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53 ：無名の共和国人民 ：05/10/23 02:30:37
京セラには「社員の墓」というのがある。どういう基準でそこに奉られるのかは知らないが、会社のために殉じた企業戦士（笑）を奉るのであろう。
靖国神社と同じシステムだな。
54 ：無名の共和国人民 ：05/10/23 12:33:32
>>53
佐高氏が著書で取り上げてる＞京セラ社墓
OBの物故者を祀るんだそうな
氏は社員達（ニッポン株式会社全体の）を“社畜”と蔑んでるよ
55 ：アニメ→エロゲ→カルト：05/10/23 20:24:21
斎藤環の論文>>45-50 あたりに関係したおもしろい阿修羅記事を発見
「映画『ローレライ』はオタウヨ増殖に一役買うかもしれない」
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/152.html
「分析させてもらうと、これは第2次大戦を舞台にした映画なのだが、結局のところ最近流行の「戦争」と「美少女」を組み合わせる日本独特のオタクアニメの実写映画化に過ぎないのと私は見ている。実は最近のアニメ業界では本当にこの手の「戦争」と「美少女」を組み合わせたものばかりが目につく。
大物で言えば宮崎監督などの一連の大作から、阿修羅投稿者は見もしないだろうテレビ放映のアニメまで至るところに「戦争」と「美少女」の組み合わせがゴロゴロしている。
ではなぜ「戦争」と「美少女」なのか。
精神分析はまったく素人の私ではあるが、この現象というのは日本男性のコンプレックスからくる現象ではないかと思っている。つまり戦いというのはまさに男の仕事な訳で、男らしさをもっとも示す事ができるものであるけれども、実際には経験できない、そこでそれを映像に描き男の闘争本能を満たすだけでなく、美少女というもっとも男としては手に入れたいセックスシンボルをそれにかけ合わせ日頃魅力的な女性には相手にされない男どものコンプレックスをかなり埋め合わせてくれる作品にしあげると。
早い話がモテナイ男＝オタクのコンプレックスを解消してくれるのが、この「戦争」と「美少女」という題材なのだと私は思っている」
56 ：無名の共和国人民 ：05/10/23 21:46:47
>>55
あまりにストレートな表現で笑えるよ。この手の作品が好きなミリオタ若しくはアニオタでウヨ属性をお持ちの僕ちゃん達はこう言われても怒り狂うだけだろうが。
57 ：無名の共和国人民 ：05/10/30 22:30:40
京セラ墓ということで、思い出したが、共産党の機関紙赤旗は「葬儀考」というシリーズを掲載している。
人の死にかかる費用について、葬儀代から墓石の価格まで実に事細かに教えてくれている連載で日頃それらの知識を仕入れる機会のない俺にとってはとてもためになる企画。
まあ共産党嫌いの人間からしたら「高齢化が進む党員らにとってもっとも有意義な記事」
などと皮肉を言いたくなるかも?
さてその「葬儀考」は10月29日付けで水子霊について詳しく書いているが、それによると水子霊とはまったくもってインチキなものなのだという。
そもそも水子（すいじ）とは江戸時代に始まった民間風習で、生後まもなく死んだあるいは流産した子供は今だ人間の子とは考えず、神の子であるとして成人とは異なる葬式を出した事をいう。
ところが、1970年代になるとなぜか、水子霊なるものが突如登場したとか。
神の子である水子（すいじ）が父母に祟るなどというまったくのデタラメがさかんに宣伝され、水子霊という言葉が定着したのだと。
そして、その水子霊ブームきっかけは、紫雲寺地蔵寺。これの建立者が反共右翼・紫雲荘の橋本徹馬山主。美智子皇后の不眠症治療に協力したとされる人物で、佐藤英作首相とも懇意だったという。
紫雲寺地蔵寺は水子の霊供養を名目に一万体の水子地蔵なるものを売り尽くし、そしてそれをみた石材店らも新たな需要に小躍りして、盛んに地蔵やら観音やらを売りつけるようになったとか。
ちなみにであるが、宗教右翼とは直接関係はないものの、このような仏教に関するデタラメ情報で人々が踊らされている別の例として、「仏滅」という言葉もそうだと。「仏滅」とは仏がこの世を去った日を表すらしいのだが、仏教としては仏が苦しみあるこの世を去られた日というのは逆にめでたいことらしい。しかしなぜか日本では「仏滅」に結婚式をあげない風習ができてしまったと・・
58 ：無名の共和国人民 ：05/10/31 00:47:48
>>57
無心論者なアルタナティブはあえて仏滅の日にに結婚式をやるべきだね。式場の費用がすごく安いから。
神道や仏教の伝統的行事とされているものや、そう思い込まされているものについて、オルタ的に再検討する必要がありそうだね。
http://lovepiececlub.com/mizogutchi/10.html
VOL010:第三章 水子信仰構造の具体的諸層について
溝口明代
<3> 宗教運動の側面から
B 私的な水子信仰の発生
政界の祈祷師 橋本徹馬は谷口雅春の公的水子信仰を継承した。
彼は、戦前からの政界の右翼政治家で、大正生命主義の影響を受け、
「皇室を中心にして大自然の正しい姿を育て、科学万能主義に反省を促す」
とか「美智子妃殿下の不眠症治療に進言」したなどが話題になった。
また、朝日新聞への「左翼偏向」攻撃や、第二次世界大戦前夜の体験談「アメリカ外交秘話」などで知られていた。
彼は津軽地方に残る地蔵信仰（幼児が新だとき、親が地蔵を寺にあげる）の流れを踏襲して、鎌倉時代以来巡礼の地として有名な秩父に、佐藤栄作総理、荒船清重郎衆議院副議長、群馬県知事、小鹿野町長を寺の落慶式（1971年9月）に招いて水子寺（紫雲寺地蔵寺）を建立した。
彼は多様な民族儀礼を流用し、胎児の人形（水子地蔵は胎児のイメージ）、水子の依しろ、・・家の守護霊、水子の墓、水子和讃、それに救済のシンボルと地蔵の伝統的解釈をよみかえ、新しい「祈り」の儀礼様式を創設したのである。
ここで、神意により、神の似姿としてこの世に生を受けた神聖な胎児、マリアに抱かれたキリスト教の胎児観は、観音様と地蔵様に習合され、一挙に民間信仰の領域に拡大、前述の篠崎信男のいう「水子祭り」は実体化した。大衆女性を教化矯正する方法が生まれたのである。
当日の佐藤栄作によって書かれた「水子地蔵尊建立讃仰の辞」には、「国務総理だった私の時代も、年々おびただしい数の胎児の中絶を見過ごしたことは、優生保護法の改正が困難だったためとはいえ、結局私の不徳のいたすところ、中絶された多くの霊に対し、我、大罪を思って哀心おののき謝する外はない」とあり、不幸な霊、祟霊に為政者が詫びることで、社会の鎮護安泰を得るという伝統にのっとり、佐藤栄作は世俗的権力の長として、霊に陳謝し、まつりあげたのである。
また地蔵建立趣意書に、橋本徹馬は、中絶について
「科学時代に生きる者の当然の所業として考えて疑わず、それが胎児惨殺の大罪悪であるのみでなく、大不幸を一家と社会にもたらすを知らない。（略）あるインテリの女性は（略）『人類が堕胎調節を全面的に把握できないのは、現代医学の未熟と怠慢のためであって、今のところ不本意ながら妊娠中絶による外はない』と言っているが、この女性は性生活の享楽のために妻の座には就くが、妊娠と同時に胎児に対して負うべき母の座の厳粛にして重大な責任は簡単に回避していよいと考えているのである」
と批判した。
また彼は寺の門前に
「優生保護法によって、惨殺された胎児供養のために寺を建立した」と彫り込んだ石碑を建てた。そして彼の書いた「水子地蔵霊験集」には、「女性を針山においあげるウーマンリブの諸君に告ぐ」という一章において、「ウーマンリブの諸君の最も力説するのは、中絶の自由の問題である。『妊娠中の胎児の産む産まぬは女の自由である』といえばそれだけで女権が拡張されたように思うであろうが、実際においては、その叫びは、世の多くの女性を針山においあげる鬼婆の役目をしていることになる」と決めつけ、中絶が原因で起きた様々な霊障をあげ（20数例）、彼女たちが「世の中を悪化せしめる大きな役割をつとめている」と批判し、女性の社会的地位は向上しようとも、「母親の座の権威は地に墜ちて」女の霊性を失うという「当然」の報いを受けている。と、母性思想を強調し、「ウーマンリブの諸君には、経世眼などないかもしれぬが、（中略）それがあるならば、諸君の浅見短慮な叫びがいかに世の中を悪化せしめてきたか、反省すべきで、罪滅ぼしに率先して優生保護法の廃止を叫ぶべきであると思う」と警告教導した。
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