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911テロの際に、『自分の顔に似せた人間が、テロ計画を練っていたと聞かされて仰天した人物』が日本にいるのだが、その人物をテロ同志と考えたであろう『誰か』が、『現在は計画だけだが、イラク情勢が一段落したら行うであろう、小泉と阿部か麻生との対談案が進められており、警護プラン以外は既存の在り方で練られている』と言う送付理由不明の怪文書が送りつけられている。
この情報自体は、一見すると単なる訪日計画を伝えるものだが、それ以外に送付されていた別言語での文書との連関が問題となっている。
内容は、
『貴方方が、ブッシュ再選を阻むべく動きを見せていたのは、我々も耳にしている。が、貴方方は、ブッシュ親子が善人であり、軍需産業内体質改善の為に敢えて権力の座に立つ事を大志の在り方として選んだと言う情報を一度信じ、前回選挙(2000年)の際に反対工作を中途半端なものにしている。この貴方方の頓挫行為は、ブッシュが善人であると仮定しても憎むべき軍需産業の言いなりになる愚かな善心保持者と呼べる程度の人物を当選へと導いた愚かな人心によるものである。先に、我々のアルカイダ監視の姿勢を貴方方が、「抜け抜けな物」と評されていたが、アルカイダを取り巻く状況を考えると、米国主導の偽りのテロ行為を防がんとして自身の命と痛みに晒されるであろう事を顧みずに活動してきた我々の、妨害と障害の中での尽力姿勢を貴方方が疑うのは、恨み辛みのみの世界へと消えていった同志に対する痛心の感情を抱いている我々への冒涜でしかない。最後に、貴方方を同志と呼ぶのは心情的に困難を伴うのでよす姿勢ではあるが、教示を加えさせて頂く。米国軍需産業は、いや、未だに社会主義に対する嫌悪怨を抱いているかもしれないG.H.ブッシュらの手による米国政党が政権を手にすれば、奴らは必ず殺戮を計画するだろう事を、人の死と痛みを伴う確実な想いで記憶しておくべきである。記憶保持に措ける外的問題はあるであろうが、それが無くして覚えれぬと言う事があるなら、その時は自身の身に災いが降りかかる事もあるだろう。ブッシュは、善人であろうとも、その存在があってはならないものであり、敢えて言えば善人であるなら尚自身が選挙への出馬を自身の命を絶ってでも避けなくてはならないのが、全ての善人の答えとなる日々が来る事を我々は望んで止まない・・・・。』
と言うものなのであるが、『ブッシュが自身の命を立つ』と言う言葉に目を付けた情報解析役が、
『教示部分の文章の本質から、ブッシュ暗殺を命令する、隠しメッセージである可能性がある』
との見解を出した後に、送られてきたのが『日本訪問計画』を伝える謎の文書だと言うのである。
同一人物からの送付情報ではない可能性があり、『日本訪問計画情報』を敢えて持たせての嫌疑懸けが目的だとする声もある。これが、解散総選挙時の自民党内選挙態勢創りに影響しているとの指摘、小泉氏自らの人選判断への拘りにも影響を与えていると言う指摘もある。
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