| ★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ41 > 310.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20050922/120050922032.html
倉本聰氏、舞台「地球、光りなさい！」で現代人へ警鐘（サンケイスポーツ）
2005年 9月22日 (木) 04:17
脚本家、倉本聰氏（７０）が作・演出を手掛ける私塾「富良野塾」の舞台「地球、光りなさい！」が、１０月２８日から全国２４都市で上演される。題名通り地球環境への危機感を訴えるテーマはもちろんだが、理性に偏重し感性を見失いつつある現代人への警鐘を込めた作品だ。倉本氏がこのほどサンケイスポーツのインタビューに応じ、現代人の“貧しさ”を率直に語った。
理性が極端に発達した代わりに感情をなくした宇宙人と地球人の交流をユーモアたっぷりに描いた物語。その宇宙人の姿に現代の日本人が重なる。日本人の中でも特に都市部で暮らす働き盛りの世代だ、と憂いを含んだ表情で指摘する。
「東京人は宇宙人に近づきつつありますよね。子供の頃、本の挿絵で宇宙人を見ましたが、頭脳ばかりが凄く大きかった。筋肉使わないで頭脳だけ使っていると、こうなるんじゃ…という気がしました。今の日本人がそう。左の脳を使い金儲けのことばかり。右の感性脳が退化していく気がしますね」
同塾での同演目は、３回目。「過去２回の反応はよかった」と手ごたえを感じたが、今回、都市部での公演に一抹の不安がある。
「東京の観客は最悪です。反応がない。泣いたり、笑ったりしてくれない。高級レストランにいきなり連れていかれ、どのフォークを取るべきか迷っているみたい。美味しければ手づかみで食えばいい。涙を流さない人が多くなっている気がしますね」
無感情の方向へ向かっているという深刻な危機感を年中感じている。例えば最近なら「ライブドアの堀江貴文社長は、ニッポン放送の次に政治。どう辻褄が合うのか。要するに金儲け。何をしたいから金が欲しいっていう目的がない」とピシャリ。
一方、自身については「前日までピンピンしていてポックリ死にたい。ピンピンしている間に出来る限りのことをやり、ポックリ逝けば一番幸せでしょ」といたずらっぽい笑顔を見せた。
そして今は「感情が薄らぎ、感情表現が乏しくなった日本人の感性を、喚起するところまで持っていけたら」という想いを持ちながら、今回の舞台にかけている。（全４０回公演予定）
〔写真：ある講演で「マイルドラーク４６万本と２５００本のジャックダニエルで『北の国から』を書いた」と告白した倉本聰氏。目的あっての人生が持論〕
▲このページのＴＯＰへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ41掲示板
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。