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この十一月に入って、サービス改善と称して密かに値上げを行う大企業が現れ始めています。携帯電話サービスの最大手ドコモと牛丼チェーンのドンである吉野家です。
吉野家については既にタレの味を良くすると称して「豚丼」の10円値上げに公然と踏みきっていたのですが、今度は 「牛鉄鍋膳」の肉と白飯を増量すると言いながらの値上げです。
具体的には、生卵と牛肉、うどん、白ネギ、フ、焼き豆腐で構成されていた380円の「牛鉄鍋膳」を廃止。牛肉、白菜、焼豆腐、しらたきで構成される「牛すき鍋」380円（白飯付）と、それに生玉子、みそ汁、漬物を付けた「牛すき鍋定食」牛すき鍋定食480円に置き換えてしまいした（いずれも並の値段）。
つまり以前は380円で生卵がついていたのに、これからは480円出してみそ汁、漬物と一緒に食えよというわけである。あるいは卵無しの「牛すき鍋」380円を食えということらしい。
元から、狂牛病肉の国民への押付けを図る吉野家なんぞは絶対利用していませんが。私は必ず各地方独自の定食屋を利用します。そういうところは「牛すき鍋定食」と同じくらいの金を払うと、信じられないことに、刺身、小鉢、味噌汁、白飯、漬物、酢の物がついてきたりします。
一方、携帯電話サービスのドコモの方は、新料金プランなるものを発表し、お得になりますと宣伝していたのだが、実際は何とmovaを使っている者にとっては基本料金の値上げ（その分無料通話分が増えたでしょうと恩着せがましくドコモは主張しているが）。
しかも昼間の1分あたりの通話料についてはやはりmovaでは確実に値上がり。また携帯電話会社の中で長電話をする者にとってはもっともありがたいとされていたmovaの長得プランという基本料金設定も廃止されている。
それだけではないのです。新料金プランでは特定番号への通話料優遇サービス「優々コール」の料金さえ値上げしている（新料金プランに変更すると特定相手への通話料プレゼントサービスを打ち切られる）。
ドコモと吉野家のサービス改善と称して密かに値上げするのは明らかに顧客の信頼を裏切る行為であり、いずれ客離れという結果がもたらされるであろうとは思いますが、それにもまして腹立たしいのは、これらの企業のプレスリリースを何の検討も加えずたれながす腐ったマスコミの存在です。プレスリリースを流すだけならネットがあります。あなたたちの存在価値ってそれをきちんと分析して読者、視聴者に届けることではないのですか。記者クラブ制度にどっぷりはまり、官憲の広報になりさがっているマスゴミの皆さんにそれを求めるのは酷なのでしょうか。
ちなみに私は売国奴と言われようが、ボーダフォンです。特定の相手への長電話が多いので、今月から始まった「LOVE（ラブ）定額」という月額315円であらかじめ指定した相手先（ボーダフォン携帯電話1件）への通話およびメールがし放題になるサービスは本当にありがたい。下手すると月で数万電話代が安くなるのではないでしょうか。
またYAHOOなども携帯電話サービスに新規参入する予定ですので、これから、どんどんドコモ利用者は減るでしょう。
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