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インドネシアのスカルノ初代大統領の失脚と、40万人ともいわれる大量虐殺の発端となった1965年の9・30事件は、30日で発生から40年。民主化が進む中、元政治犯らは真相解明と名誉回復を求める動きを活発化させている。
事件は65年9月30日夜から翌日未明にかけて発生、国軍指導部の将校6人が反乱部隊に殺害された。後に長期政権を築くスハルト少将が反乱部隊を制圧し「共産党のクーデター」として共産党弾圧を開始、翌年にかけて壊滅に追い込んだ。党員以外も多数巻き込まれ、数10万人が殺され100万人以上が投獄された。
政治犯は70年代後半から釈放が進んだが、市民権は奪われ社会から疎外された。98年のスハルト政権崩壊後に「1965年事件被害者調査会」を結成し、虐殺現場の調査や名誉回復運動を進めている。
同会の組織部長ジョハン・パカシさん(69)は、事件は「スハルトのクーデター」だったとする著書を今年4月に発表。「反逆者とぬれぎぬを着せられ12年間獄中にいた。元政治犯の子供や孫は今も公務員への道を閉ざされるなど差別が続く。まず真実の解明が必要だ」と訴える。
女性部長レスタリさん(74)は11年間投獄され、夫は獄死。「釈放後も子供の1人は縁を切ったまま。家族が引き裂かれたことがつらい」と話す。
国会は昨年9月、元政治犯の名誉回復に向け「真実和解委員会」設置法を可決したが、人選作業が続き、まだ委員会は発足していない。
若手の人気映画監督が今年7月、事件当時の若者を描く映画を公開するなど、長年の社会のタブーに挑戦する動きも出ている。(共同)
(09/29 17:53)
http://www.sankei.co.jp/news/050929/kok086.htm
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