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「ニジェール・ウラン偽文書と捏造しすぎた男」【和訳】:ネオ・ファシズムの尻尾?
http://www.asyura2.com/0505/bd41/msg/826.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 11 月 08 日 09:57:47: SO0fHq1bYvRzo
 

「ニジェール・ウラン偽文書と捏造しすぎた男」【和訳】:ネオ・ファシズムの尻尾?


これは2005年7月22日付でインターネット新聞Daily Kosに掲載されたものです。(原文の標題はNiger Yellowcake and The Man Who Forged Too Much)。これは私にとってなじみの無かったサイトなのですが、編集者はニカラグア系米国人Markos Moulitsas Zúnigaというまだ若い男性で、彼の他に何人かのラテンアメリカ系米国人が記事を作っているようです。なかなか面白いサイトです。

(Daily Kosホームページ)
http://pen.dailykos.com/
(Markos Moulitsas Zúnigaの自己紹介)
http://pen.dailykos.com/special/about


この文章は、直接的には「ニジェールのウラニウムをイラクが核兵器の開発のために輸入しようとしていた」という偽文書のでっち上げに関するものですが、同時にまた、欧州、中東、イスラエル、米国を裏側でつなぐ「もう一つの社会」の実態の一端を垣間見させてくれます。特にそれらの結節点にイタリアがどす黒く控えていることに、非常に興味を惹かれます。私が翻訳に際して他の関連資料なども当たってみたところでは、この文章に書かれてある基本的な事実関係には特に誤りは無いようです。

ここに欧州ネオ・ファシズム、米国ネオコン、そしてイスラエル・シオニストの三大ファシズム勢力が姿を見せるのですが、私はこの3つの中で、欧州ネオ・ファシズムが中心になっているのではないか、と疑っています。この文書でその尻尾がチラリと顔をのぞかせているようです。(ぼちぼち本格的にその姿を現すのではないか、と思っていますが。)

またこれに関連しては、kamenokoさんによる次の翻訳超大作も参考になると思います。

『イタリアの黒いプリンス byアレン・ダグラス』(1〜5)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/669.html
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/670.html
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/671.html
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/683.html
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/704.html


なお訳文中では、人名はすべて原文を用い、組織名などで訳に自信の無い箇所には原文を添えておきます。また「・・・・・・・・・」で挟まれた部分は、他の新聞や本などからの引用の部分です。


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【引用、翻訳、開始】

http://pen.dailykos.com/story/2005/7/22/7563/12283

ニジェール・ウラン偽文書と捏造しすぎた男

Pen筆
Fri Jul 22, 2005 at 05:56:03 AM PDT


すべての道はローマに通じる、と言われる。そう、こいつは確かにその通りだ。これはパリの、イランの武器販売人でモサドのダブルスパイであるManucher Ghorbanifarの戸口から出発する道である。CIAに「情報捏造屋」として知られる男なのだ。それはニジェールのウラン鉱山の中を通り、ロッコ・マルティーノと結び付いたイタリアの裏諜報ネットワークとして活動するジェノアのファシスト組織を過ぎて、ミラノの通りを下るのだが、そこはかつてあるCIAの諜報員が活動していた。彼は現在では亡命者であるがイタリア当局者によって泳がされていると考えられている。

しかしながら近年の道はローマで終わってはいない。それは古代に崩壊した帝国の遺跡を通り過ぎてワシントンDCに我々を連れて行き、連邦によるイスラエル・スパイの捜査を越してホワイトハウスの階段を駆け上り、ディック・チェイニーの特別計画局(Office of Special Plans)に行き着くのである。

この道に沿ったあらゆる道しるべは次の疑問の答を指し示している。「誰がニジェールのウラニウム書類を捏造したのか?」


Penの新聞より

我々はこの旅をManucher Ghorbanifarとともにパリから始めようとしている。

1984年にさかのぼるが、Michael Ledeenはイランに対する武器の違法な販売を行うというManucher Ghorbanifarのアイデアを実行に移した。CIAの作戦部長補佐官(Deputy Director for Operations)であるClair GeorgeはGhorbanifarを全く信用が置けないと考えた。彼はGhorbanifarがモサドのダブルスパイであってイスラエルの治安だけを優先させていると感じたのだ。しかしジョージ・ブッシュSr.は、ロナルド・レーガンを当選させた悪名高い「10月の驚き(October Surprise)」に先立って、パリにいたGhorbanifarと関係を持っていたのだが、Ledeenに同意し、こうしてGhorbanifarはイラン・コントラ事件として知られるようになった事柄の中心人物となったのである。実際に、オリバー・ノースはコントラに資金を振り向けるように1986年の1月にGhorbanifarと会った際に提案されたと証言した。

だから次のNewsweekが伝えたことはさしたる驚きにもならないだろう。【訳注:基資料のUrlは↓】
http://msnbc.msn.com/Default.aspx?id=3706341&p1=0

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イラン・コントラ事件を起こす役目をした元イタリアのスパイであるGhorbanifarは、2001年12月の会合で米国国防総省の高官Harold Rhode、Larry Franklinと討議した(そして去る6月にパリでRhodeだけと会っているが)事柄の一つが、イランの政権交代である…、と語っている。CIAが何年も前に情報捏造屋としてマークしたため、ペンタゴンは昨年の夏にこの会合のニュースが表ざたになった後でGhorbanifarと関係を絶った(はずだった)。しかしGhorbanifarは、昨年の夏(2002年6月)の少し後から、電話やFAXを使って週に5、6回はRhodeと接触を続けているし、時にはFranklinとも接触していると言っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このthe Newsweek記事の鍵は次の点であった。

1:この会合にいた二人の米国人は
(a) 特別計画室(Office of Special Plans)のメンバーであり、Michael Ledeenの舎弟、そして政府とAhmed Chalabiのつなぎ役であったHarold Rhode。(b) 特別計画室の元メンバーであるLarry Franklin。彼はAIPAC組織を通してイスラエルに機密を横流ししたとしてFBIに逮捕された

2:そこにいた2名のイタリア人は
(a) SISMI(イタリア諜報機関)チーフのNicolo Pollari。(b)イタリア国防長官Antonio Martino。

3:会合はローマにて2001年12月のことであった。

Newsweekが我々に伝えていないことは、最初の会合に第3の米国人が出席していたことであり、そしてその男がその会合をお膳立てしたのであった。Michael Ledeenである。

しかしGhorbanifarに戻ってみよう。Wikipediaをちらりと眺めると次のことが書いてある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
CIA長官William Caseyは、Ghorbanifarがイラン・コントラ事件に関与したと疑って3度にわたって嘘発見器にかけたが、すべて失敗した。同様にイランの高官たちはGhorbanifarが米国の公文書を偽造して彼らに渡したと疑った。CIAは1984年にGhorbanifarに対して"burn notice"(つまり「捏造屋注意」)を発した。それは、彼が信用できない情報源であると見なされた、という意味である。1987年のイラン・コントラ事件に関する議会への報告書は、Ghorbanifarを、自らの利益のために偽の情報を広めるとして知られている「情報の捏造屋であり有害な人物であると見なすべきである」というように語っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もしあなたが見落とすといけないので繰り返しておこう。イランの高官たちもまたGhorbanifarが米国の公文書を偽造して彼らに渡したと疑ったのである。


さて、我々の旅はパリからジェノアに向かっている。Propaganda Due (P2)として有名な組織の戸口に向かって、である。

2005年7月4日に、ジェノアの警察が二人のネオ・ファシスト指導者を逮捕したというニュースが流れた。彼らはイタリアでSISMIの裏で活動する、非公式の自称「反テロリスト」ネットワークである。そのグループは警察官や情報機関員を彼らの目的のために動かした。Saya とSindocaは反テロリスト研究戦略部the Department of Strategic Anti-Terrorism Studies (DSSA)を作り出したが、それは伝えられるところによると、イスラエルと同時にブッシュ政権とつながりを持っているのである。二人の指導者のうちの一人であるGaetano Sayaは、彼がP2のメンバーであるとDSSAのウエッブサイトで断言している。ウエッブサイトは同時に次のように言う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我々の上に下ってきた悪魔は、米国のジョージ・ブッシュやイタリアのGaetano Sayaのような人物の中に、難攻不落の城砦を発見する。彼らは神を恐れる者たちであり、神の光に包まれ、ユダヤ・キリスト教の信仰と西側社会を守るために死の暗闇の谷に下った、鍛えられ純粋にされた人間である。これらの人物が提示する正義は反キリストを打ち破るだろう。神は彼らの側にいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このP2ロッジは、ファシズムの温床なのだが、Michael Ledeenと密接な関係を保っていると伝えられる。大勢のSISMI局員とその手先たちがこの集団とつながっており、その中にはSISMIエージェントのFrancesco PazienzaとRocco Martinoがいる。1981年にLicio Gelliの自宅が捜索された際に、P2のメンバー全員氏名が書かれたリストが発見された。

現在のイタリア首相、シルヴィオ・ベルルスコーニがその中にいたのだ。


道は続いて我々をミラノに連れて行ってくれる。

山のような証拠によって、ジェノアとミラノの検察は、ネオ・ファシスト諜報員グループがAbu Omar (Moustapha Hassan Nasr)師を2003年にミラノの路上で誘拐したのではないか、という疑いをかけている。Michael Scheuerはイタリアのラ・レップブリカ紙に対して、Abu Omarの誘拐はSISMIの責任者であるNicolo Pollariによって承認されたことである、と語った。Sayaのウエッブ・サイトは彼の組織にSISMI長官Nicolo Pollariが連帯していることを示唆しているようである。

2005年6月24日に、いわゆるAbu Omar誘拐事件に関して、あるイタリアの新聞が米国CIAのエージェントであると伝えた13名のイタリア人に対してイタリアの判事が逮捕命令を出した。

その判事は「誘拐補助犯、Seldon Ladyを指名手配中」と叫ぶ。

次のpdfファイルに進んで、Italyをクリックし、the Milan stationまで下って、LadyがCIAのミラノ支局のメンバーであったことを確かめてもらいたい。

http://www.arcservices.us/US%20Embassies-%20key%20officers%20of%20foreign%20posts.pdf

Robert Seldon Ladyはホンジェラス生まれのCIAエージェントであり、かつてはホンジェラス、エルサルバドルとニカラグアで秘密の米国人部隊に所属しており、そこで反米組織をあぶりだしてそれらを崩壊させた。イタリアの当局者はLadyがエジプトでAbu Omarを最初に取り調べた中に加わっていたと信じている。Ladyはまた捜査を妨害しようとしたことでも告訴されている。イタリアの警察は逮捕状を持ってLadyの自宅に行った。彼は国外に逃亡していた。

そこでGhorbanifar同様にLadyもイラン・コントラからイタリアへと続く道を歩いたように思われる。


その道は今や、ローマとニジェール大使館に我々を連れて行ってくれる。

Rocco Martinoを訪問しよう。イタリアの有名な悪党であり、SISMIのメンバーであったりなかったりした。ある時点では彼は、大量破壊兵器の痕跡をとどめていたFort Braschi【訳注:SISMIの本部】の中でそのコンサルタントとして働いていた。

2000年の初めごろにRocco Martinoは、先に私が書いたようにP2とつながっていたのだが、SISMIの給与支払い明細の上に舞い戻った。彼はそのときSISMIエージェントに命じられて、ローマのニジェール大使館で働くSISMIの情報源、ある"lady"と接触を取った。ニジェールの"lady"はMartinoから月々500ユーロを支払われる代わりにMartinoに情報を提供していたのである。

2001年の1月2日に、警察は、ナイジェリア大使館に泥棒が押し入って文書やファイルが盗まれていたことを発見した。イタリアの捜査陣は現在、この泥棒がニジェール情報捏造と関係あるものと信じている。

さて2001年10月に、Joshua Marshallによって描かれた次の事柄が起こった。
【訳注:元資料のUrlは↓】
http://www.talkingpointsmemo.com/archives/003235.php

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたは、ローマの米国大使館に持ち込まれたニジェールのウラニウムについての文書の束にある大部分の紙が実際に本物であったことを覚えているだろう。偽物は文書のほんの一束に過ぎなかった。それらは特にニジェールとイラクの取引と断定された件と他の二つの件に関するものであった。
2001年の終わりごろに、SISMI局員(Martinoに"lady"と接触させた人物)は、そのニジェール大使館の従業員に一束の文書を送りつけた。これらは後に偽造であったことが明らかになったのだが、彼は彼女に、それを「警備コンサルタント(Rocco Martino)」にいつもの日課として提供していた他の文書の中に挟み込んでおくように指示した。彼女はそれらの書類を、大使館での彼女の仕事の中で手に入れた本物の書類の中に紛れ込ませた。そして彼女はその文書の束を――繰り返すが、本物と偽者の交じったものを――「警備コンサルタント(Rocco Martino)」に手渡したのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これはJoshua Marshallが手に入れた情報だった。しかしながら今や、SISMIの内部で同時並行的に活動する犯罪組織に、つまり、Rocco Martinoが所属する組織に光が当てられたからには、誰でも果たしてニジェール大使館のどんな"lady"がこれに関与したというのか、自問自答しなければならない。

もしも彼女が本当に存在していたのなら、なぜ捜査当局がいまだにこの"lady"が誰なのかをつきとめていないのだろうか。あなたは少なくとも、ニジェール大使館で誰が文書を外に漏らしたのかを見つけるための内部調査があったはずだ、と考えるだろう。大使館にはそんなに多くのニジェール人の女性がいたはずが無い。SISMIがその"lady"の身元を知らなかったなどまずありえないように思える。SISMIのエージェントがMartinoをニジェール大使館に一番初めに送り込んだことが事実であるうえに、1983年以来ローマのニジェール大使館はイタリアの軍事諜報部にとって重要な情報収集の場であるからだ。

ここで再びだが、FBIもまた、彼が米国に入ってくるという情報があった後ですら、Martinoを取り調べていないのである。あるアナリストがこの文書偽造について語ったことを見てみよう。【訳注:基資料のUrlは↓】
http://www.talkingpointsmemo.com/archives/week_2004_09_19.php#003490

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その文書に関して即座に目に付くことは、付属書類が――ウラニウムとは無関係なニジェールの文書を含むものだが――世界の大国に対抗するある種の軍事行動について述べていることだ。言うところの軍事行動のメンバーにはイラクもイランも含まれており、そしてその文書によればローマのニジェール大使館を通して調整されていたのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イラクとイランがローマのニジェール大使館を通して調整された世界的な計画を持って同盟していたって?

ウムムム・・・。

しかしここでは、この捏造をしでかした者によってその関連付けがなされていることに注目しておくことは大切だろう。この人物はイランとイラクを結び付けたがっているのである。彼はこの二つの国が脅威であると我々に信じさせたいのだ。これは後で話を続けよう。

ここにそのニジェールの偽造文書がある。【訳注:リンク先は下のUrlなのだが、残念ながら現在はつながらなくなっている。(この4 law co.ilというサイトはイスラエルにある!)】
http://www.4law.co.il/Le838k.html

そしてこれまでのところで我々が知っていることをまとめてみよう。

Rocco Martino、Michael Ledeen、Francesco Pazienza、Silvio BerlusconiおよびNicolo Pollariは全員がP2のメンバーである。P2はSISMIのエージェントを雇い入れてそれと並行して存在する諜報機関として活動してきていることがわかっている。PollariはAbu Omarの誘拐を承認した。この誘拐はRobert Ladyの協力を得たと言われている。ある未だ知られていないSISMIエージェントがMartinoと接触し、彼にニジェールの文書を渡すことのできる"lady"と接触させた。ニジェール大使館は盗みに入られた。この正体不明のSISMIエージェントは"lady"に、偽造した文書と一緒に本物のニジェールの書類を渡した。この"lady"はそれをMartinoに渡した。


そして今、道は雑誌パノラマ(Panorama)のオフィスに我々を連れて行ってくれる。

パノラマはシルヴィオ・ベルルスコーニに所有されている。

パノラマの記者Elisabetta BurbaはRocco Martoniからの電話を受けた。彼は彼女に、ニジェールの文書に付いて話をし、1万ドルの値でこの雑誌にそれを売ろうと持ちかけたのだ。彼女は彼と会いそして彼はコピーを渡した。彼女はこれらが本物であるのかどうか確かめ、彼はニジェール大使館の文書ナンバー一覧表のコピーを見せた。

イタリアの当局者はこの一覧表が2001年にニジェール大使館盗難事件で手に入ったものと信じている。

Burbaはその文書を上司に見せ、そしてニジェールに生かせてくれるように求めた。王氏で編集長のCarlo Rossellaは、ベルルスコーニ政権との強いつながりで有名だが、このコピーをまず米国大使館に渡すようにと言い張った。そして彼女は10月9日にそのようにした。Burbaはニジェールに行き、その文書が偽物であり、絡んでいると言われた軍事行動も取引を行うにしては小さすぎることを明らかにした。フランス人なら分かったであろう何かが、その捏造の裏に控えていたのだが。

Martoniが支払いを受けることはなかった。その記事は決して発表されなかった。【訳注:このBurbaとパノラマに関しては次の資料に詳しい。】
http://cryptome.org/niger-docs3.htm

新聞ニューヨーカーが次に起こったことについてあるコメントを発表した。【訳注:元資料のUrlは↓】
http://www.newyorker.com/fact/content/?031027fa_fact

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二人の元CIA局員が、次に起こったことについてやや異なった注釈を付けた。「大使館はその書類がやってくるだろうという警告を受けた。」最初の元局員は私に語った。「そしてそれは彼らを通り過ぎてホワイトハウスに向かった。大使館の中で調べることすら無しに。」その書類がホワイトハウスに着くと、CIAによってペンタゴンに持っていかれた。彼は言う。「その途中の各段階で誰もがそれは嘘だと知っていた。それらがペンタゴンに着くまでは。ペンタゴンの中で本物だと信じられた。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誰が大使館にその書類がやってくると警告したのだろうか。話の全体からは大使館がどんな書類がやって来るのかを知っていた、というように推測できる。


しかし今、この長い曲がりくねった道は、我々をついにワシントンDCへ、そしてAIPACスパイ事件を捜査しているFBIへと、導いてくれる。ここで我々は例の疑惑の人物を発見する。

Keyser Soze ・・・じゃなかった、Michael Ledeenである。【訳注:Keyser Soze は1995年の映画The Usual Suspectsに登場する悪党集団のボス。】

Michael Ledeenは国家安全保障ユダヤ人協会the Jewish Institute for National Security Affairs (JINSA)の発起人の一人である。彼はAIPACのシンクタンクであるthe American Enterprise Institute (AEI)に出入り自由の特権を持っている。彼はイランの民主連合の共同発起人である。1980年にさかのぼれば、CIAはLedeenをイスラエルの重要なエージェントと格付けしていたと言われる。LedeenはKarl Roveの主要な外交政策アドバイザーである。Ledeensの主な妄想はイランを倒すことであるように見える。

1972年に彼はUniversal Fascismという本を出した。その中で彼は「ファシストの目的の正しさ」について詳しく述べている。Universal Fascismの中で、Ledeenは最初に、ファシズムが「20世紀革命」であったこと、そして「人々は本当のこと、つまりファシズムにあこがれる」という彼の主張を打ち立てる。それはファシズム革命の青写真なのだ。

1980年に彼は、"BillyGate" 事件でSISMI とP2のFrancesco Pazienzaに協力した。【訳注:"BillyGate" 事件:70年代の終盤にジミー・カーターの弟ビリーが、自分の経営するビール会社の製品をリビアで売ろうとしてリビア政府から経済的な計らいを受けた、とされた事件で、イランの米国大使館人質事件とともにカーター再選の障害物になった。これには「ユダヤが仕掛けた」という説がある。】これは、最近イタリアの影の諜報機関に所属していることが明らかになったPazienzeと同一人物である。1985年にPazienzeは政治的な操作、偽造、そしてテロリストを匿ったことで有罪とされた。Ledeenは裁判資料の中でSISMIのエージェントとして身元を明らかにされている。

ペンタゴンは1980年代の半ばにLedeenの機密事項認可をSCI最高機密から普通の機密に格下げした。それはLedeenが禁輸品目をある外国に、イスラエルだと信じられているが、横流ししていることをFBIが調べ始めた後のことである。

2001年にLedeenは特別計画室と契約する仕事をするためにFeithに雇われた。

イスラエルのスパイであるJonathon Pollardに海軍で仕事をさせたのはLedeenである。

イラン・コントラ事件で、モサドのダブル・スパイManucher Ghorbanifarを使うように言い張ったのはLedeenである。

2001年の12月1日にローマでRhodesとFranklinとGhorbanifarの会合をお膳立てしたのはLedeenである。

2001年12月12日に、米国大使SemblerはLedeenおよびイタリア国防長官Antonio Martinoと私的に昼食を共にした。LedeenとMartinoは、彼らが共に出席するGhorbanifarとの次の会合について話し合った。その秘密会合で二つのCIA「でっち上げ情報」の受け渡しが行われたことに深い関心を持ったSemblerは、それをすぐにホワイトハウスに、特にStephen Hadleyに知らせるように、CIAに連絡した。Hadley はLedeenとその協力者にGhorbanifarから離れるように命じた。しかしその命令は無視され、GhorbanifarとRhodeの間の連絡は2003年の2回目の会合に至るまで続いた。

RhodeはAIPACのロビイストで、この当時イスラエルのエージェントおよびSISMIでもあったAhmed Chalabiにも会った。


Harold Rhodeについて。

Rhodeは特別計画室のメンバーである。彼はイランへの侵略を熱烈に推奨している。彼はホワイトハウスとAhmed Chalabiの主要な連結役である。彼は20年の経歴を持つ中東エキスパートである。彼はMichael Ledeenと密接なつながりを持っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「バグダッドのthe Coalition Provisional Authorityとともに働く米国諜報機関員と緊密な連絡を維持し続けた一人の元ベテラン米国諜報機関員によると、『Rhodeは実際に(Ahmad) Chalabのオフィスのカネで生きていた』。同じ情報源はthe CPAと共にいる諜報局員の話を次のように引用した。『Rhodeは彼の携帯電話からイスラエルに常に連絡を取り続けていたことをCIAの局員に目撃されていた』。そして彼がイスラエルに知らせているところをその諜報員が盗み聞いた情報の内容は『驚愕するような』ものであった、とその情報源は語った。それは米国の計画、軍事的な展開、政治的な企画、イラクの資産についての議論、そしてその他の機密に属する事柄の要点に関するものであった。このように米国諜報機関の元ベテラン局員は言った。」FBI probes DOD office - (United Press International)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Larry Franklinについて。

Larry Franklinは米国空軍の予備役大佐で、イランに関するペンタゴンのトップ・アナリストと見なされている。彼はローマでGhorbanifarとの会合に出席した。彼は特別計画室で働き、そしてイランへの侵略の必要性を熱烈に信じている。彼は現在AIPACを通してイスラエルに機密を流したという容疑で逮捕されている。

FBIの捜査員は彼らが彼以外に複数名の人物を探していることを示唆している。Michael LedeenとHarold Rhodeが第一に疑われなければならない。

次のフローチャートは、特別計画室がどのように構成されているのかを示す。【訳注:基資料のUrlは↓】
http://www.isebrand.com/Chart_Secret_Pentagon_cell.htm

多くのメンバーが同様にAEIとの関係を持っておりしたがってその延長でAIPACとも環形を持つことに注意せよ。彼らの名前はWurmser、Rubin、Cheney、PerleそしてGingrichなのだ。それに加えてもちろんKeyser SozeいやMichael Ledeenもである。

なぜRoveがウイルソンJoe Wilsonの信用を落とすためにValerie Plameの身分を「暴露」までに至ったのか、の理由を知るためには、ニジェールのイエローケーキ捏造を暴露したことによってどのようなスパイ作戦が危機にさらされたのかを見てみるだけで十分だ。


そこでBob Novakのデスクに寄り道してみよう。

Bob Novakが国家の保安に対する最大の有害さは、Valerie Plameの身分暴露と彼女のフロント・カンパニーから来るものではない。彼の有害さは彼が2003年7月14日の記事で次のような声明を出したときに出てきたのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Wilsonの任命は、ニジェールからウラニウムを購入しようと試みた事に関する2002年初頭のイタリア諜報機関によるレポートの後でなされたことだった。それはCIAが"con man"(取り込み詐欺師)と呼ぶものによって準備された偽造文書から出てきたものだった。この誤った情報はイタリア人ジャーナリストたちによって噂に上ったものだったが、米国政府の中に広まった。ホワイトハウス、国務省とペンタゴン、そしてディック・チェイニー副大統領ばかりではなく、CIAまでもそれを覗かせてくれるように求めたのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このときまでずっと、この関係した国の名前は秘密だったのだ。EmptyWheelsの偉大なdiaryを詳しく読んでもらいたい。【訳注:基資料のUrlは↓】
http://www.dailykos.com/story/2005/7/21/141817/656

NovakはSISMIが関与したことをどのようにして知ったのだろうか。機密事項を取り扱う誰か彼に語ったのか、あるいはその捏造に加わった者が語ったか、のどちらかだ。

だれがその人物なのだろう。P2とイタリアの裏諜報ネットワークに人脈を持つ者たちだろう。私はそのリストに上っている人物たちを何度となく書いてきたと思う。


Manucher Ghorbanifarがその捏造を行ったのだろうか。あるいはFrancesco Pazienzaなのか。この道の道しるべはGhorbanifarを指し示している。第2の捏造がイラクとイランが世界の主要な権力を握ろうと計画しているという奇妙な主張を持っていたことを覚えているだろうか。Ghorbanifar自身の利益はイランを「自由化すること」である。イスラエルはイランとイラクが侵略されることを望んでいる。Ledeenもそうである。彼は何もしなかったが何年間もそのように大声でわめきたててきた。Rhodesもしかり。Franklinもしかり。イラン侵略はすでにホワイトハウスで計画され始めているのだ。

いや、Pazienzaが最も、Martinoを"lady" と接触させ、捏造文書をニジェール大使館から盗んだ文書といっしょにしてGhorbanifarsに渡したSISMIエージェントであったように思える。

そして。どうしてFBIはRocco Martoniあるいは言うところのニジェール大使館の"lady"を尋問していないのだろうか。

その疑問への答はおそらくLarry Franklin裁判とValerie Plameへの捜査に続く道のどこかに落ちているだろう。

我々はただ期待して待つだけしかできない。


【引用、翻訳、終り】

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