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10/13 09:36 ロレンスの中東構想図発見 英博物館で展示へ
【ロンドン13日共同】第一次世界大戦で英国の対アラブ工作員
として活躍し、映画「アラビアのロレンス」で知られるトーマス・
エドワード・ロレンスが大戦後の一九一八年に中東地域の領土分割
構想を自ら書き記した地図が見つかり、十四日からロンドンの帝国
戦争博物館で展示されることになった。
ロレンスがアラブの民族自決運動に共鳴していたことは知られて
いるが、領土問題で本人の具体的な考えを示す資料はこれまでなか
った。
ロレンスの構想は、現在のイラク領土をクルド人の多い北部とア
ラブ人の多い南部に二分割することを提案。また、現在のシリア、
ヨルダン、サウジアラビアの一部にまたがる広大な土地をアラブ人
の支配領土とし、現在のシリアとトルコの国境付近にはアルメニア
人の領土をつくることを主張している。
構想は現地の英植民地当局の反対を受け、政府はこれらの地域を
大戦後にフランスとともに分割することを最終的に決定。ロレンス
の提案が実現することはなかった。
同博物館のウィルソン歴史顧問は「ロレンスの提案は帝国主義的
な領土分割を行った(英仏による)サイクス・ピコ協定に比べ、は
るかに優れたものだ」と述べた。
英紙タイムズによると、この地図は英公文書館に保管されていた
が、これまで日の目を見ることがなかったという。
20051013 0936
[2005-10-13-09:36]
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