれば拒めなかったかも。実際、家宅捜索の時点で、かなりのメールが消されていたんです」
ここに出てくる「ホリエモンの弁護人に近い」特捜部長出身の弁護士とは誰のことだろうか。
フリージャーナリストの山田直樹氏は、次のように語っている。
≪私は、週刊誌記者をしていた80年代の終わりから、公明党・創価学会問題を取材するようになり、創価学会員が社会の重要な分野にどれだけ進出しているのかを調べたことがあります。その時、同僚が創価学会員の検事にこう尋ねました。
『検事のあなたの前に学会員の被疑者が来たら、あなたは学会員としての立場を優先させるのか、公僕としての立場を優先させるのか』
検事は、
『その場になってみないと…』
としどろもどろになりました。これを聞いて、「こんな集団に政権をとられては大変だ」と痛感したのが、私の創価学会取材のいわば出発点です≫