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(回答先: 「貧困救いません」のリンクでホワイトバンド中傷記事を掲載したZAKZAK(産経系列) 投稿者 匿名取締役 日時 2005 年 9 月 22 日 23:32:26)
「ホワイトバンド運動」が、全面的に趣旨通りの目的で行われているものか、巧妙に薄く広くお金を吸い上げて関与者の生活資金や政治的活動資金にする目的で行われているかは問わない。
後者であっても、活動を続けるためには生きていかなかればならないしそれなりの啓発活動もしているわけだから詐欺には当たらないし、購入し身に付けている人たちの“自己満足”も阻害されない性格の「運動」だと考えるからである。
(収益の一部を危機的貧困家庭に届けますと謳っていれば詐欺に当たる)
匿名取締役さんのように貧困撲滅運動があることに意義を感じる人にとってもたいした問題ではないのだろう。
宗教組織に献金して精神的充足を得られることと同じようなものだと思えばわかりやすいかもしれない。
「ホワイトバンド運動」に関するZAKZAK記事の主眼は、ホワイトバンドの購入が危機的貧困状態にある人たちへの寄付になると理解している人が多い状況を受けて、そうではなく、関与者の賃金や利益そしてNGOの活動資金になっているという事実を指摘することにあると読み取れる。
記事の結びが「200万個の売り上げから単純計算しても、すでに2億円の“収益”となっているホワイトバンド。寄付行為ではない使われ方にも、今後は注目していく必要がありそうだ。」というものだから穏当なものと言える。
>記事を読むと「貧困救いません」のリンクが大嘘であることがわかる。フェアトレー
>ドというシステムを通じて途上国に金を流すとともに各NGOにも寄付を行うシステム
>なわけだ。
>もちろん直接途上国の貧困家庭に金が届く仕組みではないが、フェアトレードとNGO
>への寄付であるから、「貧困救いません」とはならない。とんでもない中傷である。
「貧困救いません」という表現が「3秒に1人、子どもが貧困から死ぬ」という危機的貧困状況を直接救うわけではないということを意味しているのならウソではないし、そのように解釈することが可能な記事内容になっている。
(匿名取締役さんのほうがフジ−産経グループを嘘つき呼ばわりして中傷していると言える)
記事中の「フェアトレードの観点から中国や南アフリカなどにも、安価で発注していないため原価も高い。また、善意だけでなくビジネスとしてしっかりやってもらうため、流通コストもそれなりにかけている」という説明をそのまま受け容れた解釈だと思うが、中国や南アフリカのどのような企業に発注しているのか、ホワイトバンドそのものの原価構成はどうなっているかなどを知らないまま、“フェアトレード”という言葉に乗せられて納得しているとしたら、詐欺にもすぐに引っかかってしまう“お人好し”と言えるだろう。
「ホワイトバンド運動」を通じて、ホワイトバンドの製造拠点らしい中国や南アフリカに日本などからお金が流れることは確かであるが、主としてどのような層に流れているのかも定かではない。
中国や南アフリカの受注企業が現地水準として低賃金で人を雇ってホワイトバンドを製造し利益率が50%であっても、「安価で発注していないため原価も高い」という話は成り立つ。
また、説明を読んだりサイトを見ればわかるように、「ホワイトバンド運動」に関与している広告代理店や流通業者にけっこう高い割合でお金が流れていることも確かである。
いずれにしても、日本より貧困の国にお金が流れることはあっても、危機的貧困状態にある人に一時しのぎでしかないとしてもお金が届くことはない「運動」である。
>貧困解消の運動に取り組むNGOは多くの場合、反政府的立場、反グローバリゼーショ
>ン的立場である。
親政府的であろうがグローバリストであろうがかまわないのだが、ホワイドバンドの公式サイトをざっと読んでも、そこが反政府的立場、反グローバリゼーション的立場だという判断はできなかった。
自国政府や国連を動かして目的を実現しようとする“穏健”な組織だと思われる。
「3秒に1人、子どもが貧困から死んでいます」ということだから、「ホワイトバンド運動」が人々への啓発を通じて各国政府や国連の政策が変わるまでに5年を要するとしたら、その間にも5千万人以上の子どもが死んでいくことになる。
それを理由として「ホワイトバンド運動」を非難しない。
「ホワイトバンド運動」の成果で将来政策の変更が実現し貧困を原因とする子どもの使者がゼロになるのなら、直接の貧困救済ではなく政策変更の実現のためにお金を使うことも“合理的”だと言えるからである。
直接の救済活動を行っても5千万人のうち5百万人しか救えない状況が20年も続けば、1億人の子どもが貧困で死んでいくことになる。
念のため、該当NGOが詐欺的集団であると主張しているわけでも、NGO一般が商売の手法を援用して活動資金を得ることを悪いと非難しているわけではないことを断っておく。
匿名取締役さんが管理板に投稿した「投稿者佐藤巧氏をここに徹底糾弾する」( http://www.asyura2.com/0505/kanri9/msg/406.html )も、匿名取締役さんの思い込み過多が噴出したとんでもない投稿だと思っている。
政治版で批判すれば済むことを管理板に持ち込み、排除を求めるような書き込みをしたことを問題視している。
(説明が必要なら説明をするが、少しだけでも踏みとどまって思考すれば、佐藤巧さんの元の投稿に対して「今後も佐藤巧氏がけちつけ・クレーム投稿に終始するなら同様の処分が下されてしかるべきである。」とまで主張することが勇み足であることは理解できるはずである。念のため、前半部分は佐藤巧さんの意見を受けての匿名取締役さんの意見だから問題にはしていない)
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