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米フレイザー委員会における統一神霊協会【第078回国会 外務委員会 第4号】
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投稿者 へなちょこ 日時 2006 年 2 月 14 日 22:21:25: Ll6.QZOjNOr.w
 

第078回国会 外務委員会 第4号
昭和五十一年十月二十一日(木曜日)
   午前十時四分開会

○田英夫君 別の問題に移りますが、警察庁からおいでになっていると思いますけれども、これは韓国の人ですが、大変おかしな名前なんで日本読みにして「そうまたおくまん」と呼んでいるそうですが、曹又億万と四字のめずらしい名前ですけれども、この人物が兵庫県警から指名手配を受けているということで、外為法違反だというふうに聞いておりますが、この事件の概要をお話しいただきたいと思います。
○説明員(柳館栄君) この事件の概要について申し上げます。
 曹又億万の外為法違反事件の概要でございますけれども、同人は、昭和四十六年八月二十七日から四十七年五月二十七日にかけまして八回にわたって石井光治ら三名と共謀し、円表示自己あて小切手二億三千万円を韓国へ法定の除外事由なく携帯輸出したものである、こういう事案でございます。
 ただ、兵庫県警が捜査の対象にいたしました金額は総額で六億九千四百十四万円でございますけれども、持ち出し人が特定できたものがただいま申し上げた二億三千万円と、こういうことでございます。
○田英夫君 私の方で調べました、事件はいまおっしゃったとおりですが、曹又億万という人物はソウル生まれ、一九〇五年二月二十三日生まれといいますから七十一歳だろうと思いますが、日本には大正十三年に入国をしているという大変古い在日韓国人であるわけですが、この人物の特徴は、統一神霊協会の日本における幹部と見られていて、例の街頭で花を売ったりニンジン茶を売ったりしていたキャラバン部隊のボスである、いま言われた七億円近い金もそうして集めた金だというふうに言われているというか、そういう金のようであります。
 いま言われた共犯の三人、石井光治、これも統一神霊協会の人間であり、勝共連合の渉外部長という肩書きを持っている。もう一人増田勝というのも統一神霊協会の伝道師、さらに三人目の藤本三雄というのも統一神霊協会の伝道師、こういうことになっておりますから、この事件は統一神霊協会並びに勝共連合と関係があるというふうに考えざるを得ないんですが、この点は警察のお調べでわかっているでしょうか。
○説明員(柳館栄君) ただいま申し上げました資金がどこから入って、そして何のために持ち出したのかということの詳細については報告を受けておりません。ただ、いま先生のおっしゃいましたような活動をしておった人間であるということは承知いたしております。すけれども、この人物は指名手配になっているにもかかわらず逃亡中で、四十七年以来行方不明というふうに聞いていますが、それは事実ですか。
○説明員(柳館栄君) 兵庫県警が曹又億万の逮捕状を取りましたのが四十七年十一月二十二日でございます。ところが、そのときにはもうすでに日本にいなかったということが後でわかったわけでございます。その後ずうっと指名手配を続けておりまして、あわせてまた入管、税関等にも、外国に出たという話を聞いたものですから、もし日本に帰ってきたら連絡してくれぬかというような手配もいたしておったわけでございます。
 ところが、その後ずうっとこの種形式的な事犯のものについて長く手配しておくということもあまり適当ではないという判断もありまして、四十九年九月三日で連続して逮捕状の切りかえをしておった手続を終了いたして、現在逮捕状は取っておらないという経過でございます。
○田英夫君 そういう状態になって、国外逃亡ということですから、これは当然時効は中断になっていると思いますが、その点はいかがですか。
○説明員(柳館栄君) 外国に出ておるということであれば、そのことが立証される限り時効は停止いたしますので、必要とあれば逮捕状が取れるものだと考えております。
○田英夫君 共犯の石井以下三人については、現在裁判が進められているというふうに聞いておりますが、その点は把握しておられますか。
○説明員(柳館栄君) そのように承っております。
○田英夫君 これも私どもの方の調査で、この三人はすでに神戸地裁の刑事三部で公判が続けられていて、それぞれことし九月に結審をして懲役一年ないし二年という求刑を受けていて、ことしの十二月二十一日に判決の予定であるというふうに聞いているわけですが、現在この曹又という男がどこにいるかは全く不明ですか。
○説明員(柳館栄君) 確認しておりません。
○田英夫君 これもわれわれで調べたところが、ハワイにいる、その住所も電話番号もわれわれのところでわかっていますが、捜査当局はそういうことは全くわかっていないのかどうか、見当もついていないのかどうか、いかがですか。
○説明員(柳館栄君) ただいま申し上げましたように確認いたしておらなかった次第でございます。
○田英夫君 われわれの方からお知らせするのもおかしな話ですが、ハワイのホノルルですが、そこの住所をあたったところが、それに該当する老人が住んでいて、これは韓国の領事館のすぐそばですけれども、その電話の持ち主の名義も統一神霊協会になっているというようなことから、まず間違いない。現在、本日ただいまの時点でそこにいるかどうか。しばしば米本土に渡っているというふうに調べによるとなっておりますから、いるかどうかはわかりませんけれども、こういう状態が判明した場合には、警察としてはどういう処置をとられるのか。日米犯罪人引渡条約というものがあるわけですから、アメリカ政府にこれを要求する、この条約の発動を要求するということは可能と思いますが、これはいかがでしょう。
○説明員(柳館栄君) 日米両国犯罪人引渡条約というのがございますけれども、これに定める犯人の引き渡しの罪種には外為法が該当いたしませんので、私どもとしてはそういうことを要求する法的根拠がないと、こう考えております。
○田英夫君 そうすると、手をこまねいている以外にないということになるわけでしょうか。それとも係員を派遣するというようなことは考えませんか。
○説明員(柳館栄君) 私どもとしては曹又億万が共犯である、先ほどの犯罪事実について申し上げましたように。かつまた、逮捕状もとっておりますので、格別派遣しなければ立証が困難だとは考えておらないわけでございます。むしろ、それよりも逮捕できるかどうかということが最大の問題でございますけれども、ただいま申し上げような次第で、法的根拠がないということで大変残念に思っておる次第でございます。
○田英夫君 外為法違反が適用外ということで、きのうの衆議院の外務委員会でも日米の犯罪人引渡条約の改定の問題が論議されたようでありますけれども、この犯人というのは非常に問題の――きょう私はなぜ外務委員会で取り上げているかというと、韓国との関係の中で非常に重要な問題を背後に持っているから取り上げているわけで、私どものような捜査の権限も何もない者が調べても、ここに写真がありますけれども、これはハワイでの曹又億万の写真です。それから、兵庫県警で持っておられる写真を提供していただいて、全く同一人物であるということは素人が見ても明らかなわけであります。そういう状況になっているにもかかわらず、この重要な、外為法というものの性格をどう考えるかという議論は別にあるとしましても、手をこまねいていざるを得ないというのは一体どういうことなんでしょうか。
○説明員(柳館栄君) 私どもとしては、逮捕したいと考えておることは先ほど申し上げたとおりでございます。そういう意味では非常に法律上やむを得ざることで残念だと思っておる次第でございます。
○田英夫君 日本の警察官がアメリカへ行って逮捕できないというのは、これはあたりまえでありますけれども、国際刑事警察機構とか、そうした機構を使う、あるいは日米間の外交ルートを使うというようなことをやる余地はありませんか。
○説明員(柳館栄君) 国際刑事警察機構を使いますのは、日米両国犯罪人引渡条約のような条約がお互いにあって、その上で協力をいただくという場合に使えるわけでございますけれども、両国間にそういう基本条約がないという場合、仮に基本条約がございましてもその罪種の中に入ってないということになりますと、強制力の行使をICPOを通じて行うということはできないと、こういうことになっております。
○田英夫君 きのうの衆議院の議論を蒸し返すようなことになりますけれども、大臣、すでにロッキード事件であらわれたような贈収賄、国際的にまたがる贈収賄の問題、そしてこの外為法違反も、今回のロッキード事件でもすでに起訴された何人かの被告、容疑者の中に適用されているものがあるわけでありまして、明治何年という時期には予想されなかった、あるいは起こりにくかったこの種の犯罪がこの条約に欠けているという、これはもう早急に改めなければならないと思いますけれども、きのうの御答弁では非常に消極的なように受け取れるわけですが、この点はいかがですか。
○国務大臣(小坂善太郎君) 昨日も衆議院の方で御質問にお答えしたわけでございますが、あの法律は明治十九年というものでございますので、その時点における犯罪というのは非常に限られたものでございます。いま仰せのような事態でございますので、アメリカとの話し合いを進めたいと考えて、できれば年内にセットしたいというふうにわれわれは思っておるわけでございます。法務省、警察等も関係あるわけでございますが、その間の連絡をとりましてさように考えておるわけでございます。
○田英夫君 そこで、先ほど申し上げたように、この事件を単なる日本における犯罪人がアメリカに逃亡しているという事件として私は取り上げているわけではなくて、日本と韓国との外交問題の基本に触れてくる一つの問題ということで取り上げたいと思っているわけです。つまり、先ほどこれは警察も確認されたように、この人物が犯した犯罪のもとになったのは統一神霊協会、そしてそれと一体のものとされている勝共連合の活動の中から起こってきたということですが、この統一神霊協会並びに勝共連合というものについて、これは専門家というのはないでしょうから、どなたがお答えいただいてもいいんですが、どういうふうに把握をしておられますか。これはともに韓国をもとにするものですけれども、どういうふうに把握しておられますか。どういう組織だというふうに把握していますか。
○政府委員(中江要介君) 私が担当しているという意味ではなくて、私がどう把握しているかという御質問だといたしますと、私は新聞その他で報道されている以上のことは存じないと、こういうことを申し上げるよりほかないと思います。
○田英夫君 この問題は、実はとっぴなようでありますけれども、そうではなくて、アメリカの外交委員会もこの統一神霊協会、勝共連合の問題をKCIAの問題とともに取り上げているわけです。
 ことしの春から一連の公聴会を開いてきたいわゆるフレーザー委員会、下院の外交委員会の中の国際機構小委員会、ここで何人もの証人を呼んで公聴会を開いている。その記録、経過などは外務省では把握しておられますか。
○政府委員(中江要介君) 把握しておりません。
○田英夫君 これは、在米大使館は当然この程度の情報はつかんでおられないとおかしなことになると思うんですけれども、統一神霊協会と勝共連合の活動というのは、日本でも現在も続いているようでありますが、アメリカでも建国二百年祭のお祭りの中に神霊協会が入り込んで新聞に大きく報道されているので、これは外務省、アメリカ局長ここにきょうおられないけれども、担当者が御存じないということになると、いささか問題だという気がするんですが、全くわかりませんか、この動きは。
○政府委員(中江要介君) これは田先生も先刻御承知のように、日本の社会体制というのが、いまの憲法のもとでさまざまな自由が保障されておりますので、物事が外交問題になる前提として、その団体なり活動なりが日本の法に触れるというようなことがあって、その法に触れた問題について外交問題が絡んできたときに、私どもとしては重要な関心を持つと。その結果として、その団体の海外における活動なり存在というものが必要になれば私どもも当然調べることになると、こういう順序だと思いますので、いままでのところ、先ほども申し上げましたように、日本において日本の国内法に触れたような存在の仕方、あるいは活動というものについて私どもは承知していないと、こういうことでございます。
○田英夫君 いま答弁されたことは非常に問題なんで、一つは曹又億万という男が、先ほど申し上げたように、勝共連合と統一神霊協会の活動の中で集めた七億円の金を不正な方法で韓国に送ろうとして指名手配になっているという問題であって、まさに日本における多くの方が御存じの街角で花を売りつけようとするあの青年たちの活動というのが、このごろは余り見かけませんが、一時非常に目立ったわけですね。あの中から出てきた犯罪ですよ。日本の国内での活動に非常に問題がある。そしてその勝共連合というのは何をやっているか、後でまた申し上げますが、これはもう知る人ぞ知るということだと思います。
 もう一つアメリカでの活動は日本と無関係でなくて、日本の外交と非常に関係があるという事件が起きようとしている。起きなかったのはアメリカの捜査当局なりアメリカの政府の事前の抑止があったからなんで、たとえば先ほどフレーザー委員会の公聴会の内容について把握しておられないということでありましたけれども、これはもし、いまこれから申し上げることを把握しておられないとすれば、在米大使館の怠慢でありますが、金大中事件の直後にアメリカにおける統一神霊協会の最高責任者の指示によって日本の駐米大使館に卵を投げ込むというような、つまり抗議行動のようなものを神霊協会が計画をしたということを九月二十七日の外交委員会の小委員会、フレーザー委員会で在米統一協会の関係者が証言をしております。このことは、計画そのものはすでに過去のことですけれども、こういうことをやろうとした連中なんですね。もしやられていたら、これはやはり日韓関係を、あの金大中事件直後非常に問題になった日韓関係をさらに悪化させたと思わざるを得ない、それは把握しておられませんか。
○政府委員(中江要介君) その九月二十七日の分は把握しておりませんが、いま一つ資料を拝見いたしまして、先ほど私が申し上げました御説明の訂正をしなければいけませんのは、九月の初めに公表されましたアメリカの下院の国際関係委員会国際機構小委員会、それの本年三月二十五日の秘密公聴会の議事録が公表されましたが、その三月二十五日の秘密公聴会で、レイナード元国務省朝鮮部長が証言しました中に、朴東宣という在米韓国人の活動、この人物と自由アジア放送との結びつき、それから先生が御指摘になりました統一教会とKCIAとの関係などについて証言しているということは、私どももその公表された議事録で承知しているということはございます。
○田英夫君 いまおっしゃった、公表されたフレーザ委員会の公聴会の議事録、私どもも実はそれを手に入れて検討をいたしましたが、この中にさまざまなことが出てくるわけです。つまりアメリカにおける統一神霊協会、そしてそれと一体と言われるKCIAの活動、たとえば、やはり同じ委員会での三月十一日から二十五日の間に行われた統一神霊協会とKCIAの関係を述べる何人かの証言の中で、これはいま言われたレイナード証言ですけれども、田中前総理が訪米をするときに、やはりこの統一神霊協会の連中が抗議のデモをやる計画を立てたということも証言をされているわけです。
 そこで、警察庁の方は担当でないとおわかりならないかもしれませんが、この統一神霊協会、そうして勝共連合というものを警察はどういう態度で受けとめておられるのか。
○説明員(柳館栄君) 私も新聞その他で知っている程度の知識しか持ち合わせておりませんので、まあ警察庁としてどう対応するかということについては、大変役人的でございますけれども、所管外でございますので発言を差し控えさしていただきたいと思います。
○田英夫君 これは、たとえば警視庁が昭和四十四年に作成された報告書の形のものですが、国際は恐ろしく何といいますか、勝共連合を評価するような言葉が出てくるわけですね。これはもう私などの感覚からすれば大変驚いてしまう、そういう態度でいいのかどうか。一方で、日本における財政部長という肩書きを持っている曹又億万という男は警察から指名手配をして、明らかに犯罪を行っておるという、この辺のところの感覚は私は狂っていると思いますよ。
 たとえばこのフレーザー委員会における証言の一つ、元在米韓国大使館付武官であった、これは非常にむずかしい字で、ちょっと読みにくいのですけれども、朴普煕と読むのでしょうか、その男と非常に親交のあったというロバート・ロランドというユナイテッド航空の人物の証言の中に、一九六七年七月に文鮮明という――文鮮明というのは御存じのとおり統一神霊協会の教祖と称しておる男です。現在アメリカにおりますが、この文鮮明が世界反共連合を設立するために日本の山中湖畔で児玉譽士夫、笹川良一と会合をしたということをこのロランド氏は証言をしています。そうしてこの証言によると、この会合の結果、世界反共連合というものが一九六八年の一月に韓国に本部を持って発足をし、同年、六八年四月には日本支部が設立され岸信介氏がこれに加わった、こういうことを証言をしていますが、これはフレーザー委員会の証言の中に出てくるわけですけれども、その点は外務省は把握しておられますか。
○政府委員(中江要介君) ちょっと正確に記憶しておりません。ただ公表された公聴会の記録は全文入手はしております。
○田英夫君 こういうことを、私はもう事実をずっと並べて申し上げてきたわけです。中心人物の曹又億万という男は明らかにハワイに住んでいて、私どもの調査の人間が行って家まで確認をしている。いわば民間人が行って確認できる状況にある。それを警察は指名手配していながら逮捕もできない。その背後にひそむものはこういう韓国の組織であって、それは日本の中ではかって非常に強力な空気銃――空気銃と言ってもスズメを撃つ空気銃ではないのですね、非常に強力な空気銃を大量に輸入をして、警視庁が先ほど申し上げた国際勝共連合という文書の中で、その点についてはさすがにきわめて警戒すべき動きであるというふうに指摘をしている、こういう組織ですよ。これを放置している。この前申し上げたように、金大中事件で告発されている金在権こと金基完というのがロサンゼルスに住んでいる。私どもはこれまた住所も電話番号もわかっている。にもかかわらず、検察庁も警察も全く知らないと言われる。これは近くこの金在権の住所はアメリカでマスコミで大々的に報道しますよ、アメリカの方が大変関心持ってますよ、KCIAの活動に対して。
 そこで伺いたいんですが、アジア局長、在日韓国大使館の中に朴載京という参事官が現在もおりますか。
○政府委員(中江要介君) 現在の外交団リストにはその名前が載っております。
○田英夫君 そのとおり、私もいただいた中に載っております。この人物はこの委員会でも何回か私は名前を出した人物です。この間、自民党の玉置委員が取り上げられた魚塘氏の誘拐未遂事件と言ってもいいでしょうが、その事件に彼は主役をまた演じているわけです。これは彼が魚塘氏を引っ張り出して高輪のコリアンハウスに呼び出して会談をした。その席から魚塘氏が家族に連れ戻されて自宅へ帰ったというのが、この間も警察庁の担当者の御答弁で明らかになっています。この人物は明らかにKCIAと考えざるを得ない。私の聞くところでは、韓国政府からこの朴載京に対して、そういうことを、あわてて魚塘氏がいなくなったことを一一〇番するから、おまえが魚塘氏を口説いていたことがばれてしまったではないかと言って、現在批判をされているということも聞いています。明らかにこの魚塘氏の事件というのは朴載京という外交官が、母国墓参と称して、これは在日朝鮮人にとっては人間として非常にやはり心情的に乗りやすいというか、悪く言えば弱みです。在日朝鮮人というのは大部分が南朝鮮、韓国側の出身者ですから、そこには親族も多い。そこへ墓参に連れてってやるよという持ちかけ方をして、そして朝鮮総連の組織を切り崩そうとしている。これはKCIAの活動ですよ。日本におけるKCIAの活動というものに対して、この委員会でもしばしば警告を発してきましたけれども、これだけのことをやっている朴載京という人物が、いまだに、金大中事件直後姿を消したと思ったら参事官に出世をしてまたあらわれている。これは驚くべきことですよ。アメリカだったらこれは許しませんよ。
 そこで警察に、これは担当の方でないのでお答えにくいかもしれませんけれども、調べておいていただきたいんです。というのは、魚塘氏の事件については、この間は外事課長が出席をされて捜査を続けていると言われました。ところが、私どもの調べによると、調べているのは魚塘氏の方なんですね、これは被害者ですよ。現在立川の彼の家の周りには機動隊の車まで置かれて、家の周りは刑事によって取り囲まれていますよ。これは一体何のためにそういうことをしているのか。そして魚塘氏に対して取り調べの刑事は、取り調べの発言を拒むと、それなら刑訴法を発動してしゃべれるようにしてやるというようなことを発言をしています。
 そこで伺いたいのですが、この誘拐未遂事件の、つまり誘拐ということについての容疑は朴載京という外交官にある。この朴載京という男をお調べになりましたか。このことを現在答えられなければ次回の委員会冒頭にお答えいただきたい。これは委員長にお願いをいたします。いかがですか。
○説明員(柳館栄君) その旨連絡したいと思います。
○田英夫君 大臣、お聞きのようなことで、きょうはいきなりこういう事件を持ち出して、どこまでわかっているかと言っても、それはなかなか多くの事件を担当している警察の方がここの場ですべてを答えられるとは思いませんので、問題を実は提起したつもりです。ですから、これは十二分に内部で相談をされて、検討されて、この曹又億万という男に対する対処の仕方、これも御検討いただきたい。そして大臣に申し上げたいのは、こういう姿勢が本当の意味の日本と韓国との友好関係というものを阻害するんじゃないかということを私は心配をするわけです。この点からひとつ大臣の、いまずっとやりとりをお聞きになってのお考えを最後に伺っておきたいと思います。
○国務大臣(小坂善太郎君) いまいろいろのやりとりを聞いておりまして、よく調査をいたしまして、その結果について判断したいと思いますわけです。
○田英夫君 終わります。

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