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『週刊新潮』2005.09.08号
嫌がらせ電話で「実刑」になった「創価学会員」
一晩に100回以上、トータルで3000回以上の嫌がらせ電話。これを”異常”と言わずして何と言おうか。しかし、電話をかけていた当の本人は、「日蓮正宗の誤った教義を正すためだ」と、全く悪びれる様子がなかった。
8月26日、札幌地裁で谷口博司(53)の判決公判が開かれた。鳥取県倉吉市に住む谷口が、札幌市内にある日蓮正宗・佛見寺に嫌がらせ電語を掛け続け、偽計業務妨害の罪で逮捕されたのは5月半ば。創価学会員の彼にとって、佛見寺は学会が言うところの「仏敵」に他ならない。
平成3年11月、日蓮正宗が信徒組織の創価学会を破門にして以降、学会は正宗を「邪教」と位置づけて来た。谷口の犯罪には、この学会の「教え」が背景にある。佛見寺の藤原広行住職が話す。
「ある日には、夜9時頃から電語が鳴り始めました。”創価学会の谷口です”と名乗るので、またかと思い電話を切ると、すぐまた鳴る。横に置いているティッシュの箱に、”正”という字を書いていたら、1時間で186回にもなりました」
10年以上に及ぶ、こうした谷口の嫌がらせに、忍耐も限界に達した住職は、札幌地検に相談せざるを得なくなったという。
だが、法廷での谷口の態度は呆れるばかりだった。
「佛見寺の嘘を正すためにやっているので、妨害や嫌がらせではない」
と嘯き、さらには、
「毎回名乗り、相手の都合を聞いているので、業務妨害はしていない」
と平然と言ってのける。谷口曰く、「名乗った後に、”日蓮の邪義を破折します”と言うことが、都合を聞いたことになる」のだそうだ。掛けてくる電話は全て非通知。「迷惑だ」と言われても尚、一方的かつ執拗な電話を掛けてくる。これが相手の都合を聞いていることになるとは、この男の「常識」は、一体どこにあるのか。しかも、最後まで、「今後も電話を掛け続ける」と言い放ち、傍から見れば、全く反省の色がない。
谷口の信奉する創価学会は、「反省がなければ除名する」と言うのに。
谷口には、執行猶予がつかない懲役1年の判決が下された。こうした嫌がらせ電話での実刑は異例。が、法廷での谷口の態度を見れば、至極当然の結末だった。