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(写真は、今日も元気だ!元ナチス、現プロ・シオニストのラツィンガー)
http://iarnoticias.com/images/personajes/5_papa_benito.jpg
バチカン国務長官(No.2)候補に南米枢機卿(「解放の神学」派)?
9月27日付のIAR-Noticiasは、現在アンジェロ・ソダノ(「保守」派、オプス・デイに非常に近い筋)が務めているバチカンの国務長官の候補者として、南米で「進歩」派活動家として有名な枢機卿が有力であることを伝えています。
http://iarnoticias.com/ultimo_momento/europa/0667_vaticano_cardenal_brasil_26sept05.html
Un cardenal brasileño se suma a la carrera para ser segundo del Papa
現国務長官は、とりあえず以前の「ミスター冷戦」ヨハネ・パウロ2世の閣僚を基本的にそのまま引き継がせたもの(ただし空白になった教理省長官ラツィンガーの後任には米国サンフランシスコの大司教ウイリアム・ジョセフ・レヴァダが就任)ですが、ベネディクト16世(ラツィンガー)独自の組閣は十分ではありません。
そこで徐々に人選を進めて重要ポストの交代が行われる予定なのですが、その中で、事実上ナンバー2に当たる国務省長官のポストに誰が就任するのか、が大きな焦点となっています。
「保守」派(つまりオプス・デイとシオニスト)にとっては、たとえばクリストフ・シェンボルンやジャン・マリー・ラスツィゲルのようなカトリック・シオニスト、あるいはテタマンジのようなオプス・デイ直結のほうが都合よいのかもしれませんが、彼らを選ぶとなるとバチカンの分裂は決定的になるでしょう。もしそのような人選なら「分裂覚悟」ということなのでしょう。
IAR-Noticiasは有力候補としてブラジルのジェラルド・マジェラ・アグネロとアルゼンチンのホルヘ・ベルゴグリオを挙げています。この二人は共に「進歩派」の旗頭で、中南米やアフリカでの『貧困との闘い』を最重要視している、「開放の神学」派の流れです。
一見するとバチカン主流派のオプス・デイの方針とは矛盾するように感じますが、バチカンをやや「左」にシフトさせることは、彼らの過去のやり方を考えるときに、十分にありうることだと思います。
先日、阿修羅で次のような投稿がありました。
http://www.asyura2.com/0505/cult2/msg/263.html
投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 9 月 24 日 17:41:21
低支持率、余裕なき勝利 法王選挙の内幕、伊誌暴露(共同)
私はすでにこれとは別に英文の資料でこの内容を確認しているのですが、おそらくシオニスト(たぶんネオコンからも)からの強い要請で、オプス・デイが中南米の枢機卿を口説き落としてその一部をラツィンガー支持に何とかして回らせたのでしょう。
私はベネディクト16世の誕生は、(なぜか)焦りを隠せないシオニスト(ネオコン)と腰を落ち着けてバチカンを変えていこうとするオプス・デイの妥協の産物ではないか、と疑っています。
また「対テロ世界戦争」の進め方でイスラエル=ネオコンの急進派と国連中心主義の漸進派(ただしそのどちらも本体の深いところではつながっていると見たほうが良い)があるのではないかと考えていますが、2000年のミレニアム計画を軸にして世界を改造しようとする漸進派勢力としては、閣僚に中南米の「進歩派」を送り込んでおく必要があるだろうと思います。その意味で、このIAR-Noticiasの情報は興味深いものです。