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(回答先: 公教育で「進化論」批判へ 米、宗教右派に追い風(共同通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 11 月 09 日 23:22:17)
2005.11.09
Web posted at: 21:27 JST
- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200511090027.html
カンザス州トピカ──米国中部、カンザス州の教育委員会は8日、公立学校を対象とする科学教育の指針変更を賛成6、反対4で可決し、「インテリジェント・デザイン(ID)」と呼ばれる「創造論」の授業は可能とする決定を下した。IDは「複雑な宇宙は、より高度な力によって創造された」などと主張する考え方で、ダーウィンの「進化論」を否定、キリスト教の「神が人を創ったとする」考え方に同調する。宗教右派などが支持している。
今回の可決は、公立教育の現場における米連邦政府の政教分離の原則に抵触しかねず、米国内で大きな議論になるのは必至と見られている。
米国ではこれまで、公立学校で「創造論」を教えることの是非が問われてきたが、1987年に最高裁が「聖書の創世記を授業で教えることは、政教分離に反する」と判断して以来、公立学校での「創世記」授業は禁止されている。
しかし、IDは「神」や「創世記」といった言葉を用いず、「時間をかけたからといって、複雑な生物は生まれ得ない」と主張。「より高度な『力』が、生物を創造した」などの立場を打ち出し、支持を広めている。
宗教的に保守的なブッシュ米大統領も今年8月、「進化論」と同時に「ID」を学校現場で教えるべきだと発言している。
カンザス州で今回賛成した6人は、全員が共和党員。反対に回ったのは、共和党員が2人、民主党員が2人だった。
教育指針は変更されたが、IDを授業に取り入れるかどうかは、各学校の判断に委ねられる。しかし、教員らは、地域によっては「ID」の教育を導入するよう、圧力がかかることは避けられないとの懸念を示している。
委員会のメンバーで民主党員のジャネット・ワーフさんは、「非常に悲しい日だ。(このような変更を認めた)カンザス州は、米国だけではなく、世界中の笑い者になるだろう」と語った。