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ポルノ映画のパイオニア「ディープ・スロート」(75年、ジェラルド・ダミアーノ監督)。エロテイックな映像ととともに、当時のニクソン政権にワイセツ裁判で弾圧されたことでも知られる。その裏事情を描いたドキュメンタリー映画「インサイド・ディープ・スロート」が11月12日、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズなどで公開される。その“主人公”であるダミアーノ氏(77)に、当時のエピソードと現代ポルノへの思いを聞いた。
「ディープ−」は、リンダ・ラブレイスが、不感症の女で、ノドの奥にクリトリスがあり、フェラチオによって女の悦びを得るというストーリー。オーラル・セックスを表立って語れない時代に「ディープ・スロート」というテクを広めた衝撃作。その話題性で、女性もポルノ映画館に足を運び、当時の米国で一大社会現象になった。そのあたりを、ドキュメントでは丹念に描いている。
ダミアーノ氏は「リンダのフェラチオがとてもうまくて、アイデアが浮かんだ。彼女のおかげだよ。女性にもSEXを楽しむ権利があると男女同権を訴えたから、女性にも支持されたんだろう。どうしてエロチックな映像が撮れるかって?。祖先にイタリア人の血が流れているからかな…」と遠い昔を振り返った。
しかし当時、保守派のニクソン政権に目をつけられ、弾圧を受け、主演男優のハリー・リームスが有罪に。後にそのタイトルがウォーターゲート事件の『情報源』を指す言葉になったのは有名。
「インサイド−」では、当時の関係者を改めて直撃し、今まで語れなかったエピソードを掘り起こしている。ベトナム反戦ムードから一転、70年代に急速に保守化していく米国の姿をあぶり出す。さて、今のブッシュ大統領も保守派だが…。
「ニクソンとソックリだよ。自分の政策がうまくいかないと、何かを標的にして攻撃して自分のアラを隠す。米国が保守化しているといわれているけど、人々は昔とあまり変わってない。米国のマスコミが保守化しているんだ」
「ディープ−」は、6億ドル以上、「タイタニック」をもしのぐ全米歴代1位の興収をあげた作品とも言われる。しかし、モノがモノだけに、その利権に群がったのは闇世界のマフィアだった。その点もドキュメンタリーでは詳しく解き明かしている。
その点について、ダミアーノ氏は「利益より家族の安全の方を取ったよ。マフィアは金の卵を食べないで、育てた方がよかったんじゃないかな。そうしたら、僕はいまごろ、MGMの社長にでもなり、ハリウッドには『ダミアーノ帝国』ができていただろう」と笑い飛ばした。
自身は94年までに48本の映画、ビデオを製作して引退。マイアミで隠居生活を送る。
「ビデオ機器の発達で、誰でも簡単に撮れる。ポルノ女優は豊胸手術だらけ。ディープ・スロートが、注目されたのも、みんな再び『本物のポルノ映画』が見たくなってきたからじゃないかな…」
(夕刊フジ) - 10月28日17時18分更新
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