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「醜い」「ヤクザの街」――。海外のインターネットサイトや観光ガイドブックで、大阪に関する誤解やマイナス面を誇張した記述が目立つことが、大阪府などでつくる「大阪ブランドコミッティ」の調査でわかった。
府は「予備知識のない外国人が読めば大阪の実像だと信じてしまう」との危機感から、出版元に冊子を送るなどして、イメージアップ作戦に乗り出す。
「大阪ブランド」のPRを進める同コミッティは、今夏、府の海外事務所などを通じ、22か国のサイトや観光案内書の一部を調べた。
米国の大手検索サイトの旅行ガイドは、大阪コーナーで「街は醜いにもかかわらず、愛されることを切望している」「(大阪人は)仕事がなくなっても、人生の楽しみ方を知っている、のんきな市民」と記述。また、「もうかりまっか」があいさつだとし、「戎(えびす)橋では若者がミニスカートの女の子を捕まえるために網を張る」などとしている。
大手百科事典サイトは「下品なユーモア感覚から、騒々しいと思われている」と大阪人を分析。英国の大手出版社の旅行ガイドブック(2003年版)は囲み記事「The Yakuza」で「大阪はヤクザの街」と指摘する。中国で出版されているガイドブックにも似た記述がある。
府では、引き続き各国のガイドブックを収集して内容をチェックする一方、出版元などに「正しい」情報を盛り込んだ冊子などを送り、「名誉回復」に取り組むことにしている。
(2005年10月8日13時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051008i405.htm
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