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最近の子どもたちの「お金に関する心配」「老後への心配」は想像を絶する。高麗(コリョ)大学の心理学科の成瓔信(ソン・ヨンシン)教授は、「アジア通貨危機が生んだ副作用」と説明し、「経済問題が他のいかなる価値より重要だという認識を持たせるきっかけになった」と説明した。通貨危機で“金”が親世代の最大テーマとなり、この時期に自我が形成された子どもたちまでその価値を受け入れたのだ。
朝鮮日報とマムスクール(www.momschool.co.kr)が、父兄115人を対象に実施したアンケート調査によると、102人の親が子どもに対して経済教育を行なったことがあると回答した。
子どもへの経済教育ブームの引き金となった本『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』シリーズは、130万部の売れ行きを記録し、「うちの子どもの3億作り」と名づけられたファンドをおよそ14万口座販売したミレエセットは、毎週1回ずつ無料で子どもへの経済教育を実施しているが、連日盛況を博している。全国経済人連合会が11月からスタートする子ども経済講座も、一週間で定員を満たした。
しかし、子どもへの経済教育が金融に集中するのは適切ではないと専門家たちは指摘する。
企業家経済教育研究所のチェ・ハクヨン所長は、「物々交換、フリーマケットの創業など、生産者体験を通じて市場論理、競争の法則を身に付けるのが先だが、現在、流行している経済教育はオンライン上でわずか数回のクリックで簡単にお金を膨らませることができるという“一発勝負”マインドを植え付ける可能性がある」と懸念を示した。
経済価値にもっとも重きを置く社会で、子どもたちが感じる相対的貧困感は、比較的豊かな家庭の子どもでも深刻な状況だ。ソウル・瑞草(ソチョ)洞の広さ40坪(およそ132平方メートル)のマンションに住むソンウォン君(仮名・9歳)は、ともすれば「ママ、うちは貧しいから僕が必ず成功しなければならない」という。
早熟な子どもたちは、膨れ上がる個人レッスン費用、不動産市場の渦のなかであえいでいる親を見ながら、このように誓う。個別インタビューの過程で12歳の少女が口にした言葉だ。「毎日夜、酒に酔って帰るパパの人生も大変だろうし、私たち(2人の娘)をもう一か所でも多く塾に通わせようとパートに出るママもかわいそうです。愛なんか要らないです。お金さえたくさん稼げればいいなと思います」
専門家たちは、子どもの前で夫婦が金の問題で夫婦喧嘩をしないこと、子どもがほしがる物を簡単に買ってあげないこと、経済教育は小学校4年生の頃から生産者の体験を中心に行なうこと、親が勤勉節約する姿を見せることで生活の中でお手本を示すことを提案した。
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/04/20051104000033.html
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