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(回答先: Re: 北欧では全裸に対する羞恥心は一般的にない 投稿者 ウソ捏造工場 日時 2005 年 10 月 28 日 19:59:57)
>ウソ捏造工場さん
北欧の人たちが太陽の下で積極的に裸になろうとするのは、おっしゃるとおり日照時間が短いため、健康への配慮をするあまり、そのような行動をとるといわれています。そういうところから人間の裸を「ナチュラルで自然なもの」といったリアリズム的、即物的に捕えるものだから、それに対する羞恥心はないといわれています。
世界で最初にポルノ解禁になった国としてスウエーデンが有名ですが、彼らはエロティシズムに対する感性というものに欠けているので、他の文化圏の人たちとは異なった捕らえ方をしており、従って取り立てて大騒ぎをするものでもないとも言われていますよね。
北欧といっても5カ国あり、良く見てみるとそれぞれ特徴がありますが、人口がわずか55万人あまりのアイスランドを除く4カ国の中では、ノルウエーとフィンランドは本質的に農耕民・漁労民的気質の人たちなので、ポルノはないようですが、それでも太陽を体全体に浴びるという習慣はあります。
人間の裸が恥ずかしいという感覚はアダムとイブの話に出てくる「イチジクの葉っぱで隠す」というところから、羞恥心が生まれたとキリスト教文化圏では言われているようですが、北欧諸国は元々現在のルーテル派キリスト教が西欧から入ってくるまでは、他の非キリスト教文化圏の国々と同じように、自分たち独自の土俗的宗教がありましたので、この中ではアジア、アフリカの人々たちと同じように裸に対する羞恥心はありませんでした(日本も明治時代ごろまでは、男女混浴の温泉があったり、夏になると上半身裸の女性がいたりしてびっくりしたというような外国人の記録も残っていますよね)。
10世紀から11世紀半ば頃にかけて、徐々にキリスト教が入ってきますが、北欧の場合は公的な宗教や法的秩序はごく一部の社会的指導者クラスの人たちだけに限られていて、一般人は先祖伝来の土俗的宗教、民間信仰に長い間、固執していたので、キリスト教への傾倒の仕方が西欧や南欧とはちょっと違うと言われています。
特にフィンランドは、他の4カ国と違い、ハンガリーあたりから移住したフィン族が多く、言語もアジア系であるウラル・アルタイ語の系統に属しますので、文化的にも余計に違います。恥ずかしがり屋で無口で昔の日本人のようです。公用語は、フィンランド語と兄貴分であるスウエーデン語の2言語です。
スウエーデン語のサイトですが、この中にスウエーデン及び他の北欧諸国におけるキリスト教の歴史が書かれています。
Kristnandets historia i Sverige
http://www.hallgrenwernstedt.com/hans/buppsats.html#kristhist
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