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この「陰の権力組織に関する暴露本は何故出版されたのだろう」という疑問についての現時点の私の意見を述べてみたいと思います。これを読まれて、何を甘っちょろいことを言っているのかと笑われるかもしれません。しかし、それを覚悟の上で述べてみましょう。
念を押しておきますが、あくまでも暴露本で明らかにされていることは正しい、という仮定の上での話です。彼らが暴露本の出版を敢えて黙認して、自分達の秘密のヴェールの一端を取り払ったのは、むしろ彼らがそれを望んでいたからではないでしょうか。いや、彼らの意識的な判断においては、自分達の存在を世に知らしめても大丈夫だという自信があったかもしれません。また、何かわれわれには分からないような狙い目が彼らにはあったのかもしれません。しかし、その裏のほう、と言うか意識の奥深くの無意識と言ってもよい心の領域において、俺達のことを知ってくれ、こんなにすごいことをやっているのだぞ、という自分を誇示したい願望を抑えることができなかったのではないか、という気がしてならないのです。いつも陰で黒子に徹している者の悲しいサガとでも言いましょうか。つまり、彼らの自己顕示欲の表れなのではないでしょうか。
そして、この自己顕示欲の背景に、と言うか自己顕示欲と隣り合わせにと言ったほうが適当かもしれないのですが、私がもっと重要ではないかと考える彼らのある無意識的な心の動きというものを感じ取ることができるのではないか、と思うのです。それは、人間回復への道を一歩踏み出そうとすること、と言ってもよいでしょう。彼らのたくらみや所業のことを振り返って考えてみれば、とても人間の仕業とは思えません。人間の心を完全に失ってしまっているかに見えます。サタンにとりつかれている、と言うよりも、むしろサタンそのものになってしまっているようです。彼らにもしも人間の心のひとかけらでも残っているならば、このようなことに耐えられるはずがありません。どうしても、無意識の心の領域からの揺り戻しが、つまり再び人間に立ち帰れという反動が、彼らの心の中で生じてくることを止めることはできません。彼らが、もしも完全に人間の心を失ってしまっているのならば、このような心の揺り戻しはないのかもしれません。この場合、人類にとって、未来の希望はなくなってしまったかのように見えます。そして、滅びへの道を突き進んでいくことになるでしょう。しかし、彼らの心に、まだ人間的な心のひとかけらでも残っているならば、これは人類にとっての希望となりうるものです。私は、彼らが、秘密のヴェールの一端をあえて自ら取り払ったのは、彼らの人間的な錯誤からくる判断ミスによるものであって、要するに人間回帰という彼らの無意識的な心の表れなのであって、彼らにもやはり人間的な心が残っているのかもしれない、という可能性に賭けたいと思います。
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