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< 良心の人よ、「良心党」を名乗ろう >
> あるとき部落の住民は、
> 「良心とは自分の中に住んでいる他人ではあんめえか」
> といってきだみのるを驚嘆させる。
> 出典:「きだみのる、− 放浪のエピキュリアン − 、p155」、新藤謙著、リブロポート刊
あの世で「心と化した人々」を幸せにするのが宗教であるなら、この世で「心ある人々」に幸せをもたらす世を造り出すのが政治であろう。
あの世での「心」はと問われても、あの世を知らぬ身には答えようがない(精神的生命と答えたいのだが、それでよいものかどうかわからないから)。
この世での「心」はと問われれば、「良心」の一言をもって答える。政治は「個々の人々が持つ良心によってもたらされた幸せ」が、その境遇によって壊されることがないよう、積極的に保障することを主要な責務とする、と考える。
それでは政治とは、それを為す特定の者に任されているものかといえば、そうではない。社会の成員すべてが係わるものである。この係わりがあるゆえに、なん人の人権も保障されるのである。
この社会においては、なん人も政治に(意識するかしないかの違いはあるが)係わるのである。であるから、個々人それぞれが政治理念を持つことは当然である。その理念を「良心」とする党派を「良心党」と呼び、それに加わるべしというのが、この呼びかけである。
人が人として生きる時、「良心」を貫き通せれば、人生悔いる所がなかろう。先ずは己の「良心」を確かめよう。そして、「良心党」を名乗ろう(なお、現段階での「良心党」は党派を目指すものであるが、政治党派ではない)。「良心党」の名乗りは、自分が「良心」を信念とする人間であることを社会に宣言することである。
その上で、多くの人々に「良心党」への参加を呼びかけよう。幾百万、幾千万の人々が「良心党」と名乗り出た時、そこに「政治党派」としての「良心党」の形が現われる。その為に、先ずは「良心党」を名乗り、「良心」の宣教使になろう。
「良心党」がこの国の、この世界の政治の担い手となる日はそう遠くない。なぜなら、人類は「良心」を信念とする以外に、この有限の地球で久遠の時をすごすことなど出来ないからである。今や有限地球は、限りなき欲望の餌食にされている。この状況から逃れさせるものは「良心」だけなのだ。
さあ、有限の地球で人類の久遠を願う人々よ、物欲に心奪われることなき「良心」を持つ人々よ、「良心党」を名乗ろう。「良心党」を名乗る上での責任は「良心」を持つ自身によって果たせるのだ。さあ胸を張って「良心党」を名乗ろう。
http://homepage1.nifty.com/kikugawa_koubo/ryoshin.htm
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